レ・コスミコミケ (ハヤカワ文庫 SF 639)

  • 早川書房
3.50
  • (3)
  • (3)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150106393

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この宇宙で実際に起きたと思われているできごとに着想を得たほら話。例えば「ただ一点に」は、「エドウィン・P・ハッブルによって始められた星雲拡散速度の計算を通じて、その拡散の開始する以前に、宇宙の全物質がただの一点に集中していた時点を確定することが可能である。」という前書きに続いて、Qfwfq老人の「もちろん、だれもかれも、みんなそこにいたとも」という台詞で話が始まる。「柔らかい月」の第1部「クフウフク氏の話」がこの本の続編だということは、すっかり忘れていた。米川良夫訳。
    収録作品:「月の距離」、「星の誕生」、「宇宙にしるしを」、「ただ一点に」、「無色の時代」、「終りのないゲーム」、「水に生きる叔父」、「いくら賭ける?」、「恐龍族」、「空間の形」、「光と年月」、「渦を巻く」

  • 私には楽しめない法螺話
    表紙   5点
    展開   4点   年著作
    文章   4点
    内容 400点
    合計 413点

  • オタクがコスプレしてコミケいく話じゃないです。

  • 高校生の頃に読んで面白かった本。
    2年ほど前に再読。やはり面白かった。
    作中にある「大昔 月はもっとずっと近かった」エピソードが強烈に心に残っています。(某アニメの中で月が異様に大きく描写されているシーンが大好きなのはこのせいかも…)

    法螺話もこれくらいのスケールになれば世界に認められるのか…

  • 好み。月の重力に引っ張られてふわふわ浮く様子。月にとりつかれてこちらを見ないひと。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

イタロ・カルヴィーノ(Italo Calvino)
1923 — 85年。イタリアの作家。
第二次世界大戦末期のレジスタンス体験を経て、
『くもの巣の小道』でパヴェーゼに認められる。
『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』『レ・コスミコミケ』
『見えない都市』『冬の夜ひとりの旅人が』などの小説の他、文学・社会
評論『水に流して』『カルヴィーノの文学講義』などがある。

「2021年 『スモッグの雲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

イタロ・カルヴィーノの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ピエール ルメー...
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×