剣嵐の大地 (中)〈氷と炎の歌 3〉(ハヤカワ文庫SF1877)

  • 早川書房
4.33
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118778

作品紹介・あらすじ

"五王の戦い"が収束し、七王国の統治は事実上ラニスター家にゆだねられた。辣腕たる"王の手"タイウィン公の手により、民はひとときの平和を享受する。だが、様々な怪異が各地で目覚めつつあった!北の奥地では、"異形"とその配下の"亡者"の脅威におびえた野人たちが、マンモスや巨人を引き連れて、"壁"を破壊せんと押し寄せる。また王都決戦に敗れたスタニスのもとでは、"光の王"の女祭司が怖るべき呪術を…。

感想・レビュー・書評

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  • Game of Thronesの第三部の中巻。微ファンタジー戦記。
    感想は下巻で。

  • ティリオン早くラニスターをめちゃめちゃにしてくれ!
    いろんな場所に沢山の人が散らばって、ニアミスしたりばったり会ったり
    主要人物が2人もいきなりやられてびっくりショック…

  • ロブとキャトリンがとうとう。
    ロブの恋が仇となってしまったのか。それとも、そもそもこの恋がラニスター家の陰謀だとしたら。
    恐ろしい。
    しかし、ロブが戦場以外の場で危うい感は出していたので、半分納得感がする。

  • 血の婚礼。

    またまた、びといことがおこります。容赦無しやなぁ。

    でも、ティリオン、ロブ、ジョン、ダヴォス、サム、そして、ジェイミーまでが魅力的に見えてくる1巻でもあります。
    そして、ダヴォスが渋いわぁ。

  • Game of Thrones の第3章原作。双子城のキャスタミアの雨といい、穢れなき軍団とアスタポア奇襲といい、黒の城襲撃といい、見事としか言えない映像化だってことがわかった。HBO素晴らしすぎる。戦闘は当然、主要人物の年齢と女性キャラの改変が効果的。原作は、女性の描き方がいまひとつ定型なとこある。原作にいてドラマではいなくてよかった人物ってどうよ?と思うくらい。
    この小説は視点人物が見聞きし感じたことが書かれる形式なので、事件は伝聞、他の人の感情は推測が多いのだけど、ドラマは神視点のときも多くて、原作では書いてない部分を深掘りして詰めまくってる。イグリットのとことか二次創作の妄想並み。脚本会議とか覗いてみたい。

  • 剣嵐の大地の文庫、中。
    前巻があまり動きがなくて飽き気味だったけれど、この巻はなかなか面白かった。間に読んだベルガリアード物語が思いの外ぬるくて退屈だったので、七王国の冷徹なストーリー展開が恋しかったのも一因かと。
    相変わらずストーリーと登場人物がこみいっていて、あらすじは追えないので、気になったところの覚書。

    注目のサンサ結婚。この組み合わせは結構いいな!と思って楽しみにしていたのに、当人にとってはそうでもないらしい。残念。サンサいい子だし頭からっぽって訳ではないけど、少女趣味のロマンチックな理想に引きずられていることも多くてもどかしい。

    デナーリスは戦になると生まれもっての女王の才能を感じるね。ドラマ版の美しい姿の印象が強くて、あんな可憐な姫が冷酷な作戦をぶちかますのがかっこよくて震える。味方なら奴隷にだって優しいけど、敵相手だと残酷っていうか卑怯っていうか。でも、小賢しいっていう感じはしないのが不思議。


    ジェイミーとブライエニーにフラグがたっている気がして、気が気ではない。いやまさかそんな。不発に終わる可能性だって十分にあるけど。もしそうだとしたら、あのキザな金髪野郎がちょっと好きになれるのに。

    今回主要人物2人の死があり、それはかなり衝撃だった。うまくいきそうだと落とし穴がまってて、そんなところで死んでしまうのかと絶望する。それがこの作品の醍醐味なんだけど、その冷酷さも含めて作者のすごいところだけれども。

  •  もうひとり、応援したくなる登場人物がダヴォス・シーワース。前王ロバートの弟スタニス・バラシオンの家臣である。通称〈玉葱の騎士〉。もとは密輸業者だったが、包囲されたスタニス軍勢に玉葱ほか食糧を運び入れて騎士に取り立てられた。密輸など過去の所業の罰として左手の4本の指先を切り落とされ、それを教訓として、いつも持ち歩いている。スタニスの王都攻略時に息子たちを失いながらも辛くも生き延び、スタニスに取り入る邪教の女祭司メリサンドルを害とみて殺害を試みるが、発覚し、投獄される。
     彼もまた義の人であり、スタニスへの忠誠が行動規範である。メリサンドル殺害もその忠誠から出ていることを知るスタニスはダヴォスを許したばかりか〈王の手〉に取り立てるのだ。スタニスは陰鬱な男で人望がないのだが、義に応えるところをもっており、ダヴォスの働き次第でスタニス勢も七王国の中で何かしか成し遂げることができるのではないかと予測されるのだ。
     メリサンドルの仕えるル=ロールは〈光の王〉ともされる火の神であり、この物語の〈氷と炎の歌〉の「炎」のことのようにも思えるのだが、ダヴォスらが思うように邪教なのか、「氷」が示す、北部の〈異形〉に対抗する何かなのかはまだわからない。

  • 9月4日読了。図書館。

  • デナーリスの物語が、キングズ・ランディングとつながり始めた。最初から目の覚めるような展開。
    あの人がここで出てくるのかね。

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