- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150100940
感想・レビュー・書評
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ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作の古典的名作。
日本の文庫初版は、確か、石森章太郎が表紙とか描いてた気がする。
全然面白くないかといえばそうでもない。
が、それほどのものかなと言う素直な感想。
SFと言うより魔法系ファンタジーに近い。
宗教、イスラムっぽいイメージなのかもしれない。砂漠の民。
で、政治。つか、欧州的な勢力争い。
ほぼ、魔法。
やっぱり、もうちょっと理屈欲しいよなあ。やたら内相的だし。
いろんなアイデアにも既視感があって、それも、この書が元ネタであろうものも多いのだろうが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三部作のPart Iだとのこと。
いろいろ消化不良の部分は、あとでわかってくると信じる。 -
古書購入
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「デューン 砂の惑星(1)(2)(3)(4)」(フランク・ハーバート : 矢野 徹 訳)を読んだ。
50年以上前に書かれたSFなのだが、とにかく何度読んでも引き込まれしまう。次は「砂漠の救世主」で、さらに「砂丘の子供たち(1)(2)(3)」と、当分の間この世界に籠る予定である。 -
図書館で。
なんだか読み終わるまで大分時間がかかりました。
状況説明と登場人物の心象描写が挟まれるのでそれで大分時間を食ったのかも。後、章ごとの最初にある皇女様の一言が預言めいていてなんか…合わなかったです。
ああ、結局こうなるのねぇ、みたいな。
人間が外気に触れることによって失う水分をもう一度取りこむスーツ、という考え方は面白いなぁ。結局スパイスってなんだったんだろうとか教母とか随分スピリチュアルな感じなのに頼ってるなぁ…とか。あ、それがスパイスなのか。
こういうの、中高生ぐらいに読んだらハマっただろうなぁなんて思いながら読みました。
ちょっと違うけどマトリックスと似ているかも。 -
2017.6.1(木)¥100(-2割引き)+税。
2017.6.8(木)。 -
第一部完結、まだまだ続くのがいいような・・・
表紙 5点映画のカバー
展開 8点1965年著作
文章 7点
内容 880点
合計 900点 -
過酷な環境、異文化(異生物)との接触、ニュータイプにも通じる新(超)人類への覚醒、そして権謀術数が渦巻く国際(星間?)政治が緻密に絡み合って織りなす大作SFの完結編。
フレーメンのリーダーとして迎えられたポウルが満を持して宿敵ハルコンネン(+皇帝、サルダウカー軍)に立ち向かう。戦闘シーンは思いの外あっさりと描写され、最後は政治交渉と決闘で決着。少年からいつしか為政者へと成長したポウルの姿に感慨を覚えずにはいられない。 -
ついに巨大なサンド・ワームも乗りこなし、砂漠の民にも一人前の男として迎えられるポール。ここから宿敵ハルコンネン家への復讐が始まる。
厳しい環境で生き抜くために、環境よりも厳しい戒律をもち、平和のために「殺す」ということが普通の生活の基盤として存在する文化の恐ろしさ。理解しがたい背景を持つ民族とどうやって共存していくかを、ドライに描く物語とも読める。
TVのニュースでも流れているさまざまな紛争や武力闘争を思い浮かべてしまった。同時世界のあまりにDUNE的なシーン。
残暑きびしいおり、砂漠の熱と砂埃を感じてあえぎながら読むべき傑作。あち~