ポストマン 改訳版 (ハヤカワ文庫 SF フ 4-10)

  • 早川書房
4.07
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150112202

作品紹介・あらすじ

最終戦争ですべてが崩壊し、廃墟となったアメリカで、人々は小さな集落をきずき、やっと生きのびていた。ゴードンは、そんな世界をひとりで生き抜いてきた男だった。だが、山中に遺棄された郵便配達のジープを発見したとき、彼の運命は大きく変わった。郵便配達の制服を着たゴードンは、アメリカ再建をめざし、孤立無援の戦いに挑むが…キャンベル記念賞、ローカス賞受賞、ケビン・コスナー監督・主演で映画化の話題作。

感想・レビュー・書評

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  • 「最終戦争ですべてが崩壊し、廃墟となったアメリカで、人々は小さな集落をきずき、やっと生きのびていた。ゴードンは、そんな世界をひとりで生き抜いてきた男だった。だが、山中に遺棄された郵便配達のジープを発見したとき、彼の運命は大きく変わった。郵便配達の制服を着たゴードンは、アメリカ再建をめざし、孤立無援の戦いに挑むが…キャンベル記念賞、ローカス賞受賞、ケビン・コスナー監督・主演で映画化の話題作。」

  • 希望のある嘘が厳しい現実を塗り替え、立て直していくという話。なるほどハリウッド映画感のある筋立てで、終始面白く読めたし、こういう主人公を「リラクタントヒーロー」と呼ぶのは解説で初めて知った。映画のほうもいずれ見るのが楽しみ。
    タイトルは「郵便配達人」ではなく「終末世界人(ポストアポカリプスマン)」のことだった気もしてくる。

  • ふしぎな魅力を持つ物語である。
    著者・舞台設定からSFに分類されるだろうが、科学技術的なものはほとんど出てこない。むしろ中世冒険憚と見たほうが近い。
    主人公が食を得るためについた”復興合衆国”という嘘が、多くのコミュニティに支援され、主人公をも巻き込んだ夢につながっていく過程が上手く描かれている。さらに郵便配達人や郵便制度そのものが、平和や文明の象徴のごとく描かれているのは著者の発想の妙だろう。
    不思議な読後感と、感動がある。しかし、それがどこから醸し出されたものか、どうもよく分からない。

  • 映画化もされたがブリンにしてはいまいち 改訂版
    表紙   5点
    展開   5点1988年著作
    文章   5点
    内容 530点
    合計 545点

  • 本も読んだし、映画(ケビン・コスナー)も見た。デイビッド・ブリンは、この作品以外も面白いものばっかりで大ファンです。

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