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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784150111809
みんなの感想まとめ
未来の人類と戦争をテーマにした作品は、深い考察と独自の視点で描かれています。著者は正体不明のSF作家であり、軍人としての経歴を持つため、リアリティのある描写が際立っています。本書には「人類補完機構年表...
感想・レビュー・書評
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著者は正体を明かさないSF作家として有名で、本名はポール・ラインバーガー である。彼はジョンズ・ホプキンス大学の教授でもあり、また軍人として陸軍情報部の大佐を務めていた。新世紀エヴァンゲリオンの「人類補完計画」は、本書「人類補完機構」の名称に由来する。wiki調べ。前書きには「人類補完機構年表」があり、西暦2000年から16000年まで9作品の見出し別に年代表記が載っている。そのページを確認しながら読みすすめるだけでもワクワクする。
印象に残った話、西暦7000年『人々が降った日』惑星を植民地にする唯一の武器として、惑星地表に民衆を投下する。その人種が「チャイネシア人」と言う、これ間違いなく中国のことだよね。あと、西暦8000年『大佐は無の極か帰った』時間形成と呼ばれる平面化、物質世界のモノを二次元のフレームに圧縮し、遥かな宇宙空間に転位させるという、ワープ航法みたいな凄い技術には驚いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人類補完機構シリーズ読破。いやぁ面白かった。「青をこころに、一、二と数えよ」題名からしてカッコいいのだけど、とにかく良かった。ヴォマクト家や人類補完機構の成り立ちなど、ほか3冊を読んだ後に読むのが良い。
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表題作に著者が外交官ラインバーガーであった事実を踏まえれば生物としてのヒトが大きく変化でもしない限り“戦争はなくならない(外交の最終的手段であるから)(最終兵器が完成し使用を自制するほど賢明になれば≪潜在化≫するかもしれないが)”という溜息が見てとれる。とくにChinaは将来に西欧世界に挑戦すると予言(彼の未来史では地球地上には中国人以外駆逐される)。「戦争の原因は人口膨張である」それを見据えて『人類補完機構シリーズ』では出産も死も完全に管理された世界を描く。父の勧めで行った第二次世界大戦後の「社会主義国」に作者は何を見たのか“人権を抑圧する社会の方が戦争に勝利する”ではなかったか
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もちろんエヴァンゲリオンの影響で読んだ。ただしエヴァ的なものを期待していたのとは大違いで、どちらかといえばファンタジー色の強いSFといった感じだった(といってもブラッドベリなんかとは全然違うが・・・)。ただこの短編集が伝説的な色彩の特に強いものを集めたとあるので、機会があれば別のものをもうひとつぐらいは読んでみたい。巻頭の年表は見ているだけでわくわくするのでね。
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おもしろいと思ったのは、「マーク・エルフ」、「昼下がりの女王」、「ガスタブルの惑星より」……と3つ挙げてみると、気に入った理由は、要するにドイツ語が聞こえたからかもしれない。ガスタブル星の住人で、アヒルそっくりなアピシア人の首領らしき人物の名前「シュメックスト」は、原文では"Schmeckst"だろうか。"Du schmeckst uns."(お前はおいしい。)というスミスの洒落だと思うのだが。挟んだままになっていた1997年2月の早川書房の新刊案内に、「超人気アニメ『エヴァンゲリオン』の原点/人類補完機構シリーズ」という惹句を見つけて、つい笑ってしまった。伊藤典夫訳。一九九七年二月二十八日発行、定価720円(本体699円)。
収録作品:「人類補完機構年表」(J・J・ピアス編)、「序文」(フレデリック・ポール)
人類補完機構の物語「第81Q戦争」、「マーク・エルフ」、「昼下がりの女王」、「人びとが降った日」、「青をこころに、一、二と数えよ」、「大佐は無の極から帰った」、「ガスタブルの惑星より」、「酔いどれ船」、「夢幻世界へ」
その他の物語「西欧科学はすばらしい」、「ナンシー」、「達磨大師の横笛」、「アンガーヘルム」、「親友たち」
「訳者あとがき」 -
第81Q戦争―人類補完機構 (ハヤカワ文庫SF)
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コードウェイナー・スミスの短編集その3。その1とその2
の選に漏れた作品ということもあって、落ち穂拾いの
ような短編集となっている面は否めないが、それでも
十分楽しむことが出来た。
コードウェイナー・スミス、残すは長編ノーストリリア
のみ。もったいない気もするけれど、引き続き読んで
しまいます。 -
独立独歩、固有の世界を構築するコードウェイナー・スミスが手掛ける人類補完機構。
当著では次の9つの作品のほか、人類補完機構に属さない5つの物語を収録。どれを摘まんでみてもやはり面白い。
<人類補完機構>
・第81Q戦争
・マーク・エルフ
・昼下りの女王
・人びとが降った日
・青をこころに、一、二と数えよ
・大佐は無の極から帰った
・ガスタブルの惑星より
・酔いどれ船
・夢幻世界へ
<その他の作品>
・西欧科学はすばらしい
・ナンシー
・達磨大師の横笛
・アンガーヘルム
・親友たち
著者が零したストーリーの寄せ集め的な印象を拭いきれない当著ではあるが、”人類補完機構”を知るにおいては、恐らく当著が最も重要とされるだろう。
ヴォマクト家、ジウィンツ団、マンショニャッガー…などなど…
各物語の合間に頻出し、紙面を賑わせていたものの、その出自があやふやであったこれらのワードが当著をもって明らかになるのだ。
そして、それは人類補完機構がどのようにして生まれたのかを知る術でもある。
さて、神話にひとしき物語が並ぶ当著のなかで、『青をこころに、一、二と数えよ』が、月並みかもしれないが、やはりこの物語が一番良かった。
駄目だ。好きなんだこーゆう物語が。
例えば『星の海に魂の帆をかけた少女』や『クラウン・タウンの死婦人』のような物語が。
奇想天外な物語の隙間にはさむロマンチックなこれらの物語が!
相変わらずの興奮で読み進めた人類補完機構。
先に紹介したとおり当著では、その他の作品も収録されている。
人類補完機構に属さないとはいえ、面白さが半減するワケでは、もちろんない。『ナンシー』『親友たち』…テーマが似通ったこれらの作品は、その作品が放つ強力なメッセージがゆえに、記憶に深と刻まれました。 -
何故か真っ先に本棚に並べてしまったお気に入りです
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「鼠と竜のゲーム」「シェイヨルという名の星」も大変面白かったが、
本作では、今まで漠然とした理解に留まっていた「人類補完機構」について、
少し理解が深まったように思う。
今回は「人類補完機構」シリーズ以外の短編も複数併載されており、
彼の世界を堪能できる。 -
コードウェイナー・スミスが構築する幻想の未来史「人類補完機構」シリーズの一角を成す短編集です。時代の流れ的には、同じ「人類補完機構」シリーズの「鼠と竜のゲーム」「シェイヨルという名の星」の前史に当たる作品が比較的多く収められています。一番読み応えがあったのは、やはり「マーク・エルフ」「昼下がりの女王」の2編。シリーズを通して物語の核となる人類補完機構が如何にして成立したか、そしてシリーズ全編に影のように立ち現れる謎の一族「ヴォマクト家」とは何者か、が明らかになる、この未来史の原風景とも言える作品群です。シリーズ中重要な位置を占める作品でありながら、まるでお伽噺のような幻想味と神話性を感じるのは、コードウェイナー・スミスならではというべきでしょうか。彼の作品はどれもグロテスクで残酷な話ばかりですが、不思議と無垢で透明感のあるイメージが後に残るんですね。人並み以上に濃い人生を送ってきた作者のパーソナリティが反映されているんでしょうか。
ところでこの短編集、時代の流れ的には他の2冊の前に来るものではあるんですが、他2冊に収録されなかったマニアックな小品を落ち穂拾いのように寄せ集めた感があり、「人類補完機構」入門として読むにはちょっとムラがあり過ぎるんですよね。これからコードウェイナー・スミスを読む人には、「鼠と竜のゲーム」「シェイヨルという名の星」「第81Q戦争」の順に読むことをお勧めします。
さて、これで日本で出版されているコードウェイナー・スミスの短編は全て読み終わりました(-_☆きらーん
残すは長編の「ノーストリリア」のみですが、結構評価が分かれる作品らしいので、まだ購入をためらっております(^_^; -
スミス始球式
表紙買い。 -
■内容(「BOOK」データベースより)
長い年月の果てに、地球は傷ついていた。疲弊した人類は孤立した都市群に追いこまれ、地上を覆う荒れ野では、突然変異した獣や人間狩猟機たちが徘徊するのみ―そこに現われ、その後一万年以上にわたる支配を確立した「補完機構」とはいったい何だったのか?妖しくも美しい補完機構の未来史の中でも、とりわけ伝説的な色彩を帯びた9篇を収録。加えてスミスの多才を示す貴重な非シリーズ作品も収めたファン必読の短篇集。
■感想
久々に古典SFを読んだ気がする。
古典という言葉については、とりあえず古いというか昔からあるという意味で使った。
「ガスタブルの惑星より」が特にツボでした。
常々思うのだが、食欲って一番わかりやすい征服?理由に思う。
他のももちろん面白かったんだけれど、食欲の差で「ガスタブルの惑星より」が一番だった。
ペキンダックにしたらおいしいんだろうなぁ。 -
今回レビューするのは、コードウェイナー・スミスの名作。
一万年以上続く人類の歴史。遠未来の物語。
この作品には、古典ネコミミのク・メルは出ません。
古代の暦がつづいているならば、二千年代から一万五千年代の歴史が描かれている。
この一冊を読むだけでも、かなりの時代を楽しめるのではないでしょうか?
素敵な話が盛りだくさん。
コードウェイナー・スミスの作品ではこの本はまだ絶版になっていないので今からでも読もうとお思えば簡単に楽しむ事ができますよ。
ただね、個人的な感想を述べるとしたら、全体的にもひとつといった感想。
「第81Q戦争」
表題作にもなった本作は、14歳の頃のコードウェイナー・スミスが書いたこともあり、正直微妙。
「マーク・エルフ」「昼下がりの女王」
シリーズに必ず登場する人類補完機構(今年リメイク映画化された作品とは何ら関係ございません)の誕生秘話が描かれているのに、ロマンスに溢れて素敵。
「人びとが降った日」
いつの時代も中国人は何をしでかすか分りません。社会批評的にとらえれば、かなり面白い。
「青をこころに、一、二と数えよ」
うん、コレは名作!コードウェイナーと云えばこれでしょう?ドキドキする展開と女性に対する独自の視点がおもしろい。それって猫の事やん。みたいな。
「大佐は無の極から帰った」「酔いどれ船」
それぞれ、時代は違うけれど、初めて読んだときは同じ話しかとおもったぐらいわかりにくい。
うん、ボクにはまだまだなんだな。きっと、酔っちゃってるせいだ。
きもちわるい。
「ガスタブルの惑星より」
コレは、一昔まえのバブルの頃の日本人を思わせる作品です。イヤ違うか?
それにしても、ガスタブル星のアピシア人がそんなに美味しいなんて!!!
バブルのはじけたかれらは、さっさと逃げ帰ったとさ。
「夢幻世界へ」
すべてを振り返っているようにも感じた本作は、人類補完機構シリーズの最後の話に相応しい内容です。
ここまで語らせといて、読まないで居る事はないでしょう。
敗北ののち、荒廃と再建ののち、人類は星の海へと飛び出した。
異質な芸術と出会い、人間らしさとはおよそ遠い舞踊とのぶつかりあいを経て、
人類はその美意識にすばらしい磨きをかけ、宇宙文明の舞台へとおどりでたのである。
この素敵な人類の歴史をあなたにも観て来て欲しい。その歴史はあなたの人生にもきっと磨きをかけてくれるはず。
さぁ大型書店へ行って、この本を探しましょう。
それは、あなたが未来を冒険する第一歩になるはずです。 -
この人のSFは一篇の詩だ。
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本当に美しいのは、これを書いた作者のほうだと思う。
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「ガンパレード・マーチ」が好きな方に実はおすすめ。<br>
「青をこころに、一、二と数えよ」が一押し。 -
人類補完機構。短編集。
あまりよく覚えていないので再読まで暫定★3つ。
コードウェイナー・スミスの作品
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