- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150103019
感想・レビュー・書評
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2019年6月12日読了。地球の植民地として発展する火星を訪れた作家のギブスンは、思いがけない出会いと火星の発展を目の当たりにしその考えを変えていく・・・。1951年初刊のクラーク氏の長編第2作、クラーク先生の著作はその「人間讃歌」というか、ロマンティックな感じが私のような古い人間にはたまらない…!ご都合主義に感じるような展開・設定が多いような気もするが、それでこの壮大な話が盛り上がるんだったら全然OKでしょう。自分もおっさんと言える年齢であり、作中のギブスンの気持ちに非常に共感できるところもあり、楽しく読んだ。ただタイトルはいまいちピンと来ないが…「暁計画」というのも違う気はするが。
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クラークの長編第二作 よみやすい!
表紙 6点中原 脩
展開 7点1952年著作
文章 7点
内容 625点
合計 645点 -
リアリティを感じさせる描写はさすがだが、あまりにもストーリーがない
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クラークの宇宙物は古びないと思っていたが、さすがにこの作品は時間の流れに耐えられなかった。
宇宙船内でたばこを吸ったり、ビールを飲んだり。果ては火星植物、火星人が出てくるとさすがに読む気をなくす。 -
2010/9/16購入
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読みやすいな、という印象を受けました。
ほとんどSF的な小難しい用語は出てこないので
はじめてSFを読む人でも安心して読めます。
このお話は
火星に向かう一人のルポライターが
火星でいろいろなことを体験するお話。
途中飛行機の墜落や、
異星人とあったり(!)など面白いです。
最後ももちろんハッピーエンド!
非常に読後感はよいです。 -
20世紀少年で「ともだち」の息がかかった漫才コンビが≪「広いところ行きたいから宇宙に行くのや!」「ほうほうそれで!」「そしたら宇宙服が窮屈でたまりません!」≫というような漫才をやる。そんな名作。
日進火歩でも人間はやっぱり人間らしい。話に入っていきやすい。 -
現実にはまだ火星に人類が到達していないいま
若干の甘いファンタジーのような要素を入れながら
うっとりと読むのもいいのではないでしょうか。
道中の描写も悪くないし。
なにしろ1950年代の作品よ。 -
クラークの作品は読後感が清涼。
火星に新たな転地を求めた人類の苦闘をさわやかに描く。