ペルディード・ストリート・ステーション (上) (ハヤカワ文庫 SF ミ)

  • 早川書房
3.64
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本棚登録 : 204
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118532

作品紹介・あらすじ

ベストSF2009[海外篇]第1位! 現代SF界の旗手が想像力の限界に挑んだノンストップ・スチームパンクが文庫化!
蒸気機関と魔術学が統べる都市国家ニュー・クロブゾン。中心に巨大駅ペルディード・ストリート・ステーションが聳えるこの暗黒都市で、統一場理論の研究を続ける異端の科学者アイザックは、ある日奇妙な客の訪問を受ける。自ら犯した大罪のため、翼を奪われた〈鳥人〉ヤガレクは、命にも等しい翼の復活をアイザックに依頼するのだった……。

感想・レビュー・書評

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  • なんだか「凄い」ものを読んでいる!!

    こんなに節操のない(褒めてます。笑)作品、読んだ事がない。
    人間、翼の生えた鳥人、昆虫人間、、、挙句の果てには、
    身体の大部分を改造された、もはや人間とは言えない生き物。

    猥雑で、グロテスクで、何もかもが混沌とした世界がとても魅力。
    「ブレードランナー」を彷彿とさせますが、それよりも遥かに歪な世界。

    次々と溢れ出るアイデアの奔流に、時折呑みこまれそうになります^^;
    最初はかろうじて付いていく感じだったのですが、
    アイザックの謎の芋虫が目覚めてからは、一気に引き込まれました。

    下巻を読むのが楽しみです。

    • 日向永遠さん
      nanacoさん、こんばんは★楽しまれているようでなんか嬉しいです。厚い本ですが、全然飽きませんよ~後半はもっと凄いです。自分の好きな蜘蛛も...
      nanacoさん、こんばんは★楽しまれているようでなんか嬉しいです。厚い本ですが、全然飽きませんよ~後半はもっと凄いです。自分の好きな蜘蛛もでてきますよ~(ごめん、ネタバレしたくてうずうずしてしまいます^^)とにかく奇想です。下巻の感想も楽しみにしてます。
      2012/07/16
    • ななこさん
      日向さん、こんばんは♪この本、スゴイですね!なんかもうそれしか言えません(笑)大蜘蛛のウィーヴァーも最後ちょこっと出てきました!下巻はどんな...
      日向さん、こんばんは♪この本、スゴイですね!なんかもうそれしか言えません(笑)大蜘蛛のウィーヴァーも最後ちょこっと出てきました!下巻はどんな展開になるのか楽しみです~(*^-^)読むのに時間はかかりますが、こんなすごい世界に浸れて幸せです。。。
      2012/07/16
  • ペルデイード・ストリート・ステーション(ハヤカワ文庫SFミ)
    著作者:チャイナ・ミエヴィル
    発行者:早川書房
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    想像力の限界を試される怪奇小説

  • (上下あわせて)最初買った時はモスが出てくる前に挫折したんだけど、最近読み直して読了。文体は、読みづらくて難解な気もするけど一方で映像的で、こんなに独特な世界観なのにきっちり印象に残る。後半、いろんな勢力が入り乱れつつ、主人公が自分の力で敵を倒すカタルシス、ヤガレクのイケメンぶり、等々、テンション高く楽しく読み進めていたのだが、最後がよくわからなかった…。ヤガレクはどうなったんだ!?続編はまだ翻訳されていないけど、英語版読もうか…。

  • 2014/3/12購入

  • 何でもありのゴチャゴチャな世界観。非人間の登場人物が沢山登場しそれぞれに細かい設定がされています。
    どんな容姿なのか想像しながら読みました。
    是非,映像化して欲しいものです。

  • 「都市と都市」で色んな人の魂をかっさらったチャイナ・ミエヴィルの本邦最新文庫作。
    どちらかと言うとこちらの作品のほうが古く、またシリーズ化もしているのですね。

    特筆すべきは何といっても世界観でしょう。
    いきなり都市の地図。
    そして始まる固有地名連発のモノローグ。
    入り乱れる種族・文化圏とギミック。
    これは・・・ハイファンタジーに入れるべきなのか?という気もしますが、
    スチームパンクとファンタジー要素は相性がいい、ということで。

    上巻は「どうよ、この世界観」的な描写が延々続いて話が進まないので、
    こういうの美味しく頂けない人は挫折しやすいかも。
    まぁ、途中からジェットコースターなんですけどね。
    「都市と都市」もそうでした。

    ネタバレなコメントは下巻の感想にて。

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