夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

制作 : 福島 正実 
  • 早川書房
3.99
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本棚登録 : 3295
レビュー : 525
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150103453

感想・レビュー・書評

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  • ブクログ仲間さんの一押し、ということもありいつか読もうと思っていた作品。読み慣れないSFに時差ぼけの頭で挑戦したこともあり、最初は混乱しました。

    優秀な発明家のダンは、婚約者のベルと共同経営者で親友のマイルズに嵌められ、全てを失う羽目に…失意の彼は愛猫ピートと飲んだくれ、ミューチュアル保険会社に30年間のコールドスリープを申し込みます。

    直前に気が変わり、敵2人の元に宣戦布告に向かうも、悪女ベルに返り討ちにされ、マイスター保険会社でのコールドスリープに…2000年、目覚めた彼を待っていたのは株券の不渡りにより一文無しの未来でした。

    しかしそこは発明家、逞しく職と収入を得たダンはかつて自分を慕ってくれたリッキー(マイルズの娘、当時11歳)の消息を辿るうち、タイムマシンの存在を知り…

    私が読んだのは新訳版でしたが、ピートのセリフが猫語なのにちゃんと意味を持っているのが楽しく、名作の評判に相応しくストーリーも爽快でした。

    今は2013年だけど、おそうじガールやばんのうフランクほどの製品はまだ発明されていないなぁ…ルンバが進化したら近いものになるかも?

  • 高校生の頃に初めて読んで以来、元気になりたい時は必ず読み返す本。

    家の外で雪が降っていても
    どこかの扉はきっと夏につながっていると信じている猫のピートと、
    未来をあきらめずに何度も時間を飛び超える主人公は、
    この先もずっと私のヒーローです。

    • まろんさん
      kwosaさん!

      おお、『ジョナサンと宇宙クジラ』、好きでした!
      収録されているよう。一緒にお祈りしましょう♪

      この春は、観たい映画も目...
      kwosaさん!

      おお、『ジョナサンと宇宙クジラ』、好きでした!
      収録されているよう。一緒にお祈りしましょう♪

      この春は、観たい映画も目白押しだし
      『たんぽぽ娘』は出るし、うれしいことだらけで舞い上がっています(*'-')フフ♪
      2013/03/31
    • denmameさん
      まろんさん、花丸ありがとうございます♪
      今、読みたい本を溜め込んでいまして、その中の一つが「夏への扉」でした。まろんさんも読んでいたことで...
      まろんさん、花丸ありがとうございます♪
      今、読みたい本を溜め込んでいまして、その中の一つが「夏への扉」でした。まろんさんも読んでいたことで嬉しくなりました。読むのが楽しみです(*^_^*)
      2013/07/06
    • まろんさん
      denmameさん☆

      こちらこそ、花丸とコメントありがとうございます!
      読みたい本を溜め込んでいる。。。本好きにとっては
      まさにうれしい悲...
      denmameさん☆

      こちらこそ、花丸とコメントありがとうございます!
      読みたい本を溜め込んでいる。。。本好きにとっては
      まさにうれしい悲鳴をあげたくなる状況ですね♪
      「夏への扉」、初めて読んでから〇十年経っても
      「よし!今からでも遅くない」と、新しい何かに向かうエネルギーがもらえる、大好きな本です。
      denmameさんもきっと好きになってくださると思うので
      お時間ができたら、ぜひダンやピートと一緒にワクワクドキドキ、ハラハラしてくださいね(*'-')フフ♪
      2013/07/10
  • 20年前に読んで、面白くて一気に読んだけど内容を全く覚えて居なかったのでこの機に読んでみたけど、やはり面白くて一気に読んでしまった!ピートが可愛カッコよすぎ。猫大好きには堪らないです。また内容を忘れた頃に読みたい。

    • keycafe0803さん
      いつ読んでも良いですよね♪
      いつ読んでも良いですよね♪
      2012/11/08
  • エスエフ!!!

    冷凍睡眠、タイムスリップ。

    1970年から2001年へ。
    2001年から1970年へ。
    そしてまた、2001年へ。
    「未来は、いずれにしろ過去に優る」と言い切った主人公に爽快感。
    いたずらに過去を懐かしがるスノッブどもは、12世紀あたりへぶっとばしてやるといい、とも。

    未来も良いかもしれません。

    そして、なんと言ってもキャラが立っている。
    登場人物、登場猫、悪者含めて魅力的でした。

    最後に。
    2001年を生きてみた後この本に出会った私が思ったのは、
    意外に科学の進歩は緩慢で、けれどもやはり予期せぬ部分で発展しているということだ。

  • 猫SFの傑作!もっと早く読めば良かったです。有名すぎると読みたくなくなる天邪鬼なので・・・なんとかしないとな~。細部はさすがに古くさいけど、面白さには影響ない。ハインラインからうけるイメージが刷新されました。冷凍睡眠とタイムトラベルの合わせ技で危機をのりきります。ピートとリッキーかわいいです。文化女中器のネーミングが泣かせる・・・逆に新鮮!

    • roseruruさん
      お勧めのSFなどに必ずあげられるし、有名なので何となく私も後回しにしていた作品です。でも、読んでみることにします。
      お勧めのSFなどに必ずあげられるし、有名なので何となく私も後回しにしていた作品です。でも、読んでみることにします。
      2012/08/23
  •  SF史に燦然と輝く、時間移動系ストーリーの金字塔的作品である。
     詩情に満ちた導入文から、感動のラストシーンまで、ほぼ一分の隙も感ぜられない、カタルシス溢れる極上のエンターテイメントだ。
     主人公が次々と不幸に見舞われ、理不尽な境遇へと追い詰められていく前半部と、そこから過去と未来を行きつ戻りつ物語が大逆転に向けて転がりはじめる後半部の落差は、見事な伏線回収と共に、美しい読後の余韻を残すだろう。
     おそらく、数あるハインライン作品の中にあっても、最も日本国内のSFファンから長年に渡って愛され、高い評価を得ているもののひとつである。
     とりわけ、ループSFの先鞭をつけた名著として、後発の作品に及ぼした影響の大きさは計り知れない。

  • 本書で初めてSFというジャンルに手を出しましたが、とてもおもしろかったです。質も量もいい意味で重みがありました。そのため読み終わるためにはじっくりと時間をかけて読み、内容をよく咀嚼する必要がありましたが、すべてを読み終えたときに、その時間がとても高価なものと代替されたような気分になりました。初めは散々な目に遭う主人公の状況に腑に落ちないといった気持ちになりましたが、そのあとの伏線回収や主人公を含めた登場人物それぞれの行く末も、胸の内がすかっとするような結末で、痛快な感覚を味わうことができました。読み終えてからしばらくは鳥肌が納まらないほど素敵な作品でした。初めて読んだSFがこれで本当によかった。

  • 文化女中器、万能フランク、冷凍睡眠、タイムマシン…。1979年発行のこの本が示す未来・2000年の発展ぶりが、2012年現在よりも進んでいる。バックツゥザフューチャーを思い出す、胸をすく展開。猫をよく知っている人にしか書けないであろう猫のピート。SFと縁遠いワタシにこの本を教えてくれた知人に感謝。

  • 人に本を進めるときに必ずすすめる本。
    今となっては、少し古い感じがする未来の話があったりするが、読後感が素晴らしい。

  • 内容としては使い古された題材なのかも知れない。展開もオチも分かり易いですが、それにガッカリすることはなく王道を行く楽しさがありました。

    なんといっても主人公の軽妙な語り口に、相棒の猫が楽しい。
    悲惨な目にあいながらも、技術者としての誇りを失わずに状況に対応していく主人公は、飄々としていて応援したくなります。

    最強で最高の猫、ピートは猫好きならたまらないキャラクター。
    どこまでも爽やかな小説でした。

    最後に主人公が語る場面がありますが、技術や科学の進歩を肯定して未来に進もうとする主人公の思いと行動にはとても共感しました。
    行き過ぎた科学技術等に警鐘を鳴らすのではなく、冷凍睡眠やタイムマシンなどの機械を使って自らの未来を切り開いてきたこれまでがあってこそのラストの語りです。

    例え多くの問題があるとしても、今よりより良い幸福を願って発展してきた科学技術を否定することはしまいと感じました。

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