- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150106393
感想・レビュー・書評
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この宇宙で実際に起きたと思われているできごとに着想を得たほら話。例えば「ただ一点に」は、「エドウィン・P・ハッブルによって始められた星雲拡散速度の計算を通じて、その拡散の開始する以前に、宇宙の全物質がただの一点に集中していた時点を確定することが可能である。」という前書きに続いて、Qfwfq老人の「もちろん、だれもかれも、みんなそこにいたとも」という台詞で話が始まる。「柔らかい月」の第1部「クフウフク氏の話」がこの本の続編だということは、すっかり忘れていた。米川良夫訳。
収録作品:「月の距離」、「星の誕生」、「宇宙にしるしを」、「ただ一点に」、「無色の時代」、「終りのないゲーム」、「水に生きる叔父」、「いくら賭ける?」、「恐龍族」、「空間の形」、「光と年月」、「渦を巻く」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私には楽しめない法螺話
表紙 5点
展開 4点 年著作
文章 4点
内容 400点
合計 413点 -
オタクがコスプレしてコミケいく話じゃないです。
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高校生の頃に読んで面白かった本。
2年ほど前に再読。やはり面白かった。
作中にある「大昔 月はもっとずっと近かった」エピソードが強烈に心に残っています。(某アニメの中で月が異様に大きく描写されているシーンが大好きなのはこのせいかも…)
法螺話もこれくらいのスケールになれば世界に認められるのか… -
好み。月の重力に引っ張られてふわふわ浮く様子。月にとりつかれてこちらを見ないひと。