人形つかい (ハヤカワ文庫 SF 217)

制作 : 福島 正実 
  • 早川書房
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本棚登録 : 101
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150102173

感想・レビュー・書評

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  • 異星生物の侵略と戦う人類の物語、なんていうシンプルなSFではない。社会が根底から覆されるほどの脅威に晒された時、人間がどう振る舞い、どう変貌していくか、そういう現象を描いた「レポート」だ。
    『夏への扉』からは想像もつかなかったほど不気味で、でももっと興奮する。たまらなくゾクゾクする。

  •  人気者のハインラインは、のっけからぐいぐい引き込んでくれるしノリがよくて読みやすい、アメリカンな作家。とっても明るくて、とっても前向きです。恐怖シーンが入っていても最終的に総合的に希望に満ちて輝くので、ハインラインの本からはいつも金色の光がもれているような気がします。エンターテイメントパラダイス☆

     自分がネガティヴな感情にとらわれている時には、ハインラインの力強さがいささか恨めしくなってしまうこともあります。←蛇足でございます…。

    『人形つかい』のテーマは、ずばり、異星からの侵略。昔からあるSF小説のかたちですよね。最近の入り組んだ設定に慣れた世代から見ると、オーソドックスな展開がまた新鮮です。対決する侵略者は凄まじくおぞましく描かれています。でも、地球人は気色の悪いじめじめ野郎には絶対に屈しません。シンプルな不屈さが楽しい。

     主人公はキャラクターの立ちようが凄くて、男性のスーパーヒーロー願望を具現化したような全能感がある。引っ張っていってもらえるから読者としては嫌いじゃないタイプ。彼は周囲からの賛同を大いにとりつけて、現状打破に向けてまっしぐらにまぶしく活躍します。どんな状況にあってもすっくと立ち上がり戦うさまは、企業のサクセスストーリーを思わせます。
     一方的にやられることだけはないなと分かっているから、悲惨な状況でも不思議と安定した気持ちでページをめくっていました。

     ただし、ナメクジが駄目な人は読まないように。なぜなら、その異星生物はナメクジそっくりの形状をしていて、しかも人間に寄生するのです。そう、こともあろうが、人間がナメクジ生物に操られるのです! 地獄だな。
     ちゃんとやっつけるに決まっているんですが、生理的に嫌で嫌でしょうがない人には、ナメが悶絶する有様すら受けつけないのではないでしょうか。

     この小説のせいで、私にとってアメリカのアイオワ州は、すっかり「速攻でナメクジ(に酷似した生物)に占領されてしまった悲劇の地」というイメージに。

  • ハイラインの侵略もの 加藤さんの表紙とは思えない  
    表紙   6点加藤 直之
    展開   6点1967年著作
    文章   7点
    内容 650点
    合計 669点

  • how wonderful!! THE PUPPET MASTERS. "the dean of science fiction writers" you must be dial.

  • ものすごく読むのに時間がかかりました。
    ハインラインは何作か読んでおりますがやっぱり一番すきなのは夏の扉ですね。

    なんだか主人公の一人称があまり自分に合わなかった模様です。英語で読んだら少しは違うのかしら?でも英語だとそれはそれで難しいだろうなあ…
    話の筋は面白いです。ただ主人公が感情的すぎて付いていけないところが多々あり…

    主人公が猫好きなのはポイント高いです!はい。

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