遠すぎた星 老人と宇宙2 (ハヤカワ文庫SF)

制作 : 前嶋重機  内田昌之 
  • 早川書房
3.76
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本棚登録 : 273
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150116682

作品紹介・あらすじ

コロニー防衛軍のなかでも勇猛果敢で知られるゴースト部隊の隊員は、防衛軍に志願したものの、軍務につくまえに死んだ地球人のクローンで構成されている。だが、新たに部隊員となったジェレド・ディラックは、天才科学者ブーティンの遺伝子から作られたクローンだった。恐るべきエイリアン種族と手をくんだ裏切り者ブーティンの情報を得るべく誕生させられたディラックの熾烈な戦いと数奇な運命を迫真の筆致で描く話題作。

感想・レビュー・書評

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  • 評価:3.0 3.0 読書タグ: SF 歴史 小説
    ううん、1作目ほどの傑作ではないかな?
    そもそも「老人」は登場しないし・・・
    むしろ、一歳? 0歳?児
    設定が結構ややこしくなっているので
    ちょっと
    前半の説明がダルいんですが、
    後半一気に盛り返して
    手元から手放せなくなりました

    作中でも触れられているように、パクリとかではなく
    はっきりと「エンダーのゲーム」の世界を
    リスペクトして、意識しているので
    せっかくの本歌取り

    ああいう膨大な哲学世界を構築してほしいものです

    ただ、
    エンダーの場合には作者のモルモン教徒の哲学が色彩強く反映していたので
    あのような特殊なバックグラウンドがないとなかなか追いつけないかもしれないなあ

    それでも、お勧めの一冊
    続きでは、あの老人軍団はどうなるのか
    ちょっとワクワク

  • 新しい肉体に意識が移植されず、DNAだけは元ヨメと遭遇な第2作。元ヨメキャラが男前(笑

  • 老人と宇宙の続編。前作に出てきたジェーンも出てくる。

    前回が夫婦の物語だとしたら、今回は親子の物語になるのかな。

    それと、自分探しの旅。

    特殊部隊の人間は成人した状態で生まれてくるわけだけど、
    正義や道徳の概念はどうやって定着させているのかと疑問に思った。

    それも、テンプレートの人格である程度は補えるものなの?

    善悪の判断や、社会におけるマナーとかって、子供のときから少しずつ身に着けていって、
    ようやく10歳くらいである程度まともになるんじゃない??
    と、自分自身の成長の記憶や、自分の子供を育てた経験から思った。

    なんか、そういうところはこの小説はご都合主義で逃げているよなーと思わざるを得ない。

    特殊部隊は、哀れだと思う。

    彼ら自身にその自覚はなくても、いったん退役して普通の体になって子供をもうけることがあったら、
    いかに自分たちが非人間的な扱いをされてきたかを、ようやく理解するのではないか。

    ほとんどの特殊部隊の人が気づく前に戦争で死んでしまうのだろうけど。

    次はラストコロニー。どういう邦訳がついているのかはまだ知らない。主人公がジョン・ペリーに戻るらしい。

    蛇足。130p、R・ダニール・オリヴァーとあるが、オリヴァーなの?
    オリヴォーだと思っていた。誤訳?
    このシリーズ、誤訳と言うか、邦訳の際のミスが多くて、その点だけイラっとする。

  • スコルジーの二作目。前回作に勝るとも劣らず、面白い。なぜ裏切ったのか、クローンということはどういうことなのか。意識を転送するとは?自我とは?軽快な語り口を快調に読み進んでいくなかでも、ところどころ立ち止まって考えたくなるテーマが出てくる。三作目も楽しみ。少し、前作から時間を開けて読んでしまったのが、後悔。世界観は密接にからみあっているので、一気に読んでしまうことがオススメ。

  • 時系列的には1の続きだが、1の登場人物の続きの物語は3なので先に3を読んで次にこれを読んだ。3を読むのに2は不要だが、3への伏線は2に描かれている。
    話はおもしろいんですけどね。死人の遺伝子利用でよみがえらせたボディに意識を入れ込むってどうなんだか。最後は本人が望んだこととはいえ、そんなに簡単にポイできるのだろうか。その責任をたらい回しにして結果そうなったんだけど、どこか浅いんだよね。ということで星は3つ。
    話とは関係ないけど、この内容でこの表紙は変だし、タイトルも、直訳だと魅力ないけど内容とも合ってない。

  • 単独では普通だが、シリーズとしては必要な部分
    表紙   6点前嶋 重機  内田 昌之訳
    展開   6点2006年著作
    文章   7点
    内容 645点
    合計 664点

  • 突飛な設定で楽しく読めた「老人と宇宙」の続篇。主人公が変わるので、物語としてはほぼ独立しているので本書から読んでもいいのだが、突飛な設定を理解しておくために前作を読んでおいた方が良い。本作品は宇宙全体の政治的勢力争いを描く。最初は小さな世界を描いているかのようだか、だんだんと世界が広がり、なぜ人類が戦争をしているのかその理由が明らかになっていく。キーワードとしては“コンクラーベ”について前知識を得ておくべきだ。本作で用いられる“コンクラーベ”と私たちの現実世界で使われる“コンクラーベ”と厳密な意味は違うけれど、その概念が戦争をする理由になるので知っておいた方がラストをより楽しめる。

  • クローン培養された兵士が主人公。まさに神林良平の「膚の下」と同じ設定。意識・セルフとは何か、ということをぼんやり考えてなから読み進んだ。展開しまくった話は最後にまとまる。

  • 今回の主役は”ゴースト部隊”の隊員ジェレド・ディラック。本来、ゴースト部隊は防衛軍に志願したものの、軍務に就く前に死んだ地球人のクローンで構成されるが、彼は地球防衛軍を裏切り、エイリアンと手を組んだ天才科学者ブーティンの意識を転送されて作られたクローンだった!ジェレドを含む地球防衛軍がブーティンの野望を防ぐため熾烈な戦いを繰り広げる本書は、ジョン・スコルジーによる「老人と宇宙」シリーズ第2弾!

    主役がゴースト部隊の隊員なだけあって、前作のようなユーモアは鳴りを潜めておりますが、随所で展開される戦闘描写はやはり大迫力。また、どこか既視感のある展開やある程度予想されるオチは、本書では悪評につながりません。なぜなら著者もある程度認めているから。クライマックスまでテンポよく進み読者に楽しみをもたらしてくれる本書は、やはり娯楽SFとして一級品です。

  • スコルジーに表紙絵があっていないような。

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