- Amazon.co.jp ・本 (527ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150115128
作品紹介・あらすじ
遙かな未来、人類は地球から遠く離れた惑星にインド神話さながらの世界を築いていた。地上の民衆は無知なまま原始的生活を送り、"天上都市"の不死となった"第一世代植民者"は科学技術を独占し、神として民衆を支配している。だが、シッダルタ、仏陀、サムなどの名で知られる男が、圧制下にある民衆を解放すべく、敢然として神々に戦いをいどんだ…たぐいまれな想像力で、SFと神話世界をみごとに融合した未来叙事詩。ヒューゴー賞受賞。
感想・レビュー・書評
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見事に神話や伝説がSFと融合されていた
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ヒンドゥーの神話の合間合間から顔をのぞかせるSFらしさにニヤリとさせられらる。
人類の植民地惑星。植民の第一世代は新しい体への転生を繰り返し、やがて神となった。神々は天に都市を築き、地表の人間の科学技術発展に干渉し続けた。第一世代の一人である、サムとも仏陀とも知られる男は、神々による支配を否定し、反旗を翻した…。
ヒンドゥーの神様について事前に少し知っておくとより楽しく読めるかな。 -
ダラダラと長く書かれているが描写もストーリーもほぼ頭に入らず、自分には全く合わないことだけがわかった。
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世の中に稀に存在するブッダバトル系SFで、シッダルタや安直に増える仲間達から強烈なアメリカを感じた。
ブッダもブッダと戦っているインドの神々も、みんなブッダや神そのものなのではなく、神ごっこをしながら体を取替えつつダラダラ長生きしている人達、って設定が面白かった。 -
名著と言われる作品なので期待を持って手に取った。
SFの世界、新たな別世界の話というのはわかるんだけど、そこに融合されたインドの神々の話が私は苦手で、その神々の性格などを前提とした記述にはついていけない部分があった。
まだ、聖書を読んだ方が読みやすいと思うレベルで、私の読解力が足りないのだと思う。 -
応最後まで目を通したはずなのだがさっぱり頭に入ってこない話だった
げーじゅつてき過ぎるのにもこまる
そのうち読解力が上がったら読み返そう
しかし読解力というのは年月経ったら上がるものでもない気がする -
う、うーん パーツやイメージはおいしいけど、ストーリーがえらく追いにくかった・・・
自分にはあまり合ってなかったかも。 -
ニール・ゲイマンの「アメリカン・ゴッズ」、
光瀬龍の「百億の昼と千億の夜 」、
高橋克彦の「総門谷」等と似たニオイを感じた。
インド神話と SF、ファンタジー。
やや衒学的とも言い得る物語の大きなうねりを堪能した。
1968 年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品。