リメイク (ハヤカワ文庫SF)

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  • 早川書房 (1999年6月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784150112752

みんなの感想まとめ

近未来のハリウッドを舞台に、デジタル合成によるリメイク作品が横行する中、夢を追い続けるアリスと彼女に出会ったトムの物語が展開されます。主人公たちの背景には、映画への愛情と夢の実現への葛藤が描かれ、特に...

感想・レビュー・書評

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  • 近未来のハリウッド。デジタル合成によるキャラクターの貼り付けによってリメイクされた作品ばかりが作られ、まともな実写作品は作られなくなって久しい。そんなデジタル切り貼りのバイトで学費を稼ぐトムは、とっくに廃れたミュージカル映画のダンサーを志望するアリスに出会う。叶うはずのない夢を馬鹿にするトムだったが、彼女の純粋さがやがて思いもよらない奇跡を生み出す...

    作者らしく饒舌で狂騒的なテンションの高いSFロマンティックコメディ。ひょっとしたら映画化を意識しているのか、いつものような大長編にしていないのが功を奏していて、映画マニアでなくても楽しめる映像的で音楽的な洒落た作品。
    が、いろんな映画のミュージカル場面やセリフの引用のオンパレードで、実際には権利が複雑過ぎて映像化困難だろう。

  • ハリウッドのドラッグと嘘と虚栄に満ち満ちた近未来SF。
    コニーウィリスの章初めに引用する手法がこれでもかと使われて、冒頭ドタバタするもハッピーエンドまで落とし込むところもさすが。
    ただ、男の子主役の荒っぽさややさぐれ感はちょっといただけないとこもあり、最後アリスとうまく行ったのは奇跡やと思う。
    今回特に感銘を受けたのは、訳者の登場した映画をほぼ観て巻末に注釈を入れてくれてるところ。
    単に翻訳するだけではなく、膨大な作品を見まくって、少しでも映画不慣れな読者の補完をしようと努力されてるのはすごすぎる。この仕事こそまさにプロでしょ。

  • ジーン・ケリーよりフレッド・アステア贔屓でハリソン・フォード好きってな共通点があるからか?日本未公開な古いのは兎も角、うろ覚えでも作中に出てくる殆どの映画は観たことあるかも~で懐かし心は刺激された

  • 映画好きでないと読めない、私には駄作
    表紙   3点東恩納 裕一  大森 望訳
    展開   3点1995年著作
    文章   5点
    内容 390点
    合計 401点

  • 新作映画をつくらなくなった21世紀のハリウッドが舞台です。映画ツウ度を試される「細かすぎて伝わらない」小ネタがてんこ盛りになっています。ロマンチックなボーイ・ミーツ・ガール風の近未来SFですね。

  • 映画サイトの検査をしてから、最近すっかり映画好き〜

    これは映画とSF好きのための本!
    巻末の注は翻訳者の大サービスです。
    大森さん、ありがとう〜!

    しかしまあ、この「タイムトラベル」の理論は凄いですね・・・
    確かにコレも時間を越えたことにはなるんだろうけど^^;
    ・・・アリかこんなん??

  • 後書きに日本では観ることが出来ないとありますが、今はYouTubeで「ビギンザビギン」を観ることが出来ます。その他のダンスナンバーについても「ここにアリスがいるのかな~」と想像しなが観ることをおすすめします。

  • 映画が観たくなる

  • アメリカはハリウッド。映画は全てCGで作成、生身の人間はいっさい使わない時代。過去の名作をあれこれイジッてリメイクするのが主流になってしまっている。
    本当は映画大好きで口から出る言葉はたいてい映画の引用ばかり…な学生のトム、現実は酒とドラックほしさに、小遣いかせぎとして依頼された映画の編集ばかり。名優そっくりに扮した『フェイス』と呼ばれる輩がぞろぞろいて、自分を出して欲しくて映画会社に売り込むのを見てうんざりしているトム。そんな中、実際に「映画の中で踊りたい」という女の子、アリスが現れた。


    ※残念、140ページまでで断念。名作の引用が山ほど出てきて、映画にそれほどくわしくない私には頭を素通りして馴染めなかった。特有の造語にも。
    いつかまた続きを読もう。

  • 映画みたくなる~。
    わたしはアステアよりジーン・ケリーが好きだけどな。

  • (アメリカの特に古い)映画へのオマージュに溢れた小説。
    引用や言及が200作を優に超えている。
    映画好きとは言えない自分が理解できるのは10分の1程度か。
    こんな小説を読むと、もっと映画を観ておきたかったと思う。

  • 古き良き時代のハリウッド・ミュージカルネタがてんこもりに出てくる。
    フレッド・アステアにジーン・ケリー。そして「掠奪された七人の花嫁」は歴史に残る名作。この本で読んで観た。

  • 設定はSFですが物語は恋愛小説の王道、ボーイ・ミーツ・ガールです。ミュージカル映画に詳しい方が読めば面白さ倍増でしょう。

  • 結論からいうとおもしろかったんだけど、SFを読みなれてないせいと、映画にそれほど詳しくないのとで、全体として、たぶん、話の七十パーセント、いや六十か?、くらいしか理解できてない気がした。読み終わってすぐ、もう一度読み返そうかと思った。実際、最初の一章は読み返した。わからなかったんだけど、でもでも、おもしろかった。感動した。アリスが懸命に踊るたくさんのシーンで。ラストで。やっぱりこの作品でも、登場人物はたちは「あきらめない」。アリスは不可能を可能にするし。トムもシニカルだけど、不可能なことなんてないんだ、って言うし。 コニー・ウィリスの、この冷静に現実はわかってるんだけど希望は捨てないって感じが大好き。 そしてやっぱり登場人物がみんな魅力的。(コニー・ウィリスの描く男の子は素敵だ、マイタイプだ)。ヘッダなんか特に好き。 これ読めばだれでもそうだと思うけど、ミュージカル映画がすごく見たくなる。

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