航路(下) (ハヤカワ文庫SF)

制作 : 松尾たいこ  大森望 
  • 早川書房
4.16
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本棚登録 : 189
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150119157

感想・レビュー・書評

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  • こんなことになるなんて…
    どうしてウィリス作品の登場人物たちは人の話を聞かないんだろうか
    どんでん返しがいつくるかないつくるかなと淡い期待をして辛いけど最期まで読んだ
    喪失感
    はあ…

  • NDE(臨死体験)を研究対象としている二人の医師。擬似的にNDEと同じ現象をつくりだすことができるのではないかというところから、実験がとことんうまくいかずに苦しむ上巻から、下巻のラストへのめくるめく「衝撃」の展開。てゆーかあんた再読なんだから覚えておきなさいよってとこですが、ええ、まったく覚えていませんでした(^^;また泣きそうになってしもた……お得な頭だ。メイジーとジョアンナのお互いを想いあうところとか、それ以外のジョアンナが生きていく上で築いてきた関係が実を結んでいくところとか、たまらん。テーマから、どうしても「死」について考えさせられます。自分が死ぬときはどうかなあとか。おすすめです。ぜひ下巻まで。

  • 久々の再読で詳細忘れてたので、存分に楽しめた。作中に「タイタニックの教訓の一つは、船が沈む瀬戸際で大勢の人が自分よりも他人の命を救おうとしたということ」とあるが、この作品はまさにそこを踏襲している。出だしのどたばたコメディからこんな感動のフィナーレを迎えるなんて想像できないのも楽しいし、登場人物たちは類型的ではあるけど憎めないキャラばかり。また何年後かに再読しよう。

  • 上巻は第一部のスローな日常の反復描写のために、かなり時間がかかった。しかし第二部から、もっといえば下巻からはもう止まることはできなかった。もう、止まれるわけがなかった。そして着地、なんと見事か。

  • ジョアンナは薄皮を1枚1枚剥がすみたいに臨死体験の真相に近付いていく。迷路のような病院の構造に伝言ゲームみたいな留守電とポケベルでのやり取りが、あと少しで真相に手が届きそうで届かない状態と相まって読んでいるこちらも非常にもどかしい。そして、二部の終わりでの驚きの出来事の後は、結末が気になり読書をやめることができなくなりました。海外の作品は苦手という人も多いし、上下巻合わせると1300ページという長編なので誰にでもお勧めという訳には行きませんが、どちらも平気という方には是非読んでみて!と勧めたい作品です。

  • ヴィレッジブックスにて読みました。
    ハヤカワから復刊とのこと、喜ばしい。買います。
    人生のベスト3です。
    しばらく他の本読めませんでした。
    圧倒的な読後感。
    人に面白いよ、って話すのですが、内容全く伝わらない。もどかしい。

  • 面白かった。
    二日がかりで一気に読みました。
    臨死体験が薬によって再現できる、という設定の元に認知心理学者の主人公が擬似臨死体験のプロジェクトに参加することになるのですが、そのうち自身がその被験者となり、そこで行った先は何とあの歴史上有名なアノ場所だった!と分かるところで第一部が終了します。この辺りで上巻の半分強、ここまでは多少冗長な展開なところもありましたが、そこから先の上巻の終わり、そして衝撃的な第二部のくくりを経て最後へと続くところはまさにノンストップノベルという感じ!訳者があとがきで作者コニー・ウィリスは常々日本の宮部みゆきだと言っているのだが、と書いてますが、まったく同感です。衝撃的な展開が第二部で来るのでその後どうなるのか、とても気になって気になって読み進めて、最後も裏切られませんでした。(最後に「え〜?」という展開の小説もありますしねえ)

    医学ミステリやドラマぐらいの医薬品の名前や作用、アメリカのERの物騒さなど背景に忌避感がないのなら、読んできっと楽しめると思いますよ。久しぶりに海外翻訳物でアタリを引いた感じです。

  • 第二部の終了後、驚愕と衝撃と、これが夢オチなら三文小説だ!と思った。
    でも三部で粛々と話が進み、混乱と新たな謎に立ち向かって行く。
    メイジーには何度も涙腺を攻撃されました。
    ラストの58章は特にがつんとやられました。58章って!58!!

  • 前半の、ユーモアも交えつつ、あっちへ行ったりこっちで隠れたり、みたいなドタバタ劇も楽しかったけど、本下巻では、結構展開がスリリングになってくる。物語の核心に近付いていきつつ、でも本巻の中盤でまさかの主人公死亡事態が発生して、どうなるのかと思いきや、そこからは謎解きの面白さも加味しながら、感動の結末へ突き進む。主人公亡き後とはいえ、二章に一章は死後の世界における主人公の活躍が描かれるから喪失感はさほど無く、悲しみのカラーってよりは、むしろ次の世代に託された希望のカラーのイメージの方が強い。かなりの長編だったけど、翻訳の妙もあって、どんどん読み進められる良品でした。

  • 読み始めはなかなか中に入れず、、後半にかけて少しずつ入り込め最後にはきちんと着地できる。
    何度か、怪しいスピリチュアル系に入ってしまうのではと心配していたが、そんな事はない、人が人生の最後に脳内で駆け巡るものを医学的にも違和感なく受け入れられるぎりぎりなストーリー展開だと思う。
    厄介で、でも愛すべき人間にスポットを当て、キャラもしっかり描かれていて、構成もラストも読んでよかったと思える一冊。

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