- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150105983
感想・レビュー・書評
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砂虫と一体化し神皇帝となったレト二世の専制政治も3500年で終った。女性の教団ベネ・ゲセリットは継続的に人類の改良を目指してきたが、在世に圧迫されたので1500年後の今も彼を暴君と呼んでいる。三つ巴の状況を打開しようと教団はゴーラ(超知性人間のクローン)を多大な費用を投じ十一代まで作ったがことごとくトライラックスに暗殺された(いま一つの勢力は航宙ギルド)。いま人の性欲を刺激し堕落させる武器を持つ新勢力が出現。不死の妙薬の産地でなくなり価値の無くなった惑星ラキスだが神皇帝は隠された宝を予言していた…ー
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古書購入
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次作を早く読みたいと思わせる作品
表紙 7点加藤 直之
展開 8点1984年著作
文章 7点
内容 800点
合計 823点 -
毎年酷暑の中、汗をかきながら読むことにしているデューン・シリーズ。今年は第5シリーズのい「異端者」。
新皇帝崩御後1500年!からスタート。だいたいレト二世が砂虫に変わってから1万年がたっている世界なのです。
緑の惑星へ変貌したアラキスは再び砂漠の惑星となり、恒星間帝国も崩壊しています。
1巻目では暑い砂漠はほとんど出てこず、数千世代も生み出されてきたダンカンのゴーラ(≠クローン)を中心に権謀術数の渦巻くどろどろの世界が読みにくい文章とあいまって夏の夜長を悪夢に落とし込みます。砂の惑星へ舞台を移し2巻に続く。