テラナー (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2015年7月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784150120160

作品紹介・あらすじ

オービターの自由を求めるパプリエスタルと総司令官シャカンは対立の度を深めていた!

みんなの感想まとめ

壮大な宇宙の物語が織りなす、自由を求める者たちの対立が描かれています。シリーズの節目となる500巻では、長年のファンにとって感慨深い瞬間が訪れ、物語の進行に対する期待感が高まります。前半はテラへの帰還...

感想・レビュー・書評

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  • ・999話「帰郷」H.G.フランシス著
     Heimkehr
     H.G.Francis
     Dienstag, 14. Oktober 1980
    「宇宙の城サイクル」(450巻901話-500巻999話、西暦3,586-3,587年)の最終話である。
    2017年4月に電子版で文庫の10巻分を読んだばかりの時、西暦3,587年の本話≪バジス≫の地球帰還について、これまでの背景が登場人物たちの会話に出てきてもちんぷんかんぷんだった。今回再読したが、電子版で文庫の49巻分、文庫で400から409巻、500から593巻まで読んだ状態でも、よく分からなかった。

    マルタッポン基地にいるオービターのロカル・パプリエスタルが自分たちの役目が終わったことで、待機し続けて生涯が終わる状況に疑問を感じ始めた。そして基地の外に出たい欲求が高まり、仲間たちからも支持された。司令官シャカンと敵対した最中に≪バジス≫が現れた。
    ローダンはオービターを管理するジェン・サリクという「深淵の騎士」に会うために基地にやってきた。ジェンの短い描写から、なんとなく胡散臭く感じた。なおローダンの発するオーラから、ローダンも騎士であるとオービターたちから認識された。

    基地を離れ、地球周回上に入った時、ローダンが荷造りを始めようとしたとき、グッキー、フェルマー・ロイド、ブリー、イルミナ・コチストワ、アラスカ・シェーデレーア、ジェント・カンタル、デメテルが地球到着前に解決しておきたい相談をしにそれぞれ現れたとあった。面白いが名前の列挙だけだった。
    そしてローダンの金庫から、リバルド・コレッロの細胞活性装置が無くなっていることが分かり、大捜査が行われた。上記の者たちが盗み出す理由はない。しかし見つからないまま、捜索の話は出てこなくなった。後で真実が明らかになるのだろうが、重要人物として登場したジェン・サリクが関係しているのではないかと思った。それにしてもオービターのシャカンしかローダンの部屋に入っていない(グッキーがジャンプして基地から連れてきた)のに、どうやって活性装置を盗んだのだろう?
    ローダンの息子ロワ・ダントンがデメテル(年齢不明と明記)と結婚したいと言ってきたとき、不死者とそうでない者の結婚の悲惨さをローダンの経験から説いたが、息子は受け入れなかった。とても深い悩みだと思う。

    ≪バジス≫の遠征には成功と弊害があった。
    自由テラナー連盟(LFT)主席テラナーのジュリアン・テフラーに、成果や経緯を話す中で、次の脅威は”それ”が戦っている“セト=アポフィス”だとローダンは伝えた。ローダンは12月31日深夜に世界に向けて演説することになった。
    弊害の話しとして、製造プログラマーのバート・キャロウが登場していた。船内の作業に忙しくて、≪バジス≫に載っていながら出来事や功績についてほとんど知らなかった。バートが帰宅した時の家族からの冷たいあしらいを、グッキーが救ってくれたラストはほろりとさせてくれた。
    (2017.4.5読了、2025.10.2再読)


    ・1,000話「テラナー」ウィリアム・フォルツ著
     Der Terraner
     William Voltz
     Dienstag, 21. Oktober 1980
    「宇宙ハンザサイクル」(500巻1,000話-550巻1,099話、NGZ1-426年)の第1話目である。
    10個の「グラフィティ」という短い挿話の合間に本編がある。グラフィティでは残忍な人物が描かれていて、それもテラナーと結ばれている。最後は希望の人ローダン、もちろんテラナーである。変わった構成だ。
    本編は、過去に超越知性体”それ”が探した細胞活性装置を渡す候補者2名について、次にこれまでのあらすじ、そしてローダンの決意の流れになっている。本話にダイナミックな展開はない。

    何世代にも及ぶ宇宙船による探査の結果、アトランとローダンを発見した。その探査者はそれぞれ別の異星人種族で、発見の通報直後に悲劇的な死を遂げた(ガルマン人がアトランを、ドルイス人がローダンを発見)。万単位の年月の探査だったに違いなく、それぞれの異星人種族も滅亡したのかもしれない。また他の種族も探査していたに違いない。
    アトランは地球でドルーフとの戦いの最中だったようだ。一方ローダンは幼少時で、ちょうどカール叔父のところで過ごしていた。
    第8巻あたりの、ヴェガ星系でローダンが発見した暗号を“それ”が仕込むところも描かれていた。アトランやローダンの探索や発見といい、あとで登場するカルフェシュがローダンに会っていたことといい、後付け感がある。

    あらすじは、第1話からのものでボリュームがある。「ローダン・ハンドブック1,2」には書かれていない内容もあるため、便利だと思う。

    ローダンは不死について悩んでいて、“それ”からエデンIIに呼ばれた。“それ”に吸収されたタコ・カクタが案内人としてプロジェクションで登場した。気に入っていたキャラクターだったからとても懐かしかった。
    またソルゴル人カルフェシュもプロジェクションで登場した。候補者を探すに際し、コスモクラートの代理人ティリクから指示されて、カルフェシュは細胞活性装置のメモリングを“それ”に届けた。その後吸収されたようだ。少年ローダンが発見された時、カルフェシュはローダンの腕に鉤爪で触れていたので、1,600年以上ぶりの対面となった。
    “それ”からの説明で、鬱々とするローダンは次の挑戦へ静かに駆り立てられていった。“それ”が戦っているネガティブな超越知性体“セト=アポフィス”と戦うため、銀河系全種族と“宇宙ハンザ”という商業システムを設立せよという指示だ。私には商業システムがどのように戦うのかイメージできなかった。

    カルフェシュと地球に戻ったローダンは、ブリーやジュリアン・テフラーなど主だった面々に、西暦3,588年1月、宇宙ハンザ元年を宣言した。
    (2017.4.6読了、2025.12.5再読)

    ※2017年購入@新宿紀伊国屋書店?
     2025.11.27再読開始
     12.2 999話読了、12.5 1,000話読了

  • ローダンシリーズ500
    遂に500巻まで来ました、大学の時に50巻で中断、2000年に200巻で中断、今回3年ほどで300巻読みましたが当分中断します
    表紙   5点工藤 稜   嶋田 洋一訳
    展開   5点1980年著作
    文章   5点
    内容 500点
    合計 515点

  • 前半はまあテラへの帰還の途中での話であり、特に盛り上がり無し。後半は1000話目の節目の話で、とうとうそれとローダンとの物質の彼岸とはの説明と、今後のローダン達の行く方向性を指示される。それにより西暦から宇宙歴への切り替わり。
    まあ、SFでは良くある話だ。無事に500巻まで来たと言うところで感慨深いな。 読み始めたのは二十歳の頃なので34年前・・・始めた頃には既に100巻だったけど。34年で400巻とは結構最近はスピードアップしている。
    死ぬまでには終わらないね。

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