ヴォネガット、大いに語る (ハヤカワ文庫SF)

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  • 早川書房 (2008年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784150116897

みんなの感想まとめ

多様なテーマを扱ったエッセイ集で、著者のユーモアと深い洞察が光る作品です。特に、彼の大学での講演や批評を通じて、個人的な経験や社会への鋭い視点が展開され、現実の悲惨さに対する独特のアプローチが感じられ...

感想・レビュー・書評

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  • 3

  • スローターハウス5が1969年だから、それから5年後に出された本書は、もっとも初期のころのエッセイを集めたことになる。

    ヴォネガットは小説は面白いけれども、エッセイ集は面白くなかった。
    真面目さが前面に出過ぎているからだろうか。

  • 訳がヴォネガットらしくない

  • 2017/11/05 初観測

  • 読み始めて気付いたのだけど、そういやぼくはヴォネガットの小説って読んだこと無かった。

    強く心に残ったのは、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%A9%E6%88%A6%E4%BA%89" target="_blank">ビアフラの話</a>でした。
    なんていうか「人は過去から学ぶ」という認識は、単なる幻想に過ぎないのかな、と溜息をつきたくなりました。

    あと、<blockquote>もしわたしが他の惑星からの訪問者ならば、無電で自分の星に地球のことを報告するときに、アメリカ人をアメリカ人とは呼ばす、彼らの実態の大部分がすぐにわかるような名前で呼ぶだろう。その名前は、不動産業者だ。</blockquote>という言葉には、思わずハッとさせられました。
    これは非常に的を射ている表現だなあ、と。

    他にも、いろいろと示唆に満ちた言葉がたくさん詰まっていました。
    いわゆる「小綺麗な」歴史からでは見えてこない、いろいろな歴史を見せてもらいました。

  • ヴォネガットは実に数少ない、信頼できる作家の一人といえる。

  • 有名なアメリカ物理学会での講演(1969)における「坑内カナリア芸術論」の話がお気に入り。

  • 初期~中期ヴォネガットのエッセイ集。ヒントがいっぱい。読み返したし。

  • 2011/2/9購入

  • まだ20代だった頃、ヴォネガットに出会い、同じ時代に生まれ、彼の新作をリアルタイムで読めることがとても嬉しかった。でも、もう彼はいない…

  • ヴォネガットはニヒリストである。

    しかし、人間は、人間社会はどうしようもないものと思いつつも、正義あるいは神の名の下における持てるものの都合の良い理屈からなる運命論には屈しない。
    ヴォネガットは全体には絶望しているが各々の問題に対してのかすかな希望は捨てない。

    ヴォネガットは各種の講演やエッセイ、書評、インタビューが納められた本書で語り続ける。
    富はもっと公平に分配されるべきである。社会共同体を再構築し人々の絆を取り戻すべきである・・・
    それはかなわぬ夢であるどころか、そうした思想が返ってより悪い結果しかもたらさないこともヴォネガットは充分に知っている。

    だけど希望を繰り返す。
    人間は絶望的に愚かであるが、希望を語れなくなるほどの絶望はないから。
    むしろ肥大化した脳が、退化して動物になった方が人間は幸せだろうと思いつつも。

    笑いながらでも泣きながらでも希望を語り続けること。
    大いに語ることはとても健康的だ。

  • ずっと欲しかった幻の本。
    いつまで廃版にしておくのかと思ったが
    (たぶん筆者逝去を受けて)遂に復刊。

    内容は主に講演とエッセイを集めたもの。
    小説に比べるとかなり真面目な論調のものが多い。
    なるほどね、と思うところ、多数。

    2008年11月購入、読了。

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著者プロフィール

1922-2007年。インディアナ州インディアナポリス生まれ。現代アメリカ文学を代表する作家。代表作に『タイタンの妖女』『母なる夜』『猫のゆりかご』『スローターハウス5』『チャンピオンたちの朝食』他。

「2018年 『人みな眠りて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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