- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150102623
感想・レビュー・書評
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爆笑問題の太田さんが昔ラジオか何かで絶賛してたのを聞いて、いつか読もう読もうとしてたがついに読めた。どんなふうに絶賛してたかは忘れてしまったけど確かに面白かった。でもそれほどか?って感じ。ラジオもっかい聞きたい。なんて言ってたのか気になる。
ラストがよかった。ロボットかわいい、萌える。少年のナイフで光を反射してやる目くらましかっけえ。
SF小説はほとんど読まないんだけど俺は、こういう時間がものすごーく過ぎたり、宇宙間を行き来したり、何度も歴史が繰り返したり、そういう話を最初に書いたのってなんていう作品なんだろう。ってのが気になった。
俺が最初にそういう話を読んだのはマンガでなんだけど、少年ジャンプの『封神演義』で、毎回思い出すこういうの読んでると。子供ながらに「なんちゅー話を考えつくんやー」と感動した。
あとジョジョもなんとなく連想した読んでて。6部と7部のボス戦SFチックだねジョジョ。
そういえば、本を読む前になんとなく目を通した背表紙のあらすじのネタバレがはんぱなかった。三分の二くらいは内容書かれてたような。だから中盤の結構ショッキングなシーンも全然安心して平常心で読めたんだよね。あ、これね〜そうそうこうなるんだよねえってなにしてくれてんだよ!こういうこと詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めた頃は、なんだか読みにくいなと思ってしまい、読み終わるのに時間がかかってしまいました。
途中からは爆発力がありました。
実体化は表紙の絵を想像して、形が出来上がっていくところを想像せずにはいられませんね。
宇宙と時間の関係。時空や距離の関係。
すべてを文字だけで想像させることこそが、小説の真髄ですね。
この作品はそれをイメージさせてくれるので、著者や訳者の力が素晴らしいのだと思います。
一回読んだけど、一度断念した作品だったので、今回読みきれてよかったです。 -
「あ~、くたびれた」というのが、第一の感想
こんなにぶっ飛んでるSFというか、ファンタジーというかはわたしには無理
と思いつつ、「次、どうなるか?」「ええっ!どうするの?」と
結局、夢中で読んでしまいました
やがて、おもしろうてかなし
訳者の解説に「おもしろくて、笑える」とありましたが
むしろ、人間の行く末が心配で心配でたまらなり、ちょっと深刻になってしまいました
ジェットコースター展開物語の口直しに「普通の文学」
それもへなへな「日本の私小説」を読んだらいいのかもしれません(笑)
日本の作家でも筒井康隆さんの小説を読んだときは
そのハチャメチャぶりに刺激を受けたのでしたが
現代においてコミックやマンガではきっとそうなのでしょう
わたしがその方面を知らないだけです -
序盤は独特の観念や言い回しに慣れず、読むのに根気が必要だった。舞台が火星に移ったあたりから面白くなり、水星以降の話でそれなりに感動。
西洋の宗教観や感性を養えばもっと感慨深く読めると思う。 -
外国の小説にありがちな、読み始めから物語に集中できるまで時間がかかりました。(ありがちだと思うのは自分だけかもしれないけれど)
内容は読み終わり、爆笑問題の太田さんの書評を読んで、確かに優しい小説だと思いました。(そもそも色んなところで太田さんが薦めていたから読んだ)
再読したときに、ようやく面白いと感じた。 -
某友人がとても好きだったので読んでみました。
最後の最後の主人公と妻の関係が好き。 -
高校生の頃読もうと試みたが挫折。
で、再挑戦。
前半面白かった。 -
正直、この時期にSFを読むのは辛どくて時間ばかりかかってしまったけど、ヴォネガットだからこその皮肉や人間関係の有様など、SFだけでない要素が読み続けられた理由だと思う。落ちついたらまた読みたい(R)
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