まだ人間じゃない (ハヤカワ文庫SF ディック傑作集)

  • 早川書房 (2008年3月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784150116569

みんなの感想まとめ

人間とは何かを問いかける短編集で、SFの魅力を存分に楽しむことができます。作品はコミカルな要素と深いテーマが融合しており、特に「フヌールの戦い」や「CM地獄」など、わかりやすい展開が魅力的です。技術の...

感想・レビュー・書評

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  • SFってなんか難しそう〜と思っていたけど、全然そんなことなく楽しめた。
    一つ目の「フヌールの戦い」を読み終えた時にはそのコミカルさにびっくりした。
    良い意味でしょうもない……!!
    進んだ技術を描く一方で酒や煙草などの昔ながらの文化も描かれてるのが新鮮。
    一番好きなのは「CM地獄」かな。
    わかりやすいSF感にわかりやすい展開なところが読みやすくて好き。
    他の作品も読みたくなりました!

  • 《目次》
    ・ 「フヌールとの戦い」
    ・ 「最後の支配者」
    ・ 「干渉する者」
    ・ 「運のないゲーム」
    ・ 「CM地獄」
    ・ 「かけがえのない人造物」
    ・ 「小さな町」
    ・ 「まだ人間じゃない」

    ・ 作品メモ
    ・ あとがき

  • 早川文庫の新しい装丁、ご覧になっていない方、
    ぜひ店頭で見てみてくださいな♪♪
    カゴだか檻だかの中で、ロボットが膝を抱えて
    いじけている姿が超☆可愛い〜っっ♪♪

    ?フヌールとの戦い
     「なんでバレるの!?」バレるって。笑ってしまう〜^^オチはバカバカしいけど。

    ?最後の支配者
     これ、好きな話です。無機物の哀愁がなんとも切なくて。

    ?干渉する者
     こういう小さいものがうじゃうじゃいる系が
     私は大の苦手です ^^; 蝶嫌いになりますねー。

    ?運のないゲーム
     作品の完成度はこれがピカ一☆よくできてます。
     アメリカ人は本当にサーカスが好きね。

    ?CM地獄
     これ、映画化してないんでしょうか?
     「ファスラッド」ビジュアル化、希望〜

    ?かけがえのない人造物
     マトリックス、ですな。

    ?小さな町
     精巧過ぎるミニチュア模型に・・・
     オチがミエミエなんだけど、この話が好き☆

    ?まだ人間じゃない
     「生後堕胎」って、発表当時はいろんなとこから
     クレームつきまくりだったのでは? ^^;

  •  ディック基本的に好きなんだけどね!!これはね!!低評価させていただく。とりあえず表題作が生理的に受け付けなかった。
     ただ思えばいろんなとこに「典型的な悪役」として出てくる性欲と権力志向以外なにも詰まってない太鼓腹のおっさん悪役を転向させるとこうなるのかなーという気はする。でもそこに女性性のみならず母性を混ぜてる時点で軸がぶれてんじゃないのかなあ。

  • 日本語訳がいまいちだったので、途中であきらめてしまった。

  • 表題作は堕胎反対論者のくだらない主張聞かされてるみたいでうんざり。戦前の日本かよ。アメリカにはこういう意味のわからない主張したがるのがよくある。

  • 星新一さんのショート・ショートが思い浮かんだ。
    ただしこちらのラストのほうがより残酷な感じ。

  • ちょっと長めのショート・ショートという感じの短編集。話、訳者によって当り外れがある様に感じました。
    著者自身の作品メモが興味深かったです。

  • ちょっと長めのショート・ショートという感じの短編集。話、訳者によって当り外れがある様に感じました。
    著者自身の作品メモが興味深かったです。

  • 2010年ごろに一読。表題作がとても印象に強い。(2013/9/22)

  • 8編の作品を収録したSF短編集。

    文章がどことなくぎこちない個所があってそのため少し読みにくい、理解しきれないところがちらほらあったのですが、総じて各短編のアイデアの良さといくつかの短編の後味の悪さがよかったかな、と思います。

    好きな話は『干渉する者』
    分かりやすい、と言えば分りやすいオチなのですが、淡々としたラストの描写が余計に絶望感を漂わせている感じがあって印象的でした。

    『CM地獄』は広告競争が極限に達した未来社会を描いた話。これもアイデアの良さとオチの後味の悪さがいい意味で印象に残ります。

    『小さな町』はファンタジー要素の強い短編。鉄道模型にのめりこむ男とその周りの人々の話。
    この男の行動というのが理解できなくもなく、彼の願望は自分の中にも少なからずあって、そのためかあまり後味の悪さは感じず、逆にスカッとした気分になりました。もちろんそれに巻き込まれた彼の妻や友人はそんなことも言ってられないでしょうけど(笑)

    表題作の『まだ人間じゃない』は12歳未満の子供の処理を認められた未来社会の話
    中絶だとか人間の感情や論理はどこから認めるべきなのか、といった問いを投げかけられる話の作りになっています。

    こういう話って現代小説よりSF作品の方が大きく取り上げられていることが多い気がします。未来に至り技術が進歩していき人間が不必要だと感じられたり、人間以上に人間らしいロボットやアンドロイド、人工知能が誕生していくと、人とは何なのか、という根源的な問いを考えざるを得なくなるのかもしれないですね。この話を読み終えてふとそんなことを思いました。

    ある意味面白かったのは巻末の作品メモで、著者が自身のある短編についてめちゃくちゃ後悔している旨を書いていたところです。雑誌掲載時に読者にぼろくそに言われたようですが、個人的にはこの結末でよかった気がするけどなあ。

  • 設定は面白いのに作者の女性恐怖症とコンプレックスがすべてを台無しにしている

  • ディック節炸裂で、後味の悪さ全開に… でも、そこが持ち味。

  • 買ってからちょっと寝かせてたんだけど、最近面白く読めた。ディックって確かに文章がうまいというタイプの作家ではなくて、むしろちょっとたどたどしいというか(笑)そんな語りなんだけど、なんかぐいぐい読まされちゃうのね。
    ところでちょうちょとSFって相性がいいのかな。円城塔、ブラッドベリ、新井素子、ガンダム… まだありそう。

  • 玉石混淆。まだ人間じゃない、とかCM地獄みたいな結末の話は好みです。

  • 『フヌールとの戦い』と『小さな町』が好き。SFオンリーだと思ってたけど、幻想文学っぽいのもあって意外だった。幻想文学って括りであってるのかは分かりませんけども。

  • 後味の悪い話が盛り沢山。
    全部面白いが、中でも表題作の「まだ人間じゃない」と「小さな町」が特に好き。

    是非読んでみてほしい。

  • どの話も好きです。
    「小さな町」と「干渉する者」は本当に恐かった。(面白いんですが…)

  • 短編集。何よりもまえがきに脅えた。
    でも中身は普通に楽しめた。
    表題作については、倫理の問題は難しいよね、と。

  • 表題作含む8篇を収録した短篇集。
    個人的に「まだ人間じゃない」と「かけがえのない人造物」以外はイマイチだった。

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著者プロフィール

1930年生。英米文学翻訳家。大阪外国語大学卒。主訳書にヴォネガット『タイタンの妖女』、ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、ラファティ『九百人のお祖母さん』、ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(以上ハヤカワ文庫SF)、著書に『ぼくがカンガルーに出会ったころ』(国書刊行会)。2010年没。

「2022年 『SFの気恥ずかしさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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