- 早川書房 (2008年6月25日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784150116699
みんなの感想まとめ
少年時代からの愛読書との出会いを通じて、著者の成長とSF作家としての道のりを描いたエッセイです。アーサー・C・クラークが影響を受けた雑誌『アスタウンディング』の魅力や、その表紙がもたらす楽しさが随所に...
感想・レビュー・書評
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『2001年宇宙の旅』の著者として有名なアーサー・C・クラークさんのエッセイ。少年時代からの愛読書『アスタウンディング』というSF雑誌との出会いと、如何にこの雑誌から影響を受けてきたのかを綴ったもの。所々に雑誌の表紙が掲載されており、この表紙を眺めているだけでも楽しい。この雑誌は、多くの著名なSF作家にも影響を与えてきているものというのも本書を読めばわかる。
大好きなことに、手を抜かず貫き通すこだわりを感じる。科学技術に基づく未来を描くSF作家魂が随所に感じることができる。本書から、著者が示す第三法則を転記しておく。
第一法則ー著名だが年配の科学者が、なにごとかが可能だと言えば、それはまずまちがいなく正しい。しかし彼が不可能だと言えば、たいていの場合はまちがっている。
第二法則ー可能性の限界を知る唯一の方法は、それを超えて不可能の段階に入ることである。
第三法則ー充分に進歩した技術は、魔法と区別できない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■引用
p328
第一法則:著名だが年配の科学者が、なにごとかが可能だと言えば、それはまずまちがいなく正しい。しかし彼が不可能だと言えば、たいていの場合はまちがっている。
第二法則:可能性の限界を知る唯一の方法は、それを越えて不可能の段階に入ることである。
第三法則:充分に進歩した技術は、魔法と区別できない。 -
自伝、を期待したのだけれど、思い出話もちょくちょく出てくるいつもの調子の手慣れたエッセイ。読みやすく、ユーモアたっぷりで、でもちょっと「テレビ司会者のジョーク」的なよそよそしさ。
古いSFをまた読みたくなってしまった。 -
回顧録?
クラークが影響を受けたSF+α -
若き日のクラークのSF読書日記。
イギリスのSF小僧に過ぎなかった少年が、
いかなる作品を読破して、それらを自らの血や肉と成し、
遂にはSF御三家に名を連ねるまでに至ったのか、
作品名を通じて追体験できる好エッセイ。
収録された作品が少々古すぎて、収録された作品を
イメージするのが難しいのが欠点?
これがジェネレーション・ギャップなのかもしれない。 -
表紙の本棚が実にいいなぁと思い(笑)、手にしました。A.C.クラークの回想録です。幼少期から晩年まで、ご自身が楽しんだSFパルプマガジン、そのほかのSFや作家など、もうてんこもり。SFにひかれたきっかけが、なんだか意外です。登場する作家・作品は実に多彩で、クラークの生涯がそのままSFのレファレンスになっているような気がします。初期のSF作品には簡単にストーリーが紹介されているものも多く、トンデモ感も楽しめます。カモノハシが襲ってくるのは、いくらSFでもちょっとカンベンだ(笑)。でも、人工衛星や惑星探査機の飛行には欠かせないテクノロジーが科学論文の数十年前に発表されていたり、クラーク自身が投稿した科学論文と、例の5つのポイントが密接につながっていたりと、SFはやはり侮れない分野〜。読み進むうちに、原題の"Astounding Days"が実に粋な書名であることも実感しました。訳は「御大」という言葉がふさわしい、往年のSF小説そのもの。うーん、でも、もうちょっと時代に合わせられる単語が多いはず…まぁ、いいか(笑)。「飢えたSF作家にとって、超空間はいつも天の賜物」などのお茶目なコメントや、「宇宙戦争」を生んでしまったSFに対する考えも書かれており、クラークの人となりを感じることもできます。ただ、前述の訳の問題+圧倒的な情報量が読むネックになるかもしれません。血中SF濃度がそこそこある読者さん向けかなあ…と思うので、この☆です。ごめんなさい。小さい声でそっと言いますが、大森望さん『狂乱西葛西日記20世紀remix』のほうがおすすめできるかも(まだ読んでませんけど:笑)。
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