竜の歌い手 (ハヤカワ文庫 SF マ 1-8 パーンの竜騎士 5)

著者 : アンマキャフリイ アン・マキャフリイ 小尾芙佐

• 早川書房 (1988年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

九匹の火蜥蜴とともに、メノリはフォート城砦にある竪琴師ノ主工舎にやってきた。竪琴師ノ長ロビントンに見いだされた彼女は、女ながらも徒弟としてここで音楽を学ぶのだ。だが、楽器はなんでもこなし、歌をうたわせても作らせても上手なメノリに、周囲は羨望と嫉妬を隠せなかった。同じ小舎に住み、お稽古ごととして音楽を学ぶ娘たちからは意地悪され、頭のかたい工師には才能を認めてもらえない。しかし彼女は、数々の困難を乗りこえ、女人竪琴師への道を歩みだすのだった…精緻な筆づかいで流麗に描かれる三部作の第二巻。

感想・レビュー・書評

[paraparayomuさんの感想 · 2016年6月20日]

マキャフリイ好きには堪らない竜騎士５
表紙　　　６点木嶋　俊
展開　　　６点１９７７年著作
文章　　　７点
内容　７００点
合計　７１９点

[まるたさんの感想 · 2005年10月9日]

パーンでも重要な職業の竪琴師の卵の話。

[rubyconさんの感想 · 2004年12月21日]

http://shinshu.fm/MHz/67.61/archives/0000304863.html

[じゃりねこさんの感想 · 2004年10月20日]

　パーンの竜騎士外伝こと、ジュヴナイル三部作のその二。

　音楽の才能を竪琴師ノ長ロビントンに見いだされ、憧れの竪琴師ノ主工舎にやってきたメノリ。心ゆくまで音楽の勉強ができる、と思ったのもつかの間、火蜥蜴を９匹も持っていることや才能をやっかまれ、意地悪されたりしごかれたり。メノリの心労は続きます。これもまた、気持ちよいほどの王道ストーリー展開です。

　竜騎士たちの物語とは違い、惑星パーンで生活する「普通の人々」の日々が伺える作品。最初の三部作ともリンクしている場所がそこここに見られるので、そんな場所でにやにやできるのも本書の楽しみ方の一つ。