夢盗人の娘 (ハヤカワ文庫 SF ム 1-26 永遠の戦士エルリック 5)

  • 早川書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150115890

作品紹介・あらすじ

第二次大戦前夜、白き肌とルビー色の瞳をもつフォン・ベック伯爵ウルリックの居城に、SS将校となった従兄のゲイナー公爵が訪ねてきた。ベック家に古えより伝わる「黒の剣」レーヴンブランドをヒトラーに渡せというのだ。拒絶したウルリックはただちに収容所に連行され、拷問を受ける。やがて反ナチ組織に属するウーナという娘の助けで脱走したウルリックは、敵の追撃をかわし、地下世界ムー・ウーリアへと逃れるが…。

感想・レビュー・書評

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  • 新装版だと思ってましたら、なんと新訳もある!
    “永遠の戦士エルリック”シリーズ。
    ムアコックはほぼ全部翻訳物は蒐集しておりますから、
    これは絶対の買いですね。
    新三部作ということなのですね、、、えーと、
    ・・・「真珠の砦」と「薔薇の復讐」を読み直した方が
    良いでしょうね・・・(--;
    で、「真珠の砦」のラストでのけぞった
    あの出来事の続きが出てくるわけで、
    「薔薇の復讐」のゲイナーもフォン・ベックも・・・。ん~。
    とりあえず、もしかしたらムアコックは、
    ドラゴンにメタクソにやられるナチスドイツ空軍の
    シーンを描きたかったのか?
    なんて思っちゃうほどに難解であります。(大汗)
    続巻「スクレイリングの樹」も手元にありますが、
    どうも読む気が湧きません。

  • メルニボネのエルリックのサーガは前巻で完結しましたが、3巻続くようです。

    舞台はナチス政権化のドイツ。エルリックのこの世界での分身であるウルリック・フォン・ベック伯爵が主人公です。タイトルは「ウルリック・サーガ」でも良いかも。

    序盤以降はエルリックも出てきます。夢の中だったり、一人の身体に二つの魂が同居してたり、物理的にも別だったり。

    多元宇宙の設定がわかるような説明的なセリフが多いのも特徴です。

  • このシリーズ今はこんな世界観になってるのか。面白い。面白いけど茫洋としてわかりにくいので、オカルトに詳しい人を視点人物にするか脇役にして随時解説してくれるともっと良かったかなあと思う。

  • ようやく読み終えた…。

    あくまで共感や感情移入を退ける形式のエルリックはどこまでも英雄だなあ。
    話も広くてなかなか入り込めない。

  • 面白かった。空想世界と現実世界が交差するだけでなく主人公二人も交差するとは!玉、剣につぐ新たな鏡の千年はこういうことかと勉強になりました。ナチスがらみで重くて一気に読めなかったけど、読み終えたらまだまだ読みたいとおもってしまいました。エルリック様、あんたやっぱりかっこいいよ、どこまでかっこいいんだ!

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