はだかの太陽 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (1984年5月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784150105587

感想・レビュー・書評

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  • 毎回のベイリの無意識のうちの推理が面白い

    無意識のうちに美女?に会いに行ったり

  • SF。ミステリ。シリーズ2作目。
    多数のロボットによって管理される惑星・ソラリアが舞台。
    ミステリ的にはシンプルで、主人公ベイリが情報収集し、推理を進める王道の展開。ハウダニットがポイントか。
    SF的には、行き過ぎた管理社会を描いたディストピアのような世界観が面白い。
    "文化の成立ち"という章もあったりして、人類が将来直面するかもしれない社会的問題について考えさせられる。
    個人的には、ミステリとしてよりもSFとしての完成度が高いと感じた。
    結末の、前向きで挑戦的なビジョンがとても印象的。

  • 鋼鉄都市もそうだったのだが、後半差し掛かってからのスピード感が爽快だった。犯行方法に気づいた瞬間も、暗闇、遠くまでつづく世界と対峙した直後というのがドラマチックでドキドキした。
    前回から更に宇宙へ胸襟を開き、未来に思いを馳せるベイリに、わくわくするというか、胸が熱くなるような心地だ。70年近く前の作品というのが恐ろしい。
    面白かった。

  • ダニールとあんなに友情が結ばれたと思ったのに、イライジャはまだロボットに疑念と嫌悪感を持っていたのだな。とはいえ、ロボットのあのもどかしい対応=逐語的解釈態度にイライラするイライジャに同感。いわゆる「論破野郎」は、かまととロボットみたいだからイライラするのかなぁ。ということはきっと私もロボットを嫌悪するのかもしれない。ソラリア人の面前タブーに対する生理的反応に、潔癖症と引きこもりの究極形を見た。イライジャが最後にしたミニムへの報告―ソラリアと地球は裏腹の関係―は、ずっしり爪痕と勇気を残してくれた。

  • 鋼鉄都市からの続編、イライジャ・ベイリとダニール・オリヴォーの捜査小説。
    この作品を読んでから、前作は推理よりも作中の地球の現状に重きが置かれていたのを感じた。それほどこの作品は世界観の説明をしつつもミステリサスペンスを損なわず書かれていて、読んでいてとても面白かった。
    あくまでもイライジャが主人公なのだが、ダニールの活躍をもう少し見たかった。でもイライジャの危機には駆けつける良きロボットだし、ラストの方では少し学習したのか人間らしさが出ていた。
    巻末に昭和33年に翻訳出版されたそうなので、鋼鉄都市読了後書いた感想の「今から40年前」よりも遥かに昔の作品なのを知り、新たに驚愕した。鋼鉄都市はもっと前という事になる。ヨシャパテ!

  • アイザックアシモフの名作。SFとミステリを融合しつつ、人類の夜明けを目指す主人公の姿勢に感動、、!
    惜しむらくはミステリとしてはもっと驚ける作品があるくらい、、、(SFとしては超一流)

  • 図書館

  • 鋼鉄都市は無理矢理にどんでん返しを詰め込んだと言う印象で、未来社会、ロボットとの捜査、宇宙人との相違などSF部分に比べるとミステリ部分はかなり弱いと感じた。

    一方このはだかの太陽ではミステリ的にも無理なく、それなりの意外性もある。SF部分もロボット技術が進み人口が統制された惑星を舞台にロボット三原則もからんで物語が進む。ミステリとSFのバランスが良く取れていておもしろい。

  • "てやんでえ!(ヨシヤバテ)男ってもんは、ときには楽譜そっちのけの演奏をしなけりゃならん場合があるのさ。"

  • 鋼鉄都市の続編だがアシモフロボット物の古典
    表紙   5点野中 昇
    展開   8点1957年著作
    文章   8点
    内容 740点
    合計 761点

  • 「鋼鉄都市」の続編。地球人の刑事とロボットのパートナーが、異星で発生した殺人事件の謎を解くSFミステリ。佳作。
    物語の最期に、閉塞した地球の状況を打破するためには宇宙開拓を再開することが必要と訴える主人公のセリフが熱い。

  • のちにファウンデーションシリーズにも登場する、すべてがロボットによって管理されている惑星ソラリアを舞台に地球人の刑事ベイリが事件を追う。


    ソラリアでは徹底した人口管理の元、各個人が自分の領地で多くのロボットを使役して優雅に暮らす。他人との接触は映像通信のみで、直接相手を見ることはひどく社会常識に反した、恥ずべきものとされている。言うなればコミュ障の楽園。


    貴族的無関心さでもって刑事ベイリをあしらうソラリア人社会学者のせりふ。


    ◯どうか、お許しを願いたいのだが、ミスタ・ベイリ、現実に人間がそばに近づいてくるとですな、わたしは無性になにかねばねばしたものが、自分に触れようとしているような気がして仕方がない。そこでこう、必死にうち払おうとし続けるわけですりこれがなにより不愉快ですな。

  • 『鋼鉄都市』引きこまれ、続編に進もうとしたら絶版…読むのを諦めかけていたところ、偶然にも図書館で発見!そのときの喜びようといったら、今にも館内でスキップを始めそうな勢いだった。

    …と余計な話はここまでにして、やはりイライジャとダニールのコンビは最高だ!今回ダニールの出番は少なめ(イライジャがそう仕組んだため)だが、登場するときにはしっかり行動を起こしてくれる。素晴らしい過保護振り。

    「ロボット三原則」という一見完璧な原則を作り、その穴を自ら突いていくアシモフの手腕には毎回驚かされる。キャンベルと共に三原則を考案したときから、これらの抜け穴があることを見抜いていたのだろうか?

  • ロボットであるダニールに対して抱くベイリの細々した苛立ちは健在だが、こう言ってやったらどういう反応をするだろう、と言うような、まるで人間相手に反応を楽しみたいとでも言うような描写も入っている。無論、ベイリはダニールがロボットだからこそ、ロボットが一体どういう反応を示すのか、と言う興味から、そう言う事を考えたりしているのだろうけれども、相手の反応を
    伺いたい、と言う時点で、ダニールに対して興味が湧いている、と言う事だろうなぁ。ロボットと言うものがどう言うものなのか、ある程度は理解した上で、ロボットの特徴を逆手にとって裏をかいてそれが成功すれば面白い、と言うような…新しい機械の玩具を手に入れて、その性能を測る、と言うような感覚に近いかもしれないが、エアカーに乗って運ばれる間、ダニールの裏をかいて、ルーフを開けさせ肉眼で広い空間である外気を自分の目で見てみたい、と強引な手を使う辺りは、ダニールと言う存在を知った上で、ベイリがやんちゃな我ままを言っている
    様にしか見えなかったりする。

  • 「鋼鉄都市」で出てきたダニールとベイリのコンビ!らしいですが、順番を間違えてしまいました。
    それでもだいたい内容はつかめたので大丈夫でした。

    SF推理ものですね。やはりロボット三原則の穴、というか実はこれってできちゃうんだよ~っていうのが目からうろこです。
    ああ盲点だったなぁと思わされた。

  • 古本でやっと読めた。
    面白かったけど、前作と比べて推理よりSFよりかなーと感じた。
    ソラリア社会の描写やベイリの考えの変化に重点が置かれているような。もちろん前者はそこが推理のポイントなんだけども
    ここまで来ると夜明けのロボットもなんとしても読みたい・・・!

  • 前作「鋼鉄都市」で活躍したベイリとダニールのコンビが復活します。
    本書の舞台は惑星ソラリアです。
    ソラリア人はお互いの三次元映像をリアルタイムに眺めることで人と交流し、滅多なことでは人と接触しないのです。
    直接に会うことは忌避される世界なのです。
    そんな世界で1人のソラリア人が殺害されたのです。
    会わなければ殺せない、しかし、会うことがありえない世界なのです。
    これはそんな特殊な殺人です。
    ロボット工学三原則により、ロボットは人間に直接危害を加えることができないので、犯人が遠隔地からロボットに殺害を命じることはできません。
    また、殺害現場にいた唯一の目撃者はロボットで殺人を目撃したことで陽電子頭脳が損傷し、まともな証言もできないまま壊されてしまいます。
    ミステリとしてもおもしろいのですが、本書の魅力は謎解きだけではありません。
    SFとしても傑作だと思います。

  • とにかく読みやすい!ソラリアの設定がおもしろく、ベイリの推理も楽しめた。ダニールがもう少し関わってきたらよかったなあ

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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