虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)

制作 : 寺田克也  中田 耕治 
  • 早川書房
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本棚登録 : 1157
レビュー : 138
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150116347

感想・レビュー・書評

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  • 筋はスペオペだが最後の時間的収束が肝
    需要見合わないだろうけど新しい訳文で読みたい

  • 確かにモンテクリスト伯をオマージュ?したもの。どことなく、ふわりとモンテクリスト伯の感じが漂ってきた。ただ、最後あたりがちょっとごちゃごちゃし過ぎているような気もしないではない。
    ただ、SFであるのに、何故か文面から伝わってくる現代チックというかそんな雰囲気は好きだった。

  • SFの形をとった爽快な復讐譚であるとみなして読み始めた。しかし、物語を読み進めるに連れて次第に主人公フォイルの壮絶な復讐の念についていけなくなりそうだったが、巧妙な文章とテンポに魅せられ栞を挟むこと無く頁を捲る手をすすめ、ついには全感覚的な読書体験として結末を読み終えた。多少疑問を膚で感じる部分はあるが、読みやすくも独特な文体で表現されるそのスケールと息もつかせぬ展開をもたらすアイデアには感服せざるを得ない。全感覚で迫力を味わう読書体験、是非ご一読を。

  • 読了。世界観のスケールがでかいのと、それだけで1冊の本にできるのではっていうレベルのアイデアがモリモリ出てきてすげえ。
    モンテ・クリスト伯を下敷きにしてるって話で、復讐劇という部分ではそうなんだろうけど、それ以外の脱獄するところとか大金持ちになって名前を変えて活躍するところは本題ではないので、インスピレーションを得たぐらいの話ではないのかと思った。
    ラストのフォントいじってるところはあまりしっくりこなかった(日本語だから?)し、観念的でどう考えたものかなあと思った。2001年とかもそうだけど、壮大なSF作品ってのは最終的にそういう話になりがちだよね。

  • 古いSFは今読むと何かとガックリ来る事が多いけど、本書は最初から爆走してくのを楽しめた。

  • 海外SFだから読むのに時間かかるかな?と思いきや展開が早くテンポもいいので割とすぐ読めた!

  • 古典的SFの名作らしい。
    難破した宇宙船《ノーマッド》の乗組員フォイルは救難信号を無視して素通りした《ヴォーガ》に復讐を誓う話。

    単純な復讐劇で良かったんだけどなー。
    最後の方は2001年宇宙の旅のようにやたら観念的になって人類を超越し始めたので、この時代の作品特有の傾向かなと諦めました。

    表紙のイレズミマンがカッコイイな。
    ウルヴァリンみたい

  • 新宿の書店の大きなフェアで見かけたのだよなぁ。fateの元ネタフェア?みたいの。
    この世界にどこでもドアが出来たなら、という空想をしたことがあって。裏表紙のあらすじを読んで興味をもったのだよね。車などの移動手段は権力を示すために使われるようになるとか面白いのう。
    あとはうん、思ったのとちょっと違ったとか忙しいとかでなかなか読み進められずゴニョゴニョ。
    あらすじとしては宇宙技術が発展し、内惑星と外衛星がそれぞれ連合をもつような世界、人々は瞬間移動能力やテレパシーなどの超能力ももっている。宇宙船ノーマッドの乗組員ガリーが破壊された宇宙船で漂っているところから物語が始まる。救難信号を受けガリーを見つけたにも関わらず、見捨てていった宇宙船ヴォーガに復讐を誓う。復讐の相手を追う内に世界を巻き込む大事件へと発展していく…みたいな?
    登場人物の心情が凄く急に変化する印象。あれ?なんで?結局なんなん?みたいなことを良く思ったような。あと引き伸ばすようなセリフ回しも少し苦手で。ガリーの剛胆さと豪腕で強引に強欲の限りを尽くす強運キャラは好きだったなぁ。しかも割りと真面目で目的のための努力はちゃんとするという。終盤フォイルとノーマッドにまつわる秘密が明らかになるにつれ面白く。ガリーの変わりようにも驚き。
    以前ネットで見かけた「光線が襲いかかる」はこの本のネタなのね。なんだか色々繋がる感じが面白かった。

  • 漂流した宇宙船のなかに残された最後の生き残りであるガリヴァー・フォイルが近くを通りがかった船に見捨てられたことから復讐を誓う。

    ジョウント、テレパシー、加速装置など数多くのSF的アイデアが登場し、その世界で復讐譚が進行する。アメコミに似た雰囲気があり、また、犠牲を払ってでも復讐を成し遂げるところはハードボイルド、特にミッキー・スピレインのハマー物を思い浮かべた。

    後半の五感がずれるあたりからの疾走感素晴らしく、タイポグラフィにも必然がある。

  • 表紙から凄い。ストーリーは、モンテクリスト伯から 騎士道精神と華やかさを引いて、近未来の終末論を足した感じ

    ウイリアムブレイクの詩の意味は この本よりネット検索した方が、わかりやすかった

    最初から戻って読んでみたら 面白く感じた。フランケンシュタインの怪物の悲哀、カラマーゾフの兄弟の悪人論も盛り込まれていると感じた

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