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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784150116675
みんなの感想まとめ
物語は、主人公セヴェリアンの成長と彼が旅するウールスの世界を描いています。徐々に明らかになる世界の輪郭や、セヴェリアンの一人称による語りは、自己欺瞞や情報の隠蔽を巧みに使い、読者を引き込む魅力を持って...
感想・レビュー・書評
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3巻に来てようやく世界の輪郭がはっきりと見えてきた気がする。セヴェリアンの語り口が微妙に変化したのだろうか。それとも我慢してここまで読んできたおかげで本書のパターンが見えてきたのだろうか。
良いように取れば、これはウールスなる世界について段階を踏みながら読者に提示してきたウルフの手腕によるもの、なのかもしれない。どこかつかみ所のない散文詩的な一人称や、主人公の体験したものしか提示されないため中々見えてこない全体像、さらに一人称だからこそ可能な自己欺瞞や情報隠蔽などを巧みに使いこなすことで真実を覆い隠し、徐々に徐々に大ネタとなる核心に迫っていくという構成はきっと意図してのものなのだろう。さながら私はジーン・ウルフの掌の上である。
だがしかし(駄菓子菓子)!もう少し読みやすく、あるいは話のフックになる何かを提示してほしいとも思う。退屈だとも不快だとも思わなかったけれど、エンタメ性に乏しいのは事実なので。
今回のお話は筋だけ追うなら1巻と割と似ていて、拷問者組合の仕事の傍ら美女と出かけたり、惚れっぽい質のせいでまたもや組合の仕事を違反したり、追われる身となっててんてこまい。といった感じである。
なんというかセヴェリアンくんは結構ダメなところの目立つ主人公だと思う。
・惚れっぽくてチョロい
・拷問者組合の掟をすぐ破る
・女心に鈍感
・職権を乱用しがち
・名剣テルミヌス・エストに心奪われすぎ
・割と行き当たりばったり
パッと思いついただけでも欠点はこれくらい挙げられる。てかまだ他にもあるし。駄目だこいつ……早くなんとかしないと……。
というかもはや仕事の規則を軽視しまくる主人公の様子を楽しむ小説に思えてきた。たぶん分別の無さがセヴェリアンくんの良いところなんですよ。知らんけど。
いやでもね、この巻の後半あたりから、セヴェリアンくんが自称する完全記憶能力が別の側面を見せ始めていて、記憶の中でこれまで彼が出会ってきた人(セクラ)と対話を始めたり、そこで伏線っぽいことを言ってたりもするんですよ。これって記憶についての話というより、時間の話のような気が……。すわ時間SFか!?
とりあえず全てが片付くこととなる最終巻読みます。セヴェリアンくんの分別の無さを求めて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだまだ旅は続き、ウールスの世界を肉付けしていくエピソードが追加されていく。宮部みゆき風の無残な展開や、シリーズ前半では面白キャラだった人がバーサーカーと化す戦闘シーンを入れてくるので退屈する暇なし。藤田和日郎に描いてほしい。
セヴェリアンが消費するアイテムとして以上の存在感がある女子があまりいないのがちょっと残念かも。 -
じっくり読んだ。と言うより読まされた。セヴェリアンの長い旅の物語も終盤にきた。拷問者組合からの脱走ではじまったが今では世界(ウールス)の成り立ちの探求に変わっている。セヴェリアンの同行するものは長く一緒の事はなくまるで風景の様に次々に変わっていく。孤独の探求者、セヴェリアンの旅もあと正編一巻と読編。その語りに酩酊しそうですが次行きます。
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nanacoさん、おはようございます!返事がおそくてごめんなさい。夏バテぎみでした。でもすずしくなってきたのでこれからかな・・・新しい太陽の...nanacoさん、おはようございます!返事がおそくてごめんなさい。夏バテぎみでした。でもすずしくなってきたのでこれからかな・・・新しい太陽の書、4巻まで読み終わりました!難解です!!2012/09/08
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過去二作品と比べて、圧倒的に読みやすかった。解説を読んだ感じだと、1・2巻の読み辛さは、やはりウルフが意図したものだったんだな。これからの展開が楽しみ。
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『新しい太陽の書』第3巻。
解かれた謎もあり、更に深まる謎もあり。全4巻中の3巻ということで、かなりドラマチックな展開となった。
しかし、4巻の解説で、大森望が『セヴェリアン、もてすぎ』と書いていたが、果たしてこれは『モテている』と言えるのだろうか……? -
ブクログのレビュー、細かいところでネタバレしすぎ。これくらいならいいと思って簡単に書き込んでいるんだろうがもう少し考えてから、書き込んで欲しい。
本巻は最初の全4部作として見た時、本巻の起承転結の「転」としての役割を見事に果たしていると思う。この物語がどういう結末を迎えるのか、セヴェリアンの旅はどこへ向かうのか楽しみ。 -
3巻目にして今までで一番面白かった。
思考問答的なくだりが俄然面白い。星空を見ながら世界について・宇宙について考えているところとか。
SFなのかFTなのか何なのか。渾然一体とした物語。
テルミヌス・エストも失ってしまったセヴェリアンは、最後にどこへ到達するのだろう。 -
知り合った女性ほぼ全てを落としかねない勢いのセヴェリアン。すごいです。一方でウールスの世界観や登場人物の正体などが徐々に明らかになってくる。とは言え、意味ありげに登場してもあっさり退場しちゃうテュポーンなんかの存在は、これまで通りだなあ。
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ネタバレになるかもなので詳しく書きませんが、3巻目にして初めてセヴェリアンに萌えました(笑)
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2008/12/17購入
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セヴェリアンがドルカスと別れ、また一人で旅をする事になる。
そこで少年、セヴェリアンと出会う。
これまでの中で一番面白い。
セヴェリアン坊やとのやり取りが一番良かったのに、あっさり死んでしまってちょっとショック。
どのように物語が終わるのか、楽しみになってきた。 -
2008/07/09
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表紙が小畑氏になった途端に売れるってのもヤな感じ(苦笑)
内容が面白いから売れるんだよ、というのは言うに及ばず。
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