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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784150119294
作品紹介・あらすじ
全知全能の世界で唯一予測不能な男を描く表題作他、超能力&サスペンスSF短篇を集成
感想・レビュー・書評
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断続的ひとりディック祭りも、SFマガジンの特集をもって世の中の流れに合流したか・・・
今回の短編集は、コミカルな雰囲気のものや比較的ストレートなSFが多かった。
やっぱりディックの魅力はパラノイア的「なんでこうなるの?!」な展開でしょー。
自らの妄想力を全開にして実態化させる能力ももつ異常者を超能力者と定義するディックは、現代においては異常なのであろうか?
異常者でなければ優れて創造的な人となるのでしょうが、異常と正常が紙一重の差というところを気づかせてしまうディックはやはり恐ろしい。
「不適応者」が印象深い。 -
『パーキー・パットの日々』と表題作の『変数人間』が良かった。
あとは何だかパットしないな…… -
PKDのSF短篇集。唐突で説明不足感の強い話が多々あり、映画を途中から観るようなしんどさがあった。PKDってこんな感じだったっけ?未来予知の不確定要素を巡る激アツな表題作のほか、慣用句を文字通りに捉えてビビる「あんな目はごめんだ」が気に入った。唇を奪う、って怖いよな。
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ディックは人間という種に可能性を見出していなかった,あるいは純粋に嫌いだったのだろうな,と思わせる,10編から成る短編集.他作品はディストピア全開の内容だが,本巻はいずれの作品もディストピアに至る前提となる人間の根本的に嫌な面を皮肉を込めて描いており,毒をそれ程強く感じないが,切り取られた人間性に読者は辟易しつつ自分を省みる.
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ステップフォードワイフを彷彿させるCM地獄など面白いものもあったが、やっぱりタイトルになってる変数人間がベスト。何故、これが映画化されずにペイチェックが映画化されたのか分からん。
それこそバーホーベン案件だし、スターシップトゥルーパーズより面白く撮れると思う。 -
超能力者の話が多いですね。表題作も良いのですが、最初の「パーキーパットの日々」が良かった。終末戦争後の荒廃した世界で、大人たちは平和だった過去に執着し、あるゲームに興じています。執着のしかたが異常なのでちょっと怖いです。
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映画「ペイチェック 消された記憶」の原作短篇を収録した短篇傑作選。前半の小品はフレドリック・ブラウンや星新一のショート・ショートを彷彿とさせる、シュールだったりシニカルな作風が続く。後半の三作が絶品。ストレートなタイトルの<超能力世界>はそのままアニメ化できそうな設定の面白さ、映像の華麗さが印象的。でかぶつや息子などのキャラクターが立っていて、ヒロインも魅力的なので個人的には本書で一番推し。映画化された<ペイチェック>はスリリングなサスペンス・アクション。途中である程度結末が見えるものの、読後感はよし。表題作<変数人間>は発想の面白さで唸らせるSF。終盤がやや強引にも思えるが、エンターテイメントとしてばっちり締めてくれた。これもそのうち映画化されそう。
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SF小説10篇。映画化された正統派SFミステリーが1篇ありこれが一番素直に楽しめた。他は中年達がこぞって人形すごろくに熱中していたりするシュールな作品が多く、これらの良さが分かる人がこの作者にハマるようだ。深読み出来る人向きなのかな。表題作は割と正統派だろうけれどその本質より設定の古臭さが先立ってしまった。途中から面倒になって読み飛ばしたのも2篇あるけど、それらの作品を推す人も多くいるようで。傑作選集と帯にある割に玉石混交な印象だったけれど、それだけ幅のある作品を書ける人というのが一般的な評価なのだろうね。
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派手さは片鱗のみ、実はテーマいつも同じなのね
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ディックのSF短編集.正直SFは苦手だったのですが,この本を機にSFを面白く感じるようになりました.どの短編も面白いです.
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技術屋は強い(確信)
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割とSFっぽくて面白かった(パーキーパッド以外)。ディックと言えば放射能灰だらけの陰鬱な世界と言う印象だが、これに収録されてるのはそこまで鬱々としていない。神林長平の短編を思い起こさせる様な、まさにSFな短編集。読んだら「ディックって哲学SF以外にもちゃんとしたSF書けたんだ」とビックリする事でしょう。変数人間が表題作だから、映画化でも決まったのかと思ったがそんな事も無いらしい
フィリップ・K.ディックの作品
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