剣の騎士―紅衣の公子コルム1 (ハヤカワ文庫 SF 470 紅衣の公子コルム 1)

制作 : 斉藤 伯好 
  • 早川書房 (1982年4月発売)
3.83
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150104702

剣の騎士―紅衣の公子コルム1 (ハヤカワ文庫 SF 470 紅衣の公子コルム 1)の感想・レビュー・書評

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  •  2003年10月15日再読

  • エルリック・サーガで有名なムアコック作品のひとつでムアコックの4英雄の一人がこの作品の主人公のコルムです。
    実は高校生のころの私がはじめて読んだムアコック作品がコレでした。
    蛮族に一族を皆殺しにされ自らもグランディスア・クレにリンチにかけられ左手と右目を奪われ殺されそうなところを助け出されア・クレに復讐を近い様々な冒険を繰り広げるわけですがコルムはさらに巨大な力「混沌」と弱まりつつある「法」の存在を知ります。
    ムアコック作品独特の退廃的な世界観はエルリックシリーズより薄いですが英雄の介添え人ジャリーア・コネル、ラリーナ公女など魅力的な登場人物も居て私はエルリックシリーズよりコルムシリーズのほうが好きだったりします。
    隻眼・隻腕というとベルセルクのガッツを思い浮かべる方が多いでしょうがこの作品は71年に描かれた作品ですしコルムもガッツのようなパワーファイターではなくむしろ貧弱に近い部類の人物なのです。
    彼は自分の知恵と冒険で失った目と手の変わりに手に入れた旧き神々の目と手によって異形の力を手にするわけですがその力はコルムに善い結果だけで無く悪い結果をもたらす場合もあり「力」というものに対して考え込ませるものもあります。
    私がはじめてコルムを読んだ87〜89年あたりは日本でも富士見書房を中心に和製ファンタジーモノがたくさん出てきましたがムアコック作品ほどの読み応えの有る作品は皆無だと思います。
    自らライトノベル、ライトファンタジーと称しているあたりすでに負けていると思いますが・・・(笑)

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