- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150113513
感想・レビュー・書評
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ポストサイバーパンク小説。現実とVRを行き来する世界観や主人公を始めとする各登場人物の個性、疾走感あふれる文体はなかなか面白いが、全体的にとにかく情報量が多い印象。SF小説にありがちな独自の用語も多いので「これなんだっけ?」と戸惑うこともしばしば。読者を選ぶ感じ。
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(上下巻共通)
ポストサイバーパンク SF だそうですね。
移動についての小説って感じが強いです。
サイバースペースについては、より現時点での技術に近い感じで SF っぽくないですね。
現実をモデル化したようなスペースと VR による視野って感じ。
そんなに SF している感じでもないかな。
ネズミモドキのエピソードはよかったな。
ピザ配達については、あまり印象に残らなかったけど。 -
メタバースの元ネタと言う事で再評価(?)されてるスノウ・クラッシュ、旧版を図書館で借りて。
今となっては当たり前に受け止められる仮想世界だけど、当時は革新的だったんだろうね。ニール・スティーヴンスンのSFは初めてだったけど、なかなか楽しい。
下巻はもしかしたら新版で届くかも。 -
メタバースという言葉の元になったサイバーパンクSF、ということで25年くらい前の単行本(訳本)を手にとった(こちらは上下巻構成の文庫本だが)
原書はちょうど30年前の1992年に出たもので、この時代から外挿した未来像なので、今読むとローテク感を感じるところがあり若干スチームパックっぽくも感じるが、それも楽しみましょう、ということで。。
メタバースの描写はたしかに面白いと思うが、決してストーリーの本筋ではないので、「メタバース」とはを求めると若干肩透かしを感じるかも。
純粋にSFを楽しむという心持ちで読むことをおすすめする。
立ち向かう敵も、アメリカンっぽく明確です。
神話や宗教の(味方によるとオーバーテクノロジー的な)解釈と現代テクノロジーを重ねて人間をハックしてる視点も好きです(基本的にはサイバーパンク好き)
30年前の視点としてこれだけプログラマーやハッカーの重要性が描写されているのも、著者の先見の明の現れかもしれないなー、と感じた -
これ面白いか?
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昨今、目にすることが多くなったメタバースというキーワード。その語源となるのが本書ということを知り、手に取りました。絶版状態らしく古書が高価販売されています。
日本のポップカルチャーに影響されましたという感の強い設定、展開が漫画っぽい大ぶりな前半。上巻後半からは「ダビンチコード」のようなややこしいミステリーの趣きでした。
公表された当時、ポストサイバーパンクと評価なったされた本作。時代とともに見たことのある作品になってしまった感もありますが、それも本作が秀逸で、後進のモデルになったからなのかもです。読んで損のない作品です。 -
訳が分からない部分もあるが全体として面白い
カバーイラストもいい感じ
表紙 8点鶴巻 和哉 日暮 雅通訳
展開 6点1992年著作
文章 7点
内容 770点
合計 791点