乱鴉の饗宴 (上) (ハヤカワ文庫SF)

制作 : George R.R. Martin  酒井 昭伸 
  • 早川書房
4.24
  • (21)
  • (16)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 148
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (877ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118877

作品紹介・あらすじ

"〓(ちぬ)られた婚儀"でのロブ王の惨殺、おなじく結婚披露の宴でのジョフリー一世の毒殺、さらには"王の手"タイウィン公の暗殺と、七王国全土を暗雲が覆いつつあった。そしてその嵐を呼ぶ黒雲は、ベイロン九世が墜死した鉄諸島にも押し寄せていた。"鴉の眼"ユーロン、海将ヴィクタリオン、そしてベイロンの長女アシャによる、新たな王の座をかけた熾烈な戦いが始まっていたのだ!現代最高の異世界戦史、待望の第四部開幕。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 前作までは非常に多くの登場人物が出てきていたが、そのまた多くが死んだりお休みしていることもあり、今作ではもろもろ収束に向かいそうな気配。場面場面がこれまで以上に長目に取られている印象で、ストーリーが追いやすくなったかと。とはいえ、新しい展開もあり、その分厚さにも関わらずどんどんページは進む。

  • 鉄諸島の面々がバイキングを彷彿とさせ、やってることはかなり惨虐だが、血湧き肉躍るとはこのことか。

  • <あらすじ>
    “血塗られた婚儀”でのロブ王の惨殺、おなじく結婚披露の宴でのジョフリー一世の毒殺、さらには“王の手”タイウィン公の暗殺と、七王国全土を暗雲が覆いつつあった。そしてその嵐を呼ぶ黒雲は、ベイロン九世が墜死した鉄諸島にも押し寄せていた。“鴉の眼”ユーロン、海将ヴィクタリオン、そしてベイロンの長女アシャによる、新たな王の座をかけた熾烈な戦いが始まっていたのだ!現代最高の異世界戦史、待望の第四部開幕。

  •  七王国ウェスタロスのロバート・バランシオン王の死去で始まった王座争奪ゲームは五人の王が乱立する五王の戦いという状況になるが、すぐに王たちは斃れる。北の王ロブ・スタークはフレイ家の陰謀で謀殺され、レンリー・バランシオンはスタニス・バランシオンのもとの〈紅の祭司〉の魔法で暗殺される。鉄諸島のペイロン・グレイジョイは事故死するが、これも弟のユーロンの隠謀があるのかもしれない。ロバート王の跡を継いだ息子のジョフリーも宮廷で毒殺される。王家の後ろ盾ラニスター家の次男、小人の〈小鬼〉ことティリオンが毒殺の嫌疑を着せられ収監されるが、兄ジェイミーの計らいで宮廷宦官ヴァリスによって王宮の抜け穴を通って逃がされる。その際、ティリオンは父タイウィンの居室に出てしまい、父の一言によって長年確執のある父を殺して宮廷を脱出することになる。
     で、本巻では主として王都キングズ・ランディングとそれに関連した出来事の顛末と鉄諸島の王位継承問題が描かれる。王都ではジョフリーの弟のまだ幼いトメンが王位に就き、タイウィン・ラニスターもなき今、トメンの母にしてタイウィンの娘、ジェイミーの双子の姉の皇太后サーセイが摂政として実権を握るが、猜疑心から愚かな政治を行っていき、次なる激動が予想される。
     スターク家の娘、ロブの妹のサンサとアリアの行状。父エダード・スタークが謀反人の嫌疑を着せられて殺されたあと、ジョフリーの婚約者だったサンサは婚約破棄され、ティリオンと結婚させられるが、そのティリオンも謀反人となり、その混乱下、密かに宮廷から逃がされる。手を引くのは〈リトル・フィンガー〉ことピーター・ペイリッシュ。稀代の陰謀家である。彼はかつてサンサの母キャトリンを愛していたが、キャトリンの妹でアリン家の高巣城に嫁に行ったものの、いまや未亡人となっているライサと結婚している。てんかん持ちの幼い城主ロバートを庇護しつつ、ライサは精神状態が不安定となっており、サンサを殺そうとする。〈リトル・フィンガー〉はライサを謀殺し、高巣城の実権を握るとともにサンサを自分の私生児のアレインと偽って庇護する。アレインことサンサは〈リトル・フィンガー〉から宮廷隠謀術を学んでいくのかも知れない。
     父の死後すぐに宮廷を逃れたアリアは遍歴を繰り返した末、暗殺教団〈顔のない男たち〉にたどり着き、そこで訓練を受ける生活になっている。彼女は必殺仕置き人となって物語の中枢に戻ってくるのかも知れない。
     女剣士ブライエニーは主君レンリーを失ったあと、キャトリン・スタークの娘たちを探し出すと誓い、サンサ探索の旅をしている。
     他方、南部のドーンのマーテル家の出来事も描かれる。マーテル家にはバランシオン家の娘ミアセラが嫁いでおり、年齢順からいったらミアセラのほうが王位継承権を持つ。この駒を使ってラニスター家に対抗しようとする勢力を当主ドーラン・マーテル公は抑え込んでいるが、慎重な彼は表面上王都に恭順を示しつつ、実は何かを画策しているのかも知れない。
     鉄諸島では追放されていた王の弟のユーロン・グレイジョイが実権を握る。それも王都に対抗してウェスタロスの覇権をめざすと豪語してである。
     北の守りの〈冥夜の守人〉の話からは、サムウェル・タリーだけが登場。新たに〈冥夜の守人〉総帥となったジョン・スノウの命で、メイスターとなるべく、出身地のへの旅をするのだ。

  • 11月16日読了。図書館。

  • この巻では、タイウィン亡き後のキングズランディングの混乱、同じく鉄諸島の後継者争い、ドーンの内部が描かれ、さらなる火種が範囲を広げてウェスタロス中を飲み込もうとしていく。

    ゲームの駒でしかない彼らは、いとも簡単に消えていく。いつまでたっても終息の気配はなく、少なくとも大団円にはならなそうだ

  • 2014年8月3日読了。

    訳者が変わって少し雰囲気に変化が。でも、すぐ慣れました。でも登場人物がさらに増えて、舞台もさらに広がって、頭が結構グルグルしてきます。
    一人称の人々増えすぎ。でも面白い。
    マーテル家で起こってること、キングスランディングの話、そして噂でしか現れない人々…気になる~~~。

    ジェイミーがいいね~。

  • プリンス・レイガー、罪な男やで。
    サーセイのヒステリーがどんどんつよくなっていっていっそかわいそう。
    アリアのところが面白そう。サンサがんばってほしい。
    グレイジョイのところは今後どんな関係がうまれるのか、様子見です。

  • 再読。
    最初に読んだ時は、訳者が代わった事によって
    固有名詞も大幅に変更になり戸惑ったものでしたが、、、
    過去作品も改訂新版にて読み直したので、
    ようやく違和感なく読めるようになりました^^;

    上巻だけで並みの文庫本2冊以上の分厚さですが、やはり面白さは半端ない!
    この巻では、クイーン・サーセイの視点から描かれているのが新鮮です。
    スターク家に肩入れしているであろう大半の読者にとっては、
    とにかくこの世界から退場して欲しい人物の一人ではあるんですが。
    弟ジェイミーは自分から離れていくし、息子のトメンは憎い嫁にとられるし、
    さらに敬愛する父もいなくなり、ティリオンにはしてやられるし。
    なんていうか踏んだり蹴ったりの散々な人生ですね…
    プリンス・レイガーに恋焦がれていた頃のサーセイは可愛かった(笑)

    サンサとアリアは全く別の方向へと進んでいっているけれど、
    どこにいても二人の性格が表れているようで面白いですね。
    サンサは、自分のいる場所で精一杯努力しようとする。
    アリアは、常に型にはまらない自由な行動をとる。
    二人ともどうか幸せになって欲しいと願うばかりです。

  • 面白かった。
    サーセイほんとムカつくわ〜

全13件中 1 - 10件を表示

乱鴉の饗宴 (上) (ハヤカワ文庫SF)のその他の作品

乱鴉の饗宴 上 (氷と炎の歌 4) 単行本 乱鴉の饗宴 上 (氷と炎の歌 4) ジョージ・R.R.マーティン
乱鴉の饗宴 (上) Kindle版 乱鴉の饗宴 (上) ジョージ・R.R.マーティン

ジョージ・R.R.マーティンの作品

乱鴉の饗宴 (上) (ハヤカワ文庫SF)を本棚に登録しているひと

ツイートする