タクラマカン (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2001年1月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (420ページ) / ISBN・EAN: 9784150113414

みんなの感想まとめ

サイバーパンクSFの魅力が詰まった短編集で、著者の独特な世界観が楽しめる作品です。退廃的な雰囲気と軽妙なユーモアが織り交ぜられ、アナーキズムの精神が根底に流れています。特に、日本人読者には親しみやすい...

感想・レビュー・書評

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  • 最後の表題作が無かったら⭐️2になるとこだった

  • 《目次》
    ・「招き猫」
    ・「クラゲが飛んだ日」(ルーディ・ラッカーと共著)
    ・「小さな、小さなジャッカル」
    ・「聖なる牛」
    ・「ディープ・エディ」
    ・「自転車屋修理人」
    ・「タクラマカン」

  • ブルース・スターリングの短編集。
    著者名は馴染みのものな気がしていたが、単独名義の本を所有したのはこれがお初だった。

  • 古書購入

  • 著者のスターリングは(おそらく)初めてです。SFの若き旗手であり、短編の題「招き猫」でも判るように、日本のSF雑誌に書下ろしを出したりする、日本びいきの作家だそうです。
    一応すべて読み通しましたが、作品として良いのか悪いのかという以前に、私には合いませんでした。
    作品の背景として独自の世界を作り上げているのですが、それが単に著者の頭の中に浮かび上がった空想の世界。何故そんな世界になっているのか、そこに理由や必然のようなものが感じられないのです。ハードSF好きの私としては、嘘でも良いから”らしい”説明をしてほしい。それが無いと話に入り込めない。そういう作品でした。
    読了日から言うと一日で読みきってるように見えますが、実は途中で投げ出したくなって、他の本に目が行ったりしたために起こった現象です。

  • スターリングの短編集 日本人としては招き猫がいい
    表紙   6点田中 光   小川 隆・大森 望訳
    展開   7点1999年著作
    文章   7点
    内容 700点
    合計 720点

  • 短編集なんで、もっと気軽に読めると思ったんだけどなぁ。
    結構辛かった。
    最後の3連作は良かったけどね。

  • これを新疆ウイグル自治区あたりで発売すると、スターリングは命狙われかねんな。

  • ポリティカルフィクションってのにはいまいちピンと来なかったが、表題作はすごい。少数民族問題、世代間宇宙船そして自己進化を続ける機械を組み合わせた陰謀なんてよく考えるわ。閉じた系を外側から眺めてんのは「巣」を思い出す。「クラゲが飛んだ日」のほのぼのとイカれた感じも良かった。

  • 2011/8/5
    ブルース・スターリングを読んでもわくわくしなくなった。
    年食ったからかなあ。

  • 収録作
    「招き猫」
    「クラゲが飛んだ日」
    「小さな、小さなジャッカル」
    「聖なる牛」
    「ディープ・エディ」
    「自転車修理人」
    「タクラマカン」

    全体的に、過渡期にある作品集なのだと思った。すでに日常になったり、現代とは異なった方向へと進んだテクノロジーの数々。時代に取り残された者と、ついていく者の相対化がよく見られる。

    収録作では、「自転車修理人」が一番好きになれた。
    「こと自転車になると、人々は妙に寡黙に、伝統的になるのだ」と主人公のライルが考えるように、自転車は古いものを代表しているかのよう。
    けれど、それを修理するライルは、生活こそ文明からなるべく離れているかのようでも、抗リビドー治療中だったり、ヴァーチャルシュミレーションでツール・ド・フランスをやったりする。古いものと新しいもの。奇妙に融合し、健康的なオタクとも言うべきこの主人公の姿が面白い。
    「レンチをもったただの若造だぜ」

    あとは、「タクラマカン」がSFとしては一番濃いかな。リアルな問題と未来像が結びついたヴィジョンは気持ち悪さを覚える。

  • デュッセルドルフなどを舞台とした作品です。

  • 今まで読んできたのが長篇だったから、比べるのもなんだけど、とにかくけっこう気に入った。
    全体的な感想は、サブカルチャーと言うか、カウンターカルチャーと言うか、スカムカルチャーと言うか、
    とにかくそう言うものを使うのがスターリングは上手い。わざとらしくなく自然。

    『小さな、小さなジャッカル』はその辺が盛り込まれていて、
    ロシアに武器を買い付けに来た尊師が出て来たり、
    フィンランドのおばあさんが書いた青い生き物の童話が日本で大人気とか、SFではなくほとんど現実。
    ハーモニカを吹いている生き物の名前はフィンランド語じゃない、って台詞が出てくるから、やっぱ青い生き物ってあれだよなぁ(笑)。

    『聖なる牛』はマサラムービーネタ。さすがスターリング、目をつけるのが早い。

    ラッカーとの共著の『クラゲが飛んだ日』はちょいラッカー味が強いかな。

    『招き猫』は近未来日本が舞台。
    変なところはなく、すこぶる自然。ただ、なると入りラーメンって記述は普通はしないよな。
    よっぽと、なるとが衝撃的だったのかな。そーいや、ギブスンの『あいどる』にもブラックブラックガムが出て来たっけ。

    で、最後のチャタヌーガ三部作がやはり一番面白かった。
    サイバーパンクの必需品、脳内チップとジャックインの代わりに、
    ここでは超コンピューターミラーシェイドと言うべきスペックスと言う眼鏡をかけて、ネットワークと接続する。
    特に1話目の『ディープ・エディ』がお気に入り。
    ちょっと『記憶屋ジョニイ』とかぶる気がするけど。
    ここに出てくる女ボディガードのザルデルがかっこいい。モリイには及ばないけどね。
    2話目『自転車修理人』に出てくるバーチャルツール・ド・フランスのアルド・チポリーニって、やっぱマリオ・チポリーニがモデルなんだろうな。
    3話目『タクラマカン』は一番SFっぽい話なんだけど、それほど気に入らなかった。
    サイバーパンクはごちゃごちゃした街で、適当なことしてるのが好きなんだよね。

    ちなみに、序文がかなり面白い。本書で一番面白いかも(笑)

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