ポケミス読者よ信ずるなかれ (ハヤカワ・ミステリ)

  • 早川書房 (2024年4月5日発売)
2.52
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784150020026

作品紹介・あらすじ

嵐により陸の孤島となった会員制クラブ。そこに居合わせた私立探偵。密室殺人。古今東西のミステリからの引用……。すべては本格ミステリの舞台として完璧かと思われた。しかし――。読者を待ち受けるものは困惑か狂喜か。これはミステリなのか、それとも……

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

独特な舞台設定と本格ミステリの要素が融合した作品は、読者に強い印象を残します。嵐によって孤立した会員制クラブでの密室殺人という設定は、一見すると王道のミステリを思わせますが、実際にはその期待を裏切るよ...

感想・レビュー・書評

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  • 今年イチ推しの奇書、偏執狂ともいえるミステリー愛。覚悟をもって挑め! #ポケミス読者よ信ずるなかれ

    ■あらすじ
    田舎のウエストハートの地、狩猟クラブの集いに私立探偵が招待される。会員クラブの運営について不正がされている可能性があるようで、調査を依頼されるのだ。会員メンバーとのやりとりを進めていくうち、湖で死体が発見されてしまう。そしてさらなる事件が発生してしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    世界は広いなー、世の中にこんなミステリーを書く変態がいるのか。

    私もそこそこミステリーを読んできてますが、自分なんかまだまだ凡人。完全に上級者向けの作品で、はっきり言うと覚悟して読んでください。ただこんな奇抜な本はなかなかないので、読書の経験値をあげるという意味では是非おすすめしたい作品。

    できればあまり本書の構成要素は言いたくないのですが、びっくりしないように奇書っぷりだけは認知しておくのがよいかと。まずタイトルが面白いですよね。煽り散らしてるし、早川書房さんの勇気を褒めたい。ただ文庫化する時は改題するの?どうするんでしょうか。

    本書で一番に伝わってくるのが作者のミステリー愛。というか愛しすぎて、もはや偏執狂ですね。物語の本筋以外に、様々な古典ミステリーやウンチクやコラムめいたものが挟まれる。その他、人物表、地図、アンケート、尋問などなど、ミステリーにありがちな要素が無責任に放り込まれます。

    そして間違いなく作者本人が楽しむことを最優先に書かれています。エンタメに仕上げるなんて二の次で、読者のことなんか置き去りにする気が満々。いやー、自分でも褒めているのか、けなしてるのか良くわからなくなってきた。

    ただ後半からストーリー展開が無秩序で愛せるんですよ。イミフなりにも徐々に作者がやりたいことが分かってくるんです(たぶん)。

    なんだかんだ言って、最終的には納得感がある収束をするんでしょ~と思われたあなた!まぁ読んでみて下さい。ただ私はこの本を読んでよかったと思うし、最後には作者からのメッセージは伝わってきた…ような気がします。

    ■ぜっさん推しポイント
    この頃は時事ニュースをネットでみることが多いのですが、芸能人のゴシップ記事が目に入ることがある。才能ある俳優や芸人、人を惹きつけて止まない歌声の歌手たちのプライベート。誰それが恋愛関係にあるとか、不倫疑惑とか、離婚したとか、今や様々な情報が溢れていたりします。どうでもいいじゃねーかと思いつつも、つい読んでしまうんですよね。しかも家族や友人とそのゴシップ記事の内容で盛り上がってしまうこともあったりします。

    何の話やねん…と思うかもしれませんが、本書を読み終わって感じたことはコレです。

    世の中には様々なコンテンツがあって、その内容も、それを作る人も、見る人も、良い悪いの判断や評価も、その後与える影響も、すべて丸ごとコンテンツの一部であるということ。人それぞれが好きに楽しむことが、もはや正義なんだと思いました。

    • 土瓶さん
      お。
      〇まわりめろんさんがダメや~って言ってたやつだ。

      >ミステリーを書く変態
      (*´艸`)ププッ
      お。
      〇まわりめろんさんがダメや~って言ってたやつだ。

      >ミステリーを書く変態
      (*´艸`)ププッ
      2024/06/09
    • autumn522akiさん
      土瓶さん、こんちわですー

      好き嫌いはさておき、ミステリーへの拘りと情熱がエグイんすよ。
      まさに変態でした。
      土瓶さん、こんちわですー

      好き嫌いはさておき、ミステリーへの拘りと情熱がエグイんすよ。
      まさに変態でした。
      2024/06/09
  • いやぁ…これは…ダメだわ

    限りなく★1に近い★2です
    (追記:と思ったけどやはり他の作品との比較から言っても著しく「無し!」と感じたのであらためて★1にしました)

    ちょっと腹立たしいです
    ミステリマニアだったらこれ受け入れないのおかしくない?って書き方が癪に障る
    だってあなたクリスティー好きなんでしょ?今でもチェスタートンが愛読書なんでしょ?ハメットに心躍らせてるんでしょ?ジョン・ディクスン・カーの謎に立ち向かい、エラリー・クイーンの挑戦を受けて立ち、コナン・ドイルは今でもあなたの神なんでしょ?

    だったらこれを受け入れないさい

    ルール?ルールは破るためにあるんでしょ?クリスティーが今も生きていたら?

    「ミステリマニアであること」を人質に取られたようなミステリーでした

    そして私はそれをとても卑怯なやり方だと思いました

    • ひまわりめろんさん
      パロディっぽい感じならまだしも、本格推理テイストでメタやで?

      もう絶対ダメなやつうも(回文テイスト)
      パロディっぽい感じならまだしも、本格推理テイストでメタやで?

      もう絶対ダメなやつうも(回文テイスト)
      2024/05/20
    • yoshi1004さん
      こちらを早くに読んどけば良かった。無駄な時間潰してしまったです。
      こちらを早くに読んどけば良かった。無駄な時間潰してしまったです。
      2024/05/28
    • ひまわりめろんさん
      これはほんとにねポケミスの歴史を穢す一冊になりかねないですよね
      まぁ、新しいこともしないとってのはわからなくもないんですが、にしてもこれはな...
      これはほんとにねポケミスの歴史を穢す一冊になりかねないですよね
      まぁ、新しいこともしないとってのはわからなくもないんですが、にしてもこれはないわ〜
      2024/05/28
  • 途中、いや、最初から胡散臭かった。少しでも読み続けたいと期待しながら皆さまの感想見たけど、私の読解力が悪過ぎるのではなかった、と胸を撫で下ろした。しかも邦題のエグさ。確かにポケミス2千作は偉業とは思うが、こんな試験的な作品がたくさん世に出て来たら嫌だな。

  • アメリカのさる広い土地。ウエストハートと呼ばれるそこには会員制狩猟クラブがあり、クラブハウスの周りに会員のコテージが建っている。会員になるにはコテージを建てる必要があり創立メンバーは2,3代前に金があった先祖。そこで何家族かは、親世代、子世代が幼少期を一緒に育っている。そこに探偵マカニスが普通でないことを探ってくれ、との依頼を受けやってくる。裕福な人々の理想郷のようにもみえるところだが実は・・ 不倫と金策と体面とがゆらぐところで・・

    刺殺体と自殺体があがり、誰もが動機を持っている? と、文体が「あなたは〇〇に遭遇する」とか一風変わったものながら最後の方まですいすい読み進む。  最後、えーっ?? それはないんじゃない?

    原題が「WEST HEART KILL」で内容のとおりの「ウエストハートの殺人」なのだが、日本題は「ポケミス読者よ信ずるなかれ」 う~ん、一本とられましたな。でもこれじゃあ欲求不満が残るだけですね。探偵マカニスはけっこうかっこいいし、会員同士の関係はよくある話かもしれないが、飽きずに読めただけに、きちんと落とし前を書いて欲しかった。

    ただ、いろいろミステリー作品が出て来て、ボルヘスの「八岐の園」、ドロシー・セイヤーズの「ナイン・テイラーズ」、P・ハイスミスの「風に吹かれて」を読んでみようかと興味が湧いた。

    2023発表
    2024.4.15発行 図書館

  • タイトルに惹かれて読みましたがかなり評価が難しい作品ですね〜!

    人を選ぶし、普通のミステリーを期待したら痛いしっぺ返しを喰らう!?

    ただ随所に作者のミステリー愛は感じましたが、読みてのレベルが高くないと挑みにくい作品なので心してかかって下さい!

  • ミステリー愛が強い。強すぎて自分には受け止めきれない。
    本編から回想へと唐突に移行し、前振りもなく蘊蓄を語りだす。読みにくい。
    すごい小説なんだと思う。
    映画で言うと『死霊の盆踊り』みたいなすごさ。
    映画は倍速で観ることができる。本はそういうわけにいかないので、くらくらしながら読了。
    なのに、なにこれ………。

  • なんとも難しい小説でした。
    嫌いじゃないし、自分の理解度が低いんだろうな、との思いが強いので、もう少し経験値積んでから再読したいなと思います。

    それにしても早川書房、こんな読む人を選ぶ小説を出版してくれるのは本当に素晴らしいと思います。人食ったタイトルなのも選別の一種なのでしょう。いつかまた読み返します。覚えてろよ!(負け犬の遠吠え)

  • 人里離れた狩猟クラブで起こる殺人事件。犯人は?
    密室殺人、名探偵…ミステリーの王道要素に加えて、探偵からの解説が度々挟まれ読むのに時間がかかった。その分、楽しめなかった。結末もなぁ~。

  • 思いっきりネタバレの感想です。




    ある会員制クラブの会員たちが集まった湖畔の別荘地で殺人が起きる。ある目的でこの地を訪れていた私立探偵が捜査に乗り出し、それぞれ秘密を隠した面々に話を聞きながら推理する。とても魅力的な展開なのだが、頻繁に作者が読者に語りかけてきたりミステリの歴史を語ったりして話に乗れない。
    さらに探偵が殺されてから以降は読者が探偵役となり、結論、犯人は作者というオチ。面白い趣向ではあるし、こんな感じなんだろうとわかってはいたけれど、こういう趣向を楽しめるほどの技量は私にはなかった。

  • うーん。
    メタ・ミステリも嫌いじゃないけど
    これは残念ながら肌に合わなかったな。

  • メタミス
    読みやすくて面白い
    本邦翻訳一作目 次回作も読みたい

  • メタフィクション。正直期待外れだが、自分の理解度がかなり低くて作品の肝である人間関係がいまいちわかっていない。再読して人間関係をメモして整理すべきだと思う。しかしそこまでする価値があるかは疑問だ。間にあるミステリのコラムが本体でストーリーはクソ長い例え話なのでは?
    メタフィクションとしては振り切ってないし本編のミステリーは人間の魅力に欠けるし中途半端な作品。

  • 凝り過ぎ!うんちく部分は申し訳ないけど途中からとばしちゃいました。ラストで設定変わるし、かなり忍耐力必要。そして、ミステリーがこんな終わり方でいいの?実験的だとは思うけれど、モヤモヤ、、。東野的雰囲気で面白くないわけじゃないので、本筋だけで突き抜ければ良かったのでは。

  • 読者に投げるのは無責任。

  • 酷いな

  • 第112回ビブリオバトルinいこま「ミステリー」で紹介された本です。
    2024.6.23

  • なかなかちょっと難しすぎて、ラスト理解できなかったー。
    スッキリとはしない。
    でも、いろんな趣向が凝らされてて、おもしろくはあった。
    私がもっと頭がよければ、きちんと理解して、スッキリと、おもしろく読み終われたんだと思う。

  • 何を読まされたんだ私は。

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