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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784150108557
みんなの感想まとめ
テーマは、ソ連SFの魅力が詰まった三部作の第二作であり、独特の展開と深い内容が特徴です。読者からは、分かりにくさがあるものの、その奥深さに惹かれるという意見が寄せられています。表紙のデザインや文章のク...
感想・レビュー・書評
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三部作の第二作 分かりにくいが面白い
表紙 5点ヤナセ
展開 7点1979年著作
文章 7点
内容 720点
合計 739点 -
『収容所惑星』で見切らなくてよかった。これは面白い。
失踪した進歩官であるレフ・アバルキンが残したレポートのパートで記述される、犬型異星人のシチェクンとレフとのかけ合いが楽しく、いいアクセントになって格段に読みやすくなっている。ただしSF的伏線もしっかり張ってあるので要精読、かつ私のほうでは要再読。
「あんたたち、別の世界に出会うと、どうせすぐに自分たちの世界に似せて、そこを作り変えにかかるにきまってる。そうなれば、当然また、あんたたちの想像力には狭すぎることになる。すると、またぞろ、どこか別の世界を見つけだして、ふたたびそれを作り変えにかかるだけだ」
というシチェクンの言葉は、SFが常にワンダーを馴化する側面を持ってきたことにたいする批判ともとれる。
もう一つ、『収容所惑星』の主人公であるマクシムが失踪したレフを追うパートと絡みながら、レフの出生の秘密が暴かれていくのだけれど、『蟻塚の中のかぶと虫』はここで普通のSFの展開とは違う閉じ方をしてしまう。
普通のSFならコミュニケートをめぐる立場の相違について、レフとマクシム、あるいは彼らが所属する機関であるコムコンの幹部たちとの激しい議論が期待されるところなのだが、本書ではそれはない。
その点に不満を持つ向きがあるだろうとも思うが、ここでは議論以前にすでに別の社会レベルで結論が出てしまっており、すでに議論を成立させる平面が排除されている。SFとしていささか異質な面はここにかかっているとも言える。この辺は文庫版の鏡明解説参照。『ストーカー』の変奏曲とも言えるテーマに対してこの結論。これがストルガツキーの最終的な見解なのかどうかは判別しがたいのだが…。 『収容所惑星』で見切らなくてよかった。これは面白い。
失踪した進歩官であるレフ・アバルキンが残したレポートのパートで記述される、犬型異星人のシチェクンとレフとのかけ合いが楽しく、いいアクセントになって格段に読みやすくなっている。ただしSF的伏線もしっかり張ってあるので要精読、かつ私のほうでは要再読。
「あんたたち、別の世界に出会うと、どうせすぐに自分たちの世界に似せて、そこを作り変えにかかるにきまってる。そうなれば、当然また、あんたたちの想像力には狭すぎることになる。すると、またぞろ、どこか別の世界を見つけだして、ふたたびそれを作り変えにかかるだけだ」
というシチェクンの言葉は、SFが常にワンダーを馴化する側面を持ってきたことにたいする批判ともとれる。
もう一つ、『収容所惑星』の主人公であるマクシムが失踪したレフを追うパートと絡みながら、レフの出生の秘密が暴かれていくのだけれど、『蟻塚の中のかぶと虫』はここで普通のSFの展開とは違う閉じ方をしてしまう。
普通のSFならコミュニケートをめぐる立場の相違について、レフとマクシム、あるいは彼らが所属する機関であるコムコンの幹部たちとの激しい議論が期待されるところなのだが、本書ではそれはない。
その点に不満を持つ向きがあるだろうとも思うが、ここでは議論以前にすでに別の社会レベルで結論が出てしまっており、すでに議論を成立させる平面が排除されている。SFとしていささか異質な面はここにかかっているとも言える。この辺は文庫版の鏡明解説参照。『ストーカー』の変奏曲とも言えるテーマに対してこの結論。これがストルガツキーの最終的な見解なのかどうかは判別しがたいのだが…。 -
ソ連SF。マクシム・カンメラーが主人公の三部作の第二作目。読んだはずなんだけど内容が思い出せないので暫定★3つ。
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