ファウンデーションの彼方へ 下 (ハヤカワ文庫 SF ア 1-26 銀河帝国興亡史 4)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150111519

感想・レビュー・書評

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  • 第一ファウンデーションを追放されたトラヴィス、それを追うコンパー、それを追うブラノ市長。コンパーと合流した第二ファウンデーションから派遣されたジェンディバルと、第一ファウンデーション、第二ファウンデーションの代表が邂逅する。

    しかし、これは邂逅というより、ガイアによって仕込まれた会合だった。

    トラヴィスに委ねられた銀河の運命は。ペロラットの助けも借りながら、トラヴィスは決断する。

  • シリーズ中一番、多くの個性的キャラクタが登場し交差しながらストーリが進んでゆく、序々に明らかになってゆく謎・・・個々のキャラクタが面白くてシリーズ中一番よく読み返している作品。ブリンのキャラが面白い。

  • 私は次から次へとそれを超えるものがでてくるタイプの話が
    基本的には好きではないのです。
    (で、さらに主人公がそれでも勝つという調子のいいストーリーは特に)
    そういう意味で、
    ガイア、
    そして最後に暗示された謎の存在が微妙です。

    これだけ長い話になるとその他の存在が必要になるだろうし、
    人や組織は腐敗あるいは機能しなくなったりするのがリアルだろうし、
    何者であろうと完璧であるのは非現実的
    (特に第二ファウンデーション人は普通の人間であるし)。
    さらに、『第二ファウンデーション』で
    第二ファウンデーションに焦点を当ててしまい、
    且つセルダンプランのまだ中程となれば、
    やはりこういう展開にならざるを得ないんだろうな、と邪推。

    しかしただの「優れた人」ではなくて根本的に異なる人種としたことで
    存在の今更の表面化を納得できるものにしたこと(とりあえずは)、
    そして一応前作までの謎に答える形で設定がされている点、
    また続編のために謎を一つ組み込んだ点は
    評価したい。

    アシモフはどの程度設計してこのサーガを書き始めたんだろうなあ…。
    ま、とりあえず次を読みます。

    あ、ストーリーは純粋に面白いです。

  • 話の展開もさることながら、興味深い挿話が会話中に盛りだくさん出てくる。
    「実際に時間の外に出て、潜在的現実の無限の連鎖を調べることができる者たちがいたと、その寓話は言うのです。これらの人々は<永遠人>と呼ばれ、かれらが時間の外にいる時は、<永遠>の中にいる、と言われました。人類に最も適する現実を選ぶことが、かれらの仕事でした。彼らは…」
    ブルース・モーエンさんがいう計画センターの仕事のことみたいだな!アシモフさんも無意識にあそこの図書館に出入りしていたのかなあなんて、ブルースさんの世界を思い出しながら読んだ。

  • 古書購入

  • 前同
    表紙   7点鶴田 一郎
    展開   8点1984年著作
    文章   8点
    内容 800点
    合計 823点

  • 「永遠の終り」も読んでみたい。

  •  ついに地球と思われる星「ガイア」到着した。帝国崩壊以降に起こった策謀は実はガイアが行ったものだった?!
     そして新たな方向に進むために主人公が選択を行う必要が。

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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