- Amazon.co.jp ・本 (571ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150118754
感想・レビュー・書評
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スコルジーなんで面白いは面白いけど「老人と星」が未読ならそちらを先に読んだほうが良いですよ。
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◆序章を読み始めた時は「あれ…自分は選んだ本を間違えたのかなぁ、それともタイトルと帯に騙されたのかなぁ?」と不安になりました。
◆ところが本章がはじまって物語が段々と加速すると、躍動感溢れる登場人物達のディテールが詳細かつ迫力を伴って読み手に伝わって来ます。
◆残りページ数が気になってハラハラしながら読んでいるうちに物語の世界に夢中になってしまうかもしれません。見事としか言えない完璧な結末に辿りついた時の感動と達成感は十分値打ちがあると思いますよ。 -
久しぶりにおもしろい本を読んだ。
しかし主人公、頭がよく、冷静で、戦闘能力も高く、コミュニケーション能力も高い。容貌の描写が思い当たらないのだがなかなかうまい作戦だ。
「コミュニケーター」のエネルギー源はなんだろう。充電する必要がないようだ。それに「怪しい」と分かっている男が「置いて行った」ものを疑うのがこの主人公にしては遅すぎる気がしないでもないな。
我が国が米国に対してNOをつきつけるなんて、ここが一番のフィクションか(笑) -
「老人と宇宙」シリーズの最後を読むのが苦痛でスコルジーはもう読むことは無いかとおもっていたが、これはいける。てか無理やりシリーズ続けるのやめた方が良いと思うぞwww
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タイトルで「お」と思った人も多いのではないでしょうか。
SF分野はまだ初心者ですが、私もそのうちのひとり。装丁買いな部分もありました。
前半と後半で規模が大きく変わる本編は、読めば読むほど引き込まれていく内容。
序盤一気に人物が出てくるので関係性を掴むのが大変でしたが、分かってくると関係の糸が幾重にも張られていて面白い。
他の方のレヴューにもあるように、地球外生物に宇宙外交、スペースシップなど、SF世界観が法と共に確立されているのが曖昧さを無くさせて読み易いです。
時折はさまれるジョークのような会話もメリハリがあって良い。
個人的にはナーグの性質がお気に入りでした。
なにはともあれ、タイトルで買っても損することないSF作品であったと思います。 -
正統派SF。
大銀河連邦に所属している地球には様々な異星人が共存しており、問題も様々だった。主人公のクリークはそういった問題を解決する、悪い知らせを届ける役だった。そんな中ニドゥ族との間で問題が起こり、ある羊を探す羽目になる。
人工知能、異星人との戦い、駆け引き、政治的トラブルなど全ての要素が盛り込まれておりストーリーも良く考えられていて、非常に面白かった。映像化したら陳腐なモノになりそうな感じだけど、良い小説だった。 -
いやー、面白かった。
満足の 1 冊。
冒頭の章で、このまま B 級というか、
ナンセンスもので進んでいくのかと思っていたが、
そんなことはなかった。
アドベンチャー SF としての質は大変高い。
ユーモア?おちゃらけ?なテイストが、
独自の世界を作り上げている。
最後のもっていきかたも見事で爽快。 -
タイトルだけ見れば、ただのパロディ。しかも低レベルな。
でも内容は、色んなパロディも散見されつつ
オリジナルで面白い世界。この作家の次作が読みたい。 -
登場人物が多すぎて序盤把握できなくなりかけました。
が、読み進めたら、後半の展開と論理理屈の展開が素敵でよろしかったです。