- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150115234
作品紹介・あらすじ
パーンの人々を2500巡年以上も悩ませてきた糸胞を根絶する大計画が進行するなか、パラダイス・リバー城砦の太守の息子リーディスが荒れた海で溺れかけ、イルカたちに助けられた。これがきっかけで思いがけないことが判明する。かつて人類が惑星パーンに移住したとき、知性の発達したイルカも連れてこられていた。だが、パーンの人々はイルカの存在を忘れてしまっていたのだ。人類とイルカの交流がついに再開されるが…。
感想・レビュー・書評
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イルカとの関係はなかってもいい 西洋人はイルカ好き
表紙 5点木嶋 俊 小尾 芙佐訳
展開 6点1994年著作
文章 6点
内容 618点
合計 635点詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「竜の挑戦」同時期、パラダイスリバー城砦とイルカとの話…らしい。
いつか読みたい♪ -
久しぶりにパーンの世界にはまった。登場人物の名前や設定をあまり憶えていないのが難点だが、それでも楽しめる。
前作と時間軸は同じで別の視点から物語るということで、やはりアイヴァスは機能停止し、ロビントン師は死んでしまう。ところが、次巻の『竜と竪琴師』はロビントン師の若き日の話なんだな。ホントはその前に本国では「Dragonseye」という別の話が出版されているのに…。これからして彼がどれだけカリスマ性を持っているか推して知るべし。 -
糸胞の話が一段落してしまったので、ディテールに凝ってるね、最近のマキャフリィ。
好きだけど。 -
パーンの竜騎士の9!
主人公はリーディス少年。
パラダイス・リバー城砦の太守の長男で、伯父のアレミと舟に乗っていて急な嵐に遭い、舟魚と呼ばれているイルカの群れに助けられるという経験をし、イルカに魅せられていきます。
実は、地球人が惑星パーンに入植する時に、イルカは能力を改造して共に運んできた動物だった…!
貴重な協力関係があったのに、時代の変遷で次第に忘れられてしまっていました。
リーディスの母親は幼い息子が無鉄砲なのを心配し、海には一人で行かないよう約束させます。
イルカの知性を信じない人たちを説得しつつ、イルカとの関係を再発見していき、やがてイルカと人間との絆を結び直すという物語です。
イルカ達が現実のイルカと同じように何とも無邪気で可愛らしく、その上に言葉を話すことが出来るというズルイぐらいの上手い設定。
しかも、ずっと人間が呼ぶのを待っていたという切なさ…
動物好きにはこたえられない、楽しい作品ですよ〜。
漁夫ノ頭アレミは竪琴師メノリの兄なので、主要キャラクター総出演で、シリーズの中でも、かなり分かり易い方じゃないかしら… 竜がイルカと遊んだり助けたりするあたり、微笑ましい。
このシリーズが好きな人には、絶対のお薦めです。
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時間つぶしに本屋に行ったらひょっこりあって、慌てて買いましたよ。出版間隔があんまり間遠なんで、期待しないようにしてるもんで。徹夜してしまわないよう、用事の無い日の午前中から読み始めて堪能しました。
ストーリー立てはいつものとおり、家族に理解されない少年が自分の大切なものと共に生きていく道をつかむまでのサクセスストーリー。前作までに活躍したキャラクターのその後や、魅力的な生き物が色を添えるというのもあいかわらずで、読んでいて気持ちがいいです。シリーズ9作目。
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銀河ヒッチハイクガイドとちょっとかぶってしまったけれど、マキャフリィの世界をひさしぶりに堪能。
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「竜の挑戦」の裏側で起こっていたこと。なので、まだロビントン師は生きてる! それだけでなんとなく嬉しい。
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パラダイス・リバー太守の息子リーディスとその伯父のアレミは、暴風に巻き込まれたとき、
イルカに助けられる。
しかも、イルカたちは二人に話しかけてきたのだ!
アイヴァスによれば、イルカは地球から一緒に植民した生物で、
喋るように改造されていたらしい。
イルカたちは人間たちとの交流の再開をずっと待っていたのだ。
リーディスはイルカとの関係回復を望むが、
パーンは最後の糸胞との戦いでそれどころではない。
また、トリクは勝手にサザンの土地を我がものにしていこうと目論んでいた。
はたして、イルカと人間はどうなるのか?
4年ぶりの〈パーンの竜騎士〉の新刊!
辛うじてキャラクターの名前は覚えてたけど、血縁関係は全く分からず。
前巻で、アイヴァスが出て来て、一気にSFになったのがあまり好きじゃなかったんだけど、
今回はまたファンタジーっぽい展開。
と言うか、別に〈パーン〉シリーズでなくてもよかったような。
マキャフリィのイルカ萌え小説。