月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)

制作 : 矢野 徹 
  • 早川書房
3.62
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本棚登録 : 579
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150102074

感想・レビュー・書評

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  • 分厚い!飽きずに読めるかなーと思いつつ読み始めた本だけど、どんどん引きずり込まれた。さすがSF小説の金字塔。

    機械技師の主人公と月世界の行政を握るロボット、ヒロイン(美女)、教授(老人)の4人が、地球の流刑植民地である月を独立させる物語。独立戦争という冒険活劇的な面を持ちながら、ストーリーを一貫して貫く主人公と人工知能のロボットの友情など、多くの語るべき面を持ち合わせている、まぎれもない傑作だと思う。

    文才が拙すぎてうまく表せないけど、大好きです。マイク大好き。レトロフューチャーって夢があっていいよね!

  • ハイラインの革命もの、傑作だがはじめは読むのが・・
    表紙   7点野中 昇
    展開   7点1966年著作
    文章   7点
    内容 630点
    合計 651点

  • とても面白かったです。登場人物の思想がどれも考えさせられるものでしたね。世界観も作り込んであり、SF作品としても楽しめました。
    ただ残念なのが、訳が非常に読みづらかったことです…。もう少し意訳があっても良かったのでは。接続詞の間違いも多く、読み進めるのに苦労しました。訳されたのがずいぶん前のことですから、しょうがないのかもしれませんが。

  • 地球での教授の演説がとてもよかった。
    大事な事は、「タンスターフル(無料の昼飯はない!)」

  • 積ん読状態から気がつけば、もはや20年。ようやく読み始めました。
    「魔笛」とは全く関係なかった。
    学生時代はハインラインに夢中だったなあ。

  • [作品]
    1966年発表。
    原題「the moon is a harsh mistress」
    R・A・ハインライン 著

    ヒューゴ賞受賞

    早川書房
    矢野 徹 訳

    [内容・あらすじ]
    2076年。地球政府の圧政に苦しむ月植民地の人々は、地球に対して独立を宣言する。革命の主要メンバーで月の技術者マニーとその仲間達は、月における全てのコンピューターのボスであり意識をもつコンピューターでもある“マイク”を中心に月独立のための計画を進めていく。一切の武器を持たない月世界は、圧倒的不利な状況の中ではたして独立を勝ち得ることができるのか・・・。

    SF御三家の一人である、ハインラインの後期長編作品。

    [感想]
    革命、独立、戦争、外交、民族、結婚、民主主義、そして科学技術と人工頭脳、挙げていけばきり
    がないが本作はこれら様々な要素をSFという形でまとめた見事な作品だった。半世紀も昔の作品だが、現代社会を知るためそして未来を見通すためのの道具として今でも十分に役立つように思える。ハインラインのような古典作家がある世代では神聖視されているのを不思議に思っていたが、本作を読んで納得した。

    ラストの切なさ漂う終わらせ方もよかった、個人的な話だが少し泣いてしまった。きっと作者は世の中は白や黒ではっきり分けられるような単純モノではないといった考え方の持ち主なのだろう。

    ネットで様々な人の感想を読んでいると、ある人が本作を「懐かしい未来」と表現していた。未来を描きつつ、携帯端末やインターネットが登場しない本作に感じるノスタルジーな世界を表す言葉にぴったりだと思う。

  • 計算機…

  • 王道SFです。

    地球の人口過剰により、人類は月に移民(半分は流刑)を送り込み、人々はそこで生活をするようになる。 固い岩盤の下に掘られたドーム上の空間の中で、穀物を作ったり家畜を育てたり、氷を掘り当てる事も出来た。 しかし月世界はいまだに地球政府に搾取され続けていて、月の人々はその圧制に苦しめられていた。
    そして舞台は2076年の月面上。
    地球からの独立を掲げた革命を起こそうと大きなうねりが起こってゆき。 それに心ならずも巻き込まれて、先頭に立ったのは一人のコンピュータプログラマと、彼によってメンテナンスされている大型コンピュータ。 しかしこのコンピュータは自ら思考する能力を持ち、組織の仮想上のリーダーになってゆく。

    カリスマな人物が出てくるわけでもなく、ドラマティックな展開があるわけでもなく、 でも引き込まれて読みきってしまったのはやはり巨匠の筆力のなせる技なのでしょうか。
    それでも月世界の生活様式とか、交渉上の駆け引きとか細部に渡って作りこまれてます。
    なんて言うんでしょう。層が厚い?
    たとえば見せたいのは表面の一番表の布一枚だけとしても、その下に何十枚もの違う色の布とか、はたまた箱とかボールとか全く関係ないものまでたくさん隠し込まれているみたいな。
    なんだかよくわからない例えだな(笑)
    きっと、世界観というか設定が、本文中で書かれている以上にびっちりと作りこまれているんでしょう。
    そういうトコがしっかりしてないとこういう厚みみたいなものは出ないのだと実感させられた作品。

  • 1976年に初版(翻訳、文庫)がでた作品。古き良きSF。テーマも興味深く面白い作品である。しかし、ハインラインは自分の好みとはやや位相のずれた位置に存在するような、ムズムズする違和感を最後まで感じてしまった。もちろん、作品自体の素晴らしさを損なうものではなく、単なる個人の感想としてですが…

  • 2012年9月の課題本の1つです。
    ゲストに岡田斗司夫さんをお迎えして開催します。

    開催日    : 9月15日(土)15:00~
    ドレスコード : 銀色

    お申し込みは下記HPからお願い致します。
    http://www.nekomachi-club.com/

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