老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫 SF ス 17-1)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150116002

感想・レビュー・書評

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  • 「宇宙の戦士」ほど堅くはないですね。かなり気軽に読めるかと。SF映画向きな内容かも

  • 第一部まで読んだ

  • Old Man\'s War by John Scalzi:
    ジョン・ペリー
    ジェーン・セーガン

  • もしかすると初めて読んだかもしれないSF小説。
    面白かった・・・!
    私的世界観のイメージは、映画の「スターシップ・トゥルー・マーズ」

  • あ〜面白かった。難しいことはさておいて物語を楽しんでくれたまえ、という作者の思惑通り、すらすら読めて楽しめる。75歳以上の男女しか入隊できない軍隊という設定が、まず面白い。なぜ老人なのかということも、きちんと説明されていて、説得力がある。後半では、4歳から6歳といった“子ども”(見た目は違うが)の兵士が登場し、両者の絡みもまた一興。エイリアンもユニークなものが多く(戦わなくてはならないのだけれど)、飽きさせない。戦争なので、人がポロポロ死んでしまうが、短いながらも、その人となりが端的に描き出されているせいか、どの死も心に残る。地球を離れてから主人公と知り合った“おいぼれ団”の面々のその後は、特に。ごくわずかしか登場しないが、ビベロス分隊長も忘れ難い。全篇にわたってユーモアの味付けも、程よい感じ。
    ――Old Man's War by Jhon Scalzi

  • 設定は面白い!前半はなかなか快調に読めたんだけど、後半になって延々と続く戦闘シーンは少しダラダラしちゃったし、「ちょっと甘いんじゃない?」と思わなくもないような。

  • あわせて読みたい
    ・宇宙の戦士

  • おぉぉ我が人生で何年ぶりかに海外モノのSF作品読みましたよ!!!
    <br>
    <br>……ラヴクラフトはSFに入りますか。入りませんか。そうか。
    <br>
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    <br>元は立ち読みした『このSFがすごい!』で知ったんですが、設定にちょっと惹かれました。
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    <br>主人公は妻を亡くした直後に軍隊に入隊し、強烈な訓練キャンプでの訓練を経て異星人との激烈な戦闘に身を投じていく……という、ハインラインの『宇宙の戦士』(これも何十回読んだことやら)を踏襲したものではありますが。
    <br>その主人公の入隊先が『75歳以上の老人しか入隊を認めないコロニー防衛軍』って。
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    <br>主人公の年齢が75歳という、『すでに一つ人生を終えようとしている』物であるために、若者ではありえない余裕や諧謔がそこかしこに見受けられるのが面白いです。
    <br>元々の人生で積んだキャリアや知識が自らを助けることもあれば、そのキャリアや知識が自分の命を奪うことも同じ。しかもこう、年寄りなモンだから頑固だったりしますしね。
    <br>そういう部分で、『単なるバカな若者(B級SF・ホラー映画の主要栄養分です)がバカな行動をカマしてバカに散る』という素敵極まるバカ展開にはならず、ややシンミリしてしまうところも多いんですよねー。
    <br>ただ、そんな物語も主人公の一人称で進むため、彼(75歳男性)の諧謔味が悲壮感を和らげているのが嬉しいところ。息詰まる感は少ないです。
    <br>あ、訓練キャンプでの鬼軍曹との対話シーンは傑作。コレはもう、本当に見事としかいえませんでした。オハイオ州万歳!!!(何
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    <br>また、『宇宙の戦士』のようにド右でもないので拒否反応は出にくい、というのもポイント高いかもしれません。いや、昔友人にオススメしたら読後にすごい拒否反応が出てデスネ……面白いと思うんだけどなぁ、アレ。市民権についての考え方とか、特に。
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    <br>あぁ、ただちょいと残念と言うか、メカ的な部分ではちょっと不満も。

    <br>出てくる兵器は基本的に多用途ライフルだけで、他のガジェットはほとんど描写なし。
    <br>降下艇や宇宙戦艦の描き込みも殆ど無いのは設定マニアには悲しいところです。
    <br>その分、出てくるエイリアン(6種族ぐらい出てくる)のパターンは豊富で面白いんですけどねー。
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    <br>終盤のご都合主義的展開はちょっとどうかな?という箇所もありますが、全体的に見れば充分以上に『良作』あるいは『傑作』の範囲内。
    <br>海外SFだからと言って肩肘張らずに読める、非常に手頃な作品でした。ハヤカワSF文庫って時点で手頃じゃねえ、というツッコミは聞こえない。

  • 主人公が75歳にして新しい環境へ飛び込んでいき、なんだかんだ苦労しながらもそこで自分の居場所を見つけていくっていう物語。もともとこの手の話にはすごーく弱いんだが、(しかも舞台が宇宙ときてる!!)ラスト近くではなんと「リセット(北村薫)」ばりのエピソードが現れ、もうメロメロ。人生は何歳になろうとも色あせることがないんだっていう希望を持たせてくれる一方で、だけどそれは毎日を無駄遣いせず、本当に大切なものを持つことができた人にだけ訪れる未来なんだよ、って諭されるみたいな…いい話です。

  • 75歳以上の者の入隊しか認めない防衛軍に入隊した主人公の活躍、という面白い設定。じいさんばあさんがどうやって戦うのか、とか、なぜじいさんばあさんしか入隊できないのか、というわけはネタバレになるから書きませんが、一気に読めて楽しめます。

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