- 早川書房 (2008年6月25日発売)
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感想 : 37件
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784150116682
みんなの感想まとめ
テーマは自我の形成と意識の転送であり、クローン技術を通じて描かれる人間の本質に迫る物語が展開されます。前作の主人公は登場しないものの、新たなキャラクター、ジェレド・ディラックが中心となり、彼の成長や葛...
感想・レビュー・書評
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「老人と宇宙」の続編。ただし、本作には前作の主人公、ジョン・ペリーは登場しない。
本作のメインキャラはジェレド・ディラック。コロニー連合を裏切った天才技術者、チャールズ・ブーティンの意識を移植するために造られたクローン。だが、移植されたブーティンの意識は現れず、特殊部隊の新兵が一人誕生しただけだった。ジェレドの上司は、ジョン・ペリーと深く心を通わせたジェーン・セーガン中尉。ブーティンの意識が目覚めるか慎重に監視され続けるジェレドに、黒いジェリービーンズをきっかけとして変化が現れる。
ブーティンがコロニー連合を裏切った理由は何か。「コロニー連合が絶えずつづけている戦争が、外敵との競争のためではなく、みずからの偏執と異種族嫌悪のため」なのか? 本作は、政治マターには深入りせず、ジェレドやセーガンの作戦行動を中心に描いている。この辺りについては次回作以降に期待かな。
半ば戦闘マシンのようにして造られたジェレドが、自我を確立していく過程や、脳に埋め込まれた高性能コンピュータ、ブレインパルのネットワークに時限起動式のウイルスの感染を広めようとするブーティンの戦略など、読み応えの多い作品あった。
三作目も読まないと!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだまだ続編が気になる
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スコルジーの二作目。前回作に勝るとも劣らず、面白い。なぜ裏切ったのか、クローンということはどういうことなのか。意識を転送するとは?自我とは?軽快な語り口を快調に読み進んでいくなかでも、ところどころ立ち止まって考えたくなるテーマが出てくる。三作目も楽しみ。少し、前作から時間を開けて読んでしまったのが、後悔。世界観は密接にからみあっているので、一気に読んでしまうことがオススメ。
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評価:3.0 3.0 読書タグ: SF 歴史 小説
ううん、1作目ほどの傑作ではないかな?
そもそも「老人」は登場しないし・・・
むしろ、一歳? 0歳?児
設定が結構ややこしくなっているので
ちょっと
前半の説明がダルいんですが、
後半一気に盛り返して
手元から手放せなくなりました
作中でも触れられているように、パクリとかではなく
はっきりと「エンダーのゲーム」の世界を
リスペクトして、意識しているので
せっかくの本歌取り
ああいう膨大な哲学世界を構築してほしいものです
ただ、
エンダーの場合には作者のモルモン教徒の哲学が色彩強く反映していたので
あのような特殊なバックグラウンドがないとなかなか追いつけないかもしれないなあ
それでも、お勧めの一冊
続きでは、あの老人軍団はどうなるのか
ちょっとワクワク -
人類を裏切って異星人サイドに寝返った科学者のクローンの物語。
樹上の戦闘やスマートブラッドを使った戦闘が伏線として終盤に生きてくるのが素晴らしい。 -
前作からすぐに今回の作品を読んだが
登場人物の描写がとても上手く感情移入させられる話であった
主人公や登場人物など魅力的であり
話の中のジョークはクスクス笑えて面白かった
読み終わった後の清々しい気持ちを感じることができた -
新しい肉体に意識が移植されず、DNAだけは元ヨメと遭遇な第2作。元ヨメキャラが男前(笑
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老人と宇宙の続編。前作に出てきたジェーンも出てくる。
前回が夫婦の物語だとしたら、今回は親子の物語になるのかな。
それと、自分探しの旅。
特殊部隊の人間は成人した状態で生まれてくるわけだけど、
正義や道徳の概念はどうやって定着させているのかと疑問に思った。
それも、テンプレートの人格である程度は補えるものなの?
善悪の判断や、社会におけるマナーとかって、子供のときから少しずつ身に着けていって、
ようやく10歳くらいである程度まともになるんじゃない??
と、自分自身の成長の記憶や、自分の子供を育てた経験から思った。
なんか、そういうところはこの小説はご都合主義で逃げているよなーと思わざるを得ない。
特殊部隊は、哀れだと思う。
彼ら自身にその自覚はなくても、いったん退役して普通の体になって子供をもうけることがあったら、
いかに自分たちが非人間的な扱いをされてきたかを、ようやく理解するのではないか。
ほとんどの特殊部隊の人が気づく前に戦争で死んでしまうのだろうけど。
次はラストコロニー。どういう邦訳がついているのかはまだ知らない。主人公がジョン・ペリーに戻るらしい。
蛇足。130p、R・ダニール・オリヴァーとあるが、オリヴァーなの?
オリヴォーだと思っていた。誤訳?
このシリーズ、誤訳と言うか、邦訳の際のミスが多くて、その点だけイラっとする。 -
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単独では普通だが、シリーズとしては必要な部分
表紙 6点前嶋 重機 内田 昌之訳
展開 6点2006年著作
文章 7点
内容 645点
合計 664点 -
突飛な設定で楽しく読めた「老人と宇宙」の続篇。主人公が変わるので、物語としてはほぼ独立しているので本書から読んでもいいのだが、突飛な設定を理解しておくために前作を読んでおいた方が良い。本作品は宇宙全体の政治的勢力争いを描く。最初は小さな世界を描いているかのようだか、だんだんと世界が広がり、なぜ人類が戦争をしているのかその理由が明らかになっていく。キーワードとしては“コンクラーベ”について前知識を得ておくべきだ。本作で用いられる“コンクラーベ”と私たちの現実世界で使われる“コンクラーベ”と厳密な意味は違うけれど、その概念が戦争をする理由になるので知っておいた方がラストをより楽しめる。
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クローン培養された兵士が主人公。まさに神林良平の「膚の下」と同じ設定。意識・セルフとは何か、ということをぼんやり考えてなから読み進んだ。展開しまくった話は最後にまとまる。
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今回の主役は”ゴースト部隊”の隊員ジェレド・ディラック。本来、ゴースト部隊は防衛軍に志願したものの、軍務に就く前に死んだ地球人のクローンで構成されるが、彼は地球防衛軍を裏切り、エイリアンと手を組んだ天才科学者ブーティンの意識を転送されて作られたクローンだった!ジェレドを含む地球防衛軍がブーティンの野望を防ぐため熾烈な戦いを繰り広げる本書は、ジョン・スコルジーによる「老人と宇宙」シリーズ第2弾!
主役がゴースト部隊の隊員なだけあって、前作のようなユーモアは鳴りを潜めておりますが、随所で展開される戦闘描写はやはり大迫力。また、どこか既視感のある展開やある程度予想されるオチは、本書では悪評につながりません。なぜなら著者もある程度認めているから。クライマックスまでテンポよく進み読者に楽しみをもたらしてくれる本書は、やはり娯楽SFとして一級品です。 -
スコルジーに表紙絵があっていないような。
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死んだ人間の意識を復活させるために誕生した、主人公ジェレド。彼自身が生まれて成長していく中で獲得する自我と、身体的に同じである他人の意識が混在する中で、悲壮ぶることなく自分を貫くジェレドの生き方に心打たれた。こんな変なアイデアを、素晴らしい物語に昇華させる作者の手腕に脱帽。
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主役交代でした。
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『老人と宇宙』の第2弾。狂った世界の中で光るヒューマニティ。過去の名SF作家たちへのオマージュを感じます。面白かったです。
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