デューン砂の惑星 1 改訂版 (ハヤカワ文庫 SF 76)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150100766

感想・レビュー・書評

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  • 「デューン 砂の惑星(1)(2)(3)(4)」(フランク・ハーバート : 矢野 徹 訳)を読んだ。
    50年以上前に書かれたSFなのだが、とにかく何度読んでも引き込まれしまう。次は「砂漠の救世主」で、さらに「砂丘の子供たち(1)(2)(3)」と、当分の間この世界に籠る予定である。

  • バイブル。<br>
    文庫本で4分冊になっているが、デューンシリーズの中では一番読みやすいのがこれだ(笑)<br>
    矢野徹の訳は賛否両論あるようだが、私は名訳だと思うし、物語の雰囲気にも合ってると思う。<br>
    これと「砂漠の救世主」「砂丘の子供たち」の三部作が本来のデューンの物語だと言えるし、通して読むとフランク・ハーバートがデューンで何を描こうとしたのかがよくわかるだろう。

  •  先にデビッド・リンチの映画を観たのだが、アレは原作を読んでいなくてもダイジェストっぽい香りがぷんぷんしていた。
    なんせ映画化された「砂の惑星」(仮に第一部としよう)ですら原作は4巻に分かれているのだ。

     各巻の内容を端的に表すとおおよそ「動乱・逃亡・修行・反撃」となるだろうか。
    高貴な血筋の人間が島流しにされる「貴種流離譚」と流刑先で力を蓄え仇敵を倒す「巌窟王型」の話が融合し、更には砂漠という過酷な環境からイスラム教の雰囲気をモロにまとった「神話」でもある。

     広大な銀河帝国を背景としながらも砂丘の惑星「デューン」から一歩も出ないのは、スターウォーズで言えばルークが最初から最後までタトゥーインを出ないのと同じ。
    更には1巻の時点だと宿敵ハルコンネンに攻められて逃亡するまでしか描かれておらず、話のスピードは至極スローペースである。
    以下は4巻まで通しての感想だが会話はなにやら儀式めいているし出てくる用語が一々巻末の用語集を参照しないと理解できないし、加えて作中ですら語られていない銀河帝国の背景などがあって読みながら作中で何が起こっているのかがよく分からない。
    作者は物語と言うよりは歴史を紡ぐような気分で書いていたんだろうなあ。
    端的に言えば非常に「読みにくい」。

    それでも主人公が銀河皇帝の後継者になる方法が「娘婿」というのは非常に分かりやすいと言うか「その手があったか!」と感心したものだ。

  • 今更ながら読んだことなかった。
    高校の時友達が貸してくれたんだが、巻末の「地元方言」辞典がウザくてそっこー読みやめたんだが、スタジオぬえのSF小辞典みたいなの読んでからずーっと悶々としてて、映画見て悶々して、読み直した。

    確かに古い。

    これがSFかと思いながら次へ。
    方言辞典は、読み飛ばしても取り敢えずなんとか大丈夫。

  • 映画見たので、原作に。
    映画で読み取れなかった細かい描写が面白い。
    世界観など一度映像で見てるから想像しやすいし。
    早く続き読みたいな。

  • 2022.02.10.読了

    ティミーの「DUNE 砂の惑星」を見てから
    読んでみたいと思っていた本。

    1966年にヒューゴー賞とネビュラ賞を受賞しているということは
    それ以前に書かれた小説ということに、
    本当にびっくり。

    私が生まれる前に書かれたSF小説なのに、
    古さを感じさせないのはすごい!

    本の最後に「帝国における用語集」もついていて、
    それを見ながら読む進めていったのだが、
    場所の設定も
    登場人物の設定も
    とても存在しないものとは思えない。

    続きが楽しみ!

  • 古書購入

  • 図書館で。生憎市内に一冊しかないこの本、なんと石ノ森章太郎が表紙絵・挿絵を描いていた。主人公母が昭和の教育ママみたいなミニワンピでアップした髪型で時代を感じました。それにしてもこの本、随分古い本なのに予約が結構入ってるなぁなんでだろうと思ったらゲーム?かゲーム曲だかのタイトルになったんですってね。勤勉だなぁ、ファンって。

    読み始めて訳が固いなぁとか文章がわかりにくいなぁなんて思ってたのですが段々引き込まれてしまいました。主人公一家の砂の惑星でのサバイバル始動!という所で一巻が終わってしまいアレレ?という感じ。2,3巻も借りなくては。

    純粋なSFというよりはSFよりファンタジーというような独特の世界観が面白い。面白いけど…先に歴史書のような形で裏切り者とか結果を書かれるとこれはいつ起こるんだ?とかドキドキしてしまう。というわけで続巻が楽しみ。

  • 2017.6.1(木)¥100(-2割引き)+税。
    2017.6.2(金)。

  • 若干読みにくい訳だと感じ難儀したが、読み進むに従い、文体の味わいが深まってくる。新訳でなく、続きもぜひともこちらの訳で読みたい。

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