輪廻の蛇 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房
3.29
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本棚登録 : 184
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150119898

作品紹介・あらすじ

酒場を訪れた男が語った奇妙な身の上と、背後にある驚愕の真実とは。究極のタイム・パラドックスを扱った表題作ほか6中短篇を収録する傑作集

感想・レビュー・書評

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  • 6話の短編集。タイトルの輪廻の蛇も含めて全く面白くなかった。買わなきゃよかった。自分で自分を追い続ける話で新鮮味もなし。他の話もイマイチ。

  • 古臭と言えばそうだけれど、当時の雰囲気が全編に溢れ、読み終えた後にはノスタルジックな気分になっていました。特につむじ風のキトンが良かった。

  • 「輪廻の蛇」の映画化をきっかけに、久々に復刊された巨匠・ハインラインの短編集。収録作はこちら。

    「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」矢野徹訳
    「象を売る男」井上一夫訳
    「輪廻の蛇」井上一夫訳
    「かれら」福島正実訳
    「わが美しき町」吉田誠一訳
    「歪んだ家」吉田誠一訳

    ハインラインらしくないな、というのが第一印象。ストレートなSFとして評価できる作品よりも、幻想文学寄りの作品が多いです。
    半分以上の分量を占める中編「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」は、まさに幻想文学であって、SFではないと鴨は評価します。面白いか?という視点からは間違いなく面白いんですけど、SFではないなー、と。他にも、限りなくブラッドベリっぽかったりブラウンっぽかったりする作品が多くて、よくも悪くも古い作品集だなという感じです。

    表題作「輪廻の蛇」は、タイム・パラドックスものSFとしては完璧な出来なんですが、そもそもどうしてこういう状況に陥った?という説明がなく、ツメがイマイチな感じ。翻訳の古臭さもちょっと気になります。新訳希望!

    • 1017zzさん
      新訳ではありませんが自分勝手な輪廻の蛇の世界を築いてみました。
      http://ameblo.jp/1017-zz/theme-100927...
      新訳ではありませんが自分勝手な輪廻の蛇の世界を築いてみました。
      http://ameblo.jp/1017-zz/theme-10092715314.html
      2017/01/15
  • SFの巨匠ハインラインが描く6つの短編を収録した傑作集でございます。表題作である「輪廻の蛇」が、「プリデスティネーション」というタイトルで映画化されると聞いて読んでみることに。ちなみに主演はイーサン・ホークだそうです。楽しみ。
    表題作は、酒場を訪れた青年がおもむろに「オレがまだ小さな娘だったころ…」と奇妙な身の上話を切り出すところから始まるタイム・パラドックスもの。最近では珍しくもないテンプレートとはいえ、その原点にして傑作であると思いますわ。
    ただねぇ…圧倒的に和訳がドイヒーなのが難点。古いだけでなく、内容もかなり残念な仕上がりでして。直訳すぎるとか誤訳があるとかそういうレベルを超えて、日本語がダメなんですよ。作品が良いだけに、読みづらすぎて泣きそうでした。

  • この物語をどう映画にするのか!?と興味わく表題作。
    「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」と「かれら」
    が、不安定で不気味な普通と違う人間の世界。
    「象を売る男」と「わが美しき町」
    が、さわやかな夢のある物語。
    「輪廻の蛇」と「歪んだ家」がSF的アイディア。
    (いつかは『時の門』も読んでみたい)
    最初の2作を読みながらレイ・ブラッドベリ、
    シオドア・スタージョンの香り?と感じていたら、
    あながち間違いでもないよう。

  • 巨匠ハインラインの短篇集。まったく知らなかったのだが、この文庫は映画化による復刊らしい。
    本書の大半を占めるのは、中篇『ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業』で、表題作『輪廻の蛇』を含む5篇が短篇となる。
    あまり良い読者でなかった自分が言うのも何だが、ハインライン作品の中ではややカラーが違うものが揃っているように思う。『夏への扉』のイメージが強すぎるのだろうか……。

  • 2015/01/28 ハインラインの傑作集。1982年に刊行されたハヤカワ文庫SF「ハインライン傑作集② 輪廻の蛇」の新装版。品切れだったものが原作映画の公開に合わせて復刊。たぶん未読だったと思う。

  • 印象に残ったのは「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」と「輪廻の蛇」。

    「ホーグ氏……」は1942年、「輪廻の蛇」は1958年と知り、読んだ後、60~80年ぐらい前にこのようなことを考えていた人間がいたという事実にまず驚く。

    「ホーグ氏……」は、自分の職業を知るために自ら探偵を雇って調査を依頼し、紆余曲折ののち真相は……となるのだが、印象的なのは探偵が鏡に引き込まれて詰問されるシーン。なぜか米ドラマ「ツイン・ピークス」の赤い部屋がイメージされた。奇妙で独特な雰囲気はむしろこちらが強いかもと感じた。

    「輪廻の蛇」は、本当に短い短編。
    にもかかわらず、タイムパラドックス、両性具有(雌雄同体)、自分との性交渉、自分自身の出産などありとあらゆる摩訶不思議を詰め込みまくりで、巡り巡る生の循環はまさにDNAの二重らせんそのもの。
    最後まで読んで、「ん?」とページを戻って読みたくなる話。

    個人的にはどちらのラストも楽しめました。

  • きっかけ:「プレディスティネーション」の原作とのことで。

    全体的に楽しめた!

  • 「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」
    「象を売る男」★★
    「輪廻の蛇」★★★
    「かれら」
    「わが美しき町」
    「歪んだ家」

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