バベル17 (ハヤカワ文庫 SF 248)

  • 早川書房
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150102487

感想・レビュー・書評

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  • 「ほんのまくら」フェアで入手した一冊。なかなか手をつけられなかったんですが、読み始めたらノンストップでした。すんげー面白いです。うんちくやしかけ的な部分もさることながら、キャラクター造形がとても好みで、再読も楽しみ。ディレイニー作品は他に「コロナ」しか読んだことが無いが、キャラクターがみなとても優しくて躍動的でチャーミング。読んでて幸せな気分になる空気をまとっているので好き。

    余談。この表紙だと自分はジャケ買いはしなかったと思うので、「まくら」で売って正解なタイトルだったと思う。出会い、あったよ…!

  • 面白かった!!けど理解できているかは別…
    少し時間を置いて読み返したい。

  • 本書は、1967年にネビュラ賞を受賞したサミュエル・R・ディレーニのSF(スペースオペラ)。

    インベーダーからの攻撃を受ける際に傍受される謎の通信<バベル-17>。この通信が言語であると解釈した詩人・リドラ・ウォンは、<バベル-17>を解明するため、軍のバックアップを受けて宇宙船や(個性豊かな)船員を揃え、次の攻撃予想地点へ旅立つが、インベーダーによる見えざる攻撃に翻弄される――――。謎の通信<バベル-17>の正体とはいったい?

    で、結論はと言うと、<バベル-17>とは、兵器開発者であるヴェル・ドルコ男爵が開発したスパイ用人造人間(どちらかというとデザイナーズチャイルドか)TW-55型と、それらを制御するために人体改造された男爵の息子・ナイルズ(=ブッチャー)を、インベーダーが兵器として逆利用するために開発した妨害・撹乱通信であった・・・多分。。。(仕組みとしては、思考回路にパラドックスを引き起こさせる命令を送り、更には"私"という概念をなくすことで、パラドックスに陥った際の自省機能を抑え込んで機能不全に至らしめるというもの・・・多分。。。)

    スペースオペラと言われているように、物語の解釈を楽しむというより、テキストから情景を思い浮かべて楽しむ作品と感じた。特に、リドラと供にする船員らは半獣であったり、霊体であったりと個性豊かな面々が揃っており、彼らが宇宙船を駆って冒険する姿を思い浮かべている時間が一番楽しかったように思う。(なんとなくイメージしたのは「スペースコブラ」の世界。)

  • 分かりにくい

  • 2018/12/27読了。
    言葉と概念の関係。
    フォートランとアルゴルとはまた懐かしい。

  • Ruby開発の原点になった本らしいです

  • SF小説は久しぶりです。
    とても面白かったです。
    いろいろな設定が、変わっていて面白いです。

  • スペースオペラ、的な感じがするのは最初だけで、後はそれほど。
    イマイチ、ついて行けなかった。

  • スペース・オペラにしては難解   
    表紙   6点中西 信行
    展開   7点1977年著作
    文章   5点
    内容 550点
    合計 568点

  • 「ダールグレン」のディレイニー。じつはまだちゃんと読んでなかったのでこれを機に。
    表面的にはスペース・オペラだけど中身はそうじゃない感じでけっこう好きです。
    フォートランとか時代を感じさせる言葉もでてくるけど、やっぱりディレイニーは頭がいい人なんだなと感じました。

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