久遠 上 (ハヤカワ文庫 SF ヘ 2-6)

  • 早川書房
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本棚登録 : 68
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150109295

作品紹介・あらすじ

地球上空に忽然と出現した小惑星-。未来の地球人がつくったこの巨大な恒星船の内部には、ハイテク都市ばかりか、さらに地球人の想像を絶する秘密がひそんでいた。無限へと通じる超空間通廊が発見されたのである。このが異星人ジャルトの侵略をはばむために閉鎖されてから40年の歳月が流れた。荒廃した地球と、そしてで、いままた新たなる壮大無比の物語がその幕をあける。

感想・レビュー・書評

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  • 久遠〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 壮大な結構難しい物語
    表紙   5点加藤 直之
    展開   8点1988年著作
    文章   6点
    内容 720点
    合計 739点

  • 「永劫」の続編。
    <道>が閉鎖され、地球が荒廃してから40年が経っていた。
    地球は<ストーン>の援助のおかげで全滅を免れており、その代わり<ストーン>の技術・物資にそのすべてを依存するようになってきていた。
    「永劫」で地球に残ることを選んだギャリーや、彼らを導いたオルミイなどが再登場する。


    そしてもうひとつの地球・ガイアに「永劫」のラストシーンで降りたってしまった天才科学者パトリシアのその後も描かれる。
    パトリシアの孫娘、リタがもう一人の主人公として、祖母の「戦争のない地球に帰りたい」という願いをかなえることになるのだ。

    ただし今回はなんだか<道>についての物語がひどく精神世界に偏りがちで、少し小難しい。
    前作のような圧倒的なスピードで進んでいく物語とは少し違っているので、少し拍子抜け。
    それでも「永劫」を読んだかたは是非こちらもよんでみて欲しい。

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