人狼原理 (ハヤカワ文庫 SF 437)

  • 早川書房
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本棚登録 : 32
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150104375

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  • SF。
    『中継ステーション』から続けてシマック作品。
    共通するのは、主人公が感じる"孤独"。
    個人的に思う作品のテーマは"人間性"か。
    SF的な設定は、コードウェイナー・スミスっぽい気がした。
    地味な印象の作品ではあるが、主人公になったつもりで、感情移入して読むと、非常に興味深そう。
    ささやかなハッピーエンドはシマックらしさかも。

  • 狼が表紙の本にハズレなし。
    ウェアウルフというとモンスターのイメージが強かったが、ここに出てくる「人狼」はもう少し人間に近い辺境的な生物。野性≒人間でないものの象徴なのか。
    物語がほぼ主人公の主観で転がり、他の面白そうなキャラクターも背景になってしまっているので、他の角度からも見てみたい話ではあるけれど、この全方位によそよそしい感じが、読者を自身の世界から切り離してくれるようで、そういう意味でSFを堪能できた。

  • 終わり方は爽やかだが、狼がでてくる意味が解らない 
    表紙   5点岩崎 政志
    展開   5点1967年著作
    文章   5点
    内容 555点
    合計 570点

  • 初めて「SFを読む」と認識した上で読んだ作品。これ以前にもいくつかSFを読んでいたことに気付くのはずいぶん後のこと。

  • 人狼原理 (The Werewolf Principle)
    クリフォード・D・シマック
    という名で知られている(知られている?)作家さんがいます。

    活躍した年代は割と古くて、…というか、私が読んでいた作家さんはみんな大抵古くて(ぎゃふん)、最新気鋭という方は殆どいらっしゃらなかったのですが、私はこの方の作品好きでした。
    その中で一番最初に読んだのがこれ、人狼原理という作品。

    私はこれが大変好きで、余談ですが、日本のある漫画家さんがSFチックな作品を醸したとき非常に『盗作だ…!』気分になって非常に気分が悪かったのですが、もっと悪いのは、私がそれまでその漫画家さんの作品を好きだったことです。
    それ以来、その漫画さんの作品は購入していないというのは余談ですが、ひとつの体に同居する多種の生命体人格というのは、読んだ当時は結構衝撃的だったのです。

    今目の前にないので、うろ覚えなんですが、主人公は「一個の人間としての多重人格」ではなく、宇宙探査による多種の知的生命体を吸収(?)することによる多重人格というか、多重生命というか。

    もうネタばれという時代の作品でもないので、時効とは思いますが、読んだ当時は、自我のあり方という奴について結構疑問でした。
    変な意味ではないけれど、それはそれで、「異種」の生命体が同じ体を使って共存できるのか本当に?
    シマックの作品は、皆優しくて、楽観主義と言われてしまえばそれまでなのですが、暗い結末は少なかったように思います。

    ゆるぎない優しさというのが好きなところだった。


    何の話をしていたかわけが分かりませんが、小鬼の居留地とかあのへんには、如実にシマックの作風が現れていると思います。

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