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- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150103613
感想・レビュー・書評
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図書館で何度も借りて繰り返し読んだ本です。
深町真理子さんの翻訳も秀逸で、ミステリアスな
世界が知的に魅力的に展開します。
いま手に入らないのが惜しまれます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クラーク・アシュトン・スミスや、アンブローズ・ビアス、ジャック・ロンドンなどの名前に反応してしまう人は、ちょっと手に取りたくなる本かもしれない。ただ主役は彼らではなく、彼らが関わった(そのために死ぬことになった?)ある人物と、その呪いに巻き込まれてしまった男の話である。
呪いの仕掛けはなかなか壮大なのだが、現代で影響を受けるのがほぼ1人であるせいか、読み終わってみれば微妙に小粒な気もしないではない。それでも後半になって明かされていく真実や、クライマックスのシーンなど、脳裏で映像を思い浮かべながら読むととても楽しめた。 -
1900年代、カリフォルニアを中心に興ったオカルティズムや
その頃活躍した怪奇小説作家がきら星のごとくちりばめられた、
ロサンジェルス版帝都物語とでも言うべき作品。
ラブクラフトの名前があがるのは当然としても、アレイスター・
クロウリーまで登場するのには正直驚いた。当時のことをあれこれ
勉強してからもう一度読むとなお面白いかも知れない。
ロスという都市と様々登場する本こそが主役の、他に類を見ない
世界幻想文学大賞受賞作品。
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