アンドロイドの夢の羊 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房
3.81
  • (16)
  • (35)
  • (23)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 288
感想 : 35
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (571ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118754

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジョン・スコルジー初読み!面白いです。コンピューターネットワークに存在する知性。大銀河連合。スペーヴウォーズ。宇宙人。宗教と国家。政治と法律。権力の委譲とその統治。戦争の悲惨さを権力と理性の使い方で回避するところ。最後の幕切れがなんとも爽快。純粋にSFを楽しめます。楽しかった^^間違いなく個人的な今年の上位に入ります。老人と宇宙も読まねば。題名もSF者を泣かせますね!

  • エレクトリックブルーの毛色を持つ羊、品種名は”アンドロイドの夢”。異星人との戦争危機あり、星間クルーズあり、そしてコンピューターに移植された人間ありで、SFっぽい雰囲気満載。
    そもそもの事件発生がふざけているし、テンポ良く話が進み、全体的に楽天的でユーモアのある、アメリカ人作家らしい作品になっている。
    老人と宇宙シリーズよりこっちのほうが軽くて楽しいと思う。

  • タイトルはディックの名作から、ということで多少身構えて読んだが冒頭からしてアレ、いや冒頭のアレがアレなのに、その後の展開もめちゃくちゃ面白かった。

    特殊な羊をめぐるスペースオペラ。
    ボーイミーツガール。

    羊の正体も良いけど、わたしはブライアンちょう好き。大好き。

    ラストの畳み掛けと、明朗快活に満足!と叫び出すくらいにスッキリな読後感。
    SF初心者にも親切。
    なんと読みやすいことか。
    脳内映像化も完璧よ!

    そして見事なまでの大・団・円!!!
    無事で良かったね、羊さん。

  • 久々に出会ったスカッとする冒険SF! 現代的なユーモアと古典のエッセンス、映画のようなスピード感と無茶苦茶な展開なのに、きちんと納得させてしまう理論。とにかく、最高! 宇宙には600以上の知的種族がいて、更にそこに『人工的に作り出された知的種族』が加わった! あぁ、こういうSFとの出会いこそ、至福と云うべきだ。

  • タイトルだけ見れば、ただのパロディ。しかも低レベルな。

    でも内容は、色んなパロディも散見されつつ
    オリジナルで面白い世界。この作家の次作が読みたい。

  • 2012/10/30読了

ジョン・スコルジーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×