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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784150100025
みんなの感想まとめ
ヒロイックファンタジーの魅力を再確認できる冒険譚が展開されており、主人公のコナンはスーパーヒーローとして描かれ、義侠心を持ちながらも悩むことなく突き進む姿が印象的です。ストーリーは展開が早く、読者を引...
感想・レビュー・書評
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【英雄コナンシリーズ!王位を失ったコナンに待ち受ける試練!】
(2021年11月26日読了)
長い時間をかけてハヤカワSF文庫の英雄コナンシリーズ第一弾『征服王コナン』(原題:CONAN THE CONQUEROR)を読了しました。50年近く前に一度読んでいますが、改めて読んでみてとても新鮮な読後感を覚えました。お話はとにかくワクワクする冒険譚です。ヒロイックファンタジー系RPGに慣れてしまったみなさんも読んでみるとこの面白さが元ネタなんだ、原点なんだ、と思えて嬉しくなるのではないでしょうかね。
「時は今を去ること一万二千年、幻想に包まれた群雄割拠の超古代。魔法と剣によるこ骨肉相食む戦乱に明け暮れるなか、烈風吹きすさぶ北の原野から昇った巨星コナンは、妖術の力で世界制覇をたくらむ魔道士ザルトータンの黒魔術に破れて帝位を追われた。王国再興の志に燃え、永遠の生命の宝玉“アーリマンの心臓”を求め、長い放浪の旅に立った彼の行手には、数々の苦難が待ち構えていた!英雄コナン・シリーズ待望の開幕!」(扉の内容紹介)
この作品では、コナンは既に大国アキロニアの王となっています。アキロニアの簒奪を狙う周辺国の支配者たちは古代の王国アケロンの大魔術師ザルトータンを不思議な宝玉の力で甦らせます。ザルトータンの邪悪な魔術によって王座を追われたコナンは、王位奪還のために大いなる冒険の旅に出ることになります。コナンの旅は都の地下牢から荒野へ、はたまた大海原へと目まぐるしく展開していきます。
旅の途中にコナンの前に現れるのは、妖艶な美女や奇々怪々な怪物、魔導士たちなど今やRPGの世界では食傷気味のキャラクターたち。ほんの少ししか登場場面がなくて、もっともっと活躍してほしかったと思えるような魅力的なキャラクターも多く出てきます。
但し、キャラクターの名前はとても覚えきれません。まず、悪の大魔術師ザルトータンを復活させたのはミトラ教の破戒僧オラステス、ネメーディア国王の弟タラスクス、元アキロニア王家のヴァレリウス、ネメーディアの属領主アマルリックです。この四人は最初から死亡フラグが立ってますね。タラスクスは最初からザルトータンを信用していないので、魔力の源泉である宝玉「アーリマンの心臓」を盗み出します(ザルトータンは間抜けなことに盗まれたことを最後の最後まで気づきません)。この宝玉の追跡はコナンが冒険の旅を続ける大きな理由となります。
このお話には当然魅力的な女性が登場します。まずは、地下牢に捕えられたコナンを救出するのはネメーディア国のハーレムの女ゼノビアです。彼女のことは最後まで忘れないでおきましょう。ちなみにコナンが地下牢で戦うのは巨大な人喰い猿です。もう一人の魅力的な女性はアキロニアの都タランティアのアルビオナ伯爵夫人です。ヴァレリウスの魔手に落ち首をはねられるところをコナンが救います。
魔術師関係ではオラステスのミトラ教は邪悪ですが、対抗するアシュラ教団はコナンに協力する心強い味方となります。アシュラ教徒のハドラタスはラストに重要な役割を担います。
それから、コナンは昔海賊王(笑)もやっていたので海でも相当強いです。船の上のコナンは生き生きとしています。このあたりでもう満腹です。エピソードも人物の相関関係も頭に入ってきません。
『征服王コナン』はハワードが書いた英雄コナンシリーズの中では唯一の長編小説ですが、まるで連作短編集のように数々のエピソードが散りばめられているのがわかります。ハヤカワSF文庫のコナンはノーム・プレス社版の全8巻シリーズを底本としていますが、第1巻として出版された『征服王コナン』は元々は『龍の刻』(The Hour of the Dragon)というタイトルでパルプ雑誌「ウィアード・テールズ」に1935年から36年に5ヶ月に渡って連載されたものであり、毎号毎号山場となるべきシーンが入っているということなのでしょう。後に東京創元社から発行された新訂版コナン全集はコナンの冒険を時系列順に並べていますが、『龍の刻』は最終巻となっています。
ハヤカワSF文庫の英雄コナンシリーズはカバー・口絵・挿絵とも武部本一郎画伯が描いています。とても魅力的なイラストを楽しめます。武部画伯の絵が好きでコナンを読んだという人もいるのではないでしょうか(私もそうかも)。
ハヤカワSF文庫の最初期にこの作品が選ばれたことは今となってはとても喜ばしい出来事でした。訳者の団精二は若き日の荒俣宏さんのペンネームなのだそうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファンタジーの魔術が安易、それでもやはり古典。
表紙 4点武部 本一郎
展開 5点1950年著作
文章 5点
内容 570点
合計 584点 -
コナンと言えばコマシャクレタ探偵じゃない。未来少年は有りでも良いかな?でもコナンと言ったら英雄王でしょう!荒野を彷徨う一人の大男。飢えた狼の群れに追われて入り込んだ洞穴。そこには金銀の王冠を飾られた骸骨と一振りの大剣。コナンが剣に手を伸ばすと・・・。こんな感じだったでしょうか?栗本薫の何十年も前に西洋にはヒロイックファンタジーが息づいてたんですなぁ
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