3001年終局への旅 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房
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本棚登録 : 532
感想 : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150113476

作品紹介・あらすじ

31世紀初頭、海王星の軌道付近で奇妙な漂流物が発見された。それこそは、宇宙船ディスカバリー号の船長代理フランク・プールだった。はるか1000年前、宇宙船のコンピュータ、HAL9000によってディスカバリー号から放りだされたプールは、冷凍状態で星の世界へ向かっていたのだ。地球の軌道都市スター・シティで蘇生させられたプールがたどる究極にして最後の宇宙の旅とは…『2001年宇宙の旅』に始まるシリーズ完結篇。

感想・レビュー・書評

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  • 十数年ぶりに再読。プールの生還は予想外で、彼の視点から見る未来の様子が興味深い。シリーズ完結編としては結末がイマイチ。人類の作ったコンピュータウイルスにモノリスが負けるとは思えないし、ボーマンとハルがタブレット内に保管されるのは彼らの存在が人類のレベルにまで矮小化されてしまったようで馴染めない。4001年の旅がどんなものになるか気になるのに続きが読めないのが残念でならない。モノリスを作った種族とコンタクトしてほしかった(エピローグを読む限り、当分の間は手を出してきそうにないが)。

  • 亡くなったと思われていたある人物が実は生きていたり、上位存在の一存で地球が殲滅対象にされたり、終局は突然やってきてあっけなく終わった。そんな撃退方法で大丈夫か?
    とはいえ舞台は約1000年後の遥か未来。現代にはモノリスもルシファーも存在してないけど、こんな未来があってもいいんじゃないかと思えた。1000年後も2000年後も人類が仲良く生きていたらいいな。
    想像力と夢と浪漫に満ち溢れたクラーク先生の描写、本当にお見事です。

  • SF気分な最近、読み直したい本。たしか「カモメのジョナサン」みたいな宗教的な印象を受けた。他のシリーズ作品は読んでいない。

  • オデッセイ4部作の最終作。

    2001年宇宙の旅から1000年後の第4ミレニアムが始まった時代が舞台となる。2061年の最後の章が3001年となっているので、2061年の続編かとも思われるが、作者のクラーク氏としては独立した作品だということだ。
    登場人物や、内容の描写に関しては、オデッセイ前3作を引き継いではいるが、4部作品はそれぞれ独立したものとしている。今回は最終作なので、全てが明らかになると思われたが、読後の感想としてはなんとなくはぐらかされた感じもある。しかし、今回再び2001年で活躍した人物が帰って来たのは驚きだった。

    1000年後の世界というのはどんなだろうか。自分にはちょっと想像もつかないし、プールの「2001年の時代に投げ込まれた11世紀人でなくて良かった...」という台詞も、自分にとっては疑問だったが、クラークの作品というのは、未来がなぜか本当にそんな風に存在しているように、感じさせてくれる不思議さがある。まあ、もちろん21世紀初頭の現在、木星は存在しているし、ルシファーもないが、それだけ細部にもこだわって作品を書いていたのだろう。

    全体的に読み応えがあって、面白かった。最後の典拠と謝辞は、作品を理解する上で非常に役に立つものだったと思う。

  • 3001年終局への旅 (ハヤカワ文庫SF)

  • このSF小説は、同シリーズ第四部あり最終巻です。
    第一部ともいわれる「2001年宇宙の旅」で宇宙の彼方に消えたはずの人物が戻りまして、千年紀を超えた中でも生活する中大団円へと。

  • SF。シリーズ4作目。
    前作から時は流れて3001年。どう繋げるかと思ったら、2001年からの再登場。
    1000年間、宇宙を漂流したプールさん、この設定がスゴイ!
    ストーリー自体には、それほどのインパクトはなし。結末もわりとアッサリ。
    このシリーズでは『2010年』が一番好きだったかな。

  • クラークさんが頑張ってモノリスを終わらせた
    表紙   6点
    展開   6点
    文章   6点
    内容 645点
    合計 663点

  • 正直シリーズの蛇足とゆう気も、、、
    フランクが生きてたってのもなんかむにゃむにゃだし、結局モノリスが敵になるのもなんだかだし、ましてデイブが助けてくれるとか、、、
    SFは度を超すとだいたい宗教的になってくる。
    クラークもそうだし、アシモフのガイアなんか正にキリスト教的。
    当時読んだときもなんかスッキリしないと思って、それっきり読み返さなかった。
    やっぱりスペースオデッセイは2010年が傑作。

  • 2001、2010、2061に続く4作目です。少なくとも2001年宇宙の旅を読むか映画を観ていないと楽しさ半減ですから先にそちらをどうぞ。

    以下ネタバレあり。

    1000年後の未来。先行種族により接近を禁止されたエウロパを除いて人類は太陽系をほぼ支配しています。テクノロジーは進化し、言葉とやメンタルも変化しています。2001でハルにより宇宙に放出されたプールが土星付近で発見され蘇生されたことで、21世紀と31世紀の世界の違いが際立ちます。

    やがてモノリスに取り込まれたハルとボーマンにより、人類が先行種族により「除草」されるかもしれない可能性が示唆されます。人類はモノリスを消失させ、先行種族からの支配/保護から離脱することにします。先行種族がモノリス破壊を知り、再び太陽系にやってくるまでの後1000年の時間を確保しました。作者が生きてれば続編ができたかもしれませんね。

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