ブレードランナー3 レプリカントの夜 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2000年7月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784150113179

みんなの感想まとめ

テーマは緊張感と謎解きが織り交ぜられた未来世界の物語であり、読者を引き込む展開が魅力です。特に前作の伏線が巧みに回収され、登場人物の数を絞ることで冗長さを排除した手法が評価されています。物語の中で、レ...

感想・レビュー・書評

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  • ジーターさんなかなかやりますな
    表紙   5点木嶋 俊  大野 晶子訳
    展開   5点1996年著作
    文章   5点
    内容 750点
    合計 765点

  • 前作「ブレードランナー2」より数段良い。
    導入は、軌道上の映画スタジオでデッカード元刑事の伝記映画が撮影されている…というプロット。意表を突く展開に前作同様のB級な予感…。

    しかし意外と味のある作品なのであった。

    火星植民地で精神が荒廃した人々の描写はまさにディック的世界。北海の海底に沈潜した宇宙船「サランダー3号」のくだりは恒星船の“幽霊船化”というなんともしびれる状況設定。その他、ケミカルな幻覚で各種の神と出会える粉末なども登場し、これまた見事にディック的。

     恒星船内での時間の停止による過去と現在の出会い。ケミカルな幻覚と現実の混交。現実と映画撮影の交錯。こうした幻惑的な展開が絶妙なバランスで紡がれる。

     全体的にダークで悲劇的な色調に彩られているのもまた良し。
     
     前作A氏の訳より本作の大野氏の訳のほうが読み易いと思う。

  • なんとか辻褄を合わせた、という印象。映画のシーンがメタフィクション的に織りなされるのだけれど、そういう技巧に流れたか、という失望感の方が勝った。

  • サランダー3号の謎やレプリカントと人間は何処が違うのかなど、シリーズの謎がジーター流に解決されます。個人的にはもう少しアクティブなデッカードを見たかったのですが、作品的には2より断然こちらの方が良いです。ジーター作品の中でもベストの部類に入ると思います。

  • いやぁ、楽しかった

     楽しかったの一言。

     2での伏線が見事につながっている。登場人物を極限まで切りつめて冗長さを排除したジーターの手法はいい方向に花開いている。

     読める展開ではあるが、レイチェルとサラの謎、タイレル社の謎がラストにかけて一気に解き明かされる。ネオ・レイチェルをつれたデッカードはブレラン4の余韻がありいいエンディングだ。

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著者プロフィール

翻訳家。訳書にブライアン・サイクス『イヴの七人の娘たち』、ヘレン・フィッシャー『人はなぜ恋に落ちるのか?』、ジョン・コーエン『チンパンジーはなぜヒトにならなかったのか』の他、英米文学の翻訳も多数。

「2020年 『アダムの運命の息子たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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