- Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150120207
作品紹介・あらすじ
オックスフォード大の史学生三人は灯火管制下にある第二次大戦中ロンドンへ向かう……
感想・レビュー・書評
-
待ちに待った文庫本化。
2060年はあいかわらずドタバタしているが、
トイレットペーパ入手に奔走したり、
ハンドベルを一員に加えられたり、
巻き込まれてもどこか飄々とマイペースな
「彼」がいないのが残念。
1940年は学生たちが、それぞれにトラブルに
巻き込まれ思い通りにいかない状況を
どうにか打破しようと奮闘するが
本人たちの目的は無視されどこに向かうかわからない。
別の1940年代も登場するが、下巻の目次をみると
1940年のみで、2060年教授の謎や、
全てが解決するのか?と思っていたが、
そうそう、この作品はオールクリアとあわせて
ひとつだった。まずは4分の1、この勢いで
すぐに半分は読み終わりそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オックスフォードの史学生たちが過去にタイムトリップして歴史を体験しにいき、思いもかけないトラブルに巻き込まれる、シリーズ第三部。
一作目の『ドゥームズデイ・ブック』では主人公がペストの蔓延する中世イギリスの小さな村から帰れなくなったけれど、今回は第二次世界大戦下のイギリスに向かった3人の主人公たちのバタバタが入れ替わり立ち替わり描かれる。
コニー・ウィリスあるあるだけど、今作もなくても良いくだりとか無くても良い会話がえんえん続き、鬱陶しいのに何故か読んでしまう。「冗長」であることを武器にした稀有な作家よね。
めっちゃ長い!のを頑張って読み切ったら、物語が終わらず、なんと次作『オール・クリア』に続くのだった、、、 -
とりとめのない群像劇なので散漫に思えて半ばを過ぎるまで全く読むのに身が入らなかったのですが、読み進めればある程度登場人物に親しみを覚えるものですね。でも全く物語をどこに着地させたいのかわかりません。そして下巻が本屋を梯子しても売ってない。ネットか取り寄せかな。
-
時間遡行技術が確立されて以来、オックスフォード大学史学部では学生たちが研究対象の時代に赴いて現地調査を行なってきた。そして2060年、第二次大戦中のイギリスへ史学生三人が送りだされる。だが、ロンドン大空襲で灯火管制(ブラックアウト)下にある市民生活を体験するポリーをはじめ、三人は現地で思わぬ事態に巻き込まれ…続篇『オール・クリア』とともにヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞の三冠に輝く傑作。
-
2020/4/13購入
-
夏休みに読もうと思って本屋さんを何軒か探してやっと見つけた本なんだけれど、ずっと読んでなくてこの季節になって読み始めてみたらなんか面白くなかった。いずれ読む機会もあるだろうと思って本棚に収納しておくことにした。でもたぶん読まないだろうな。
-
オールクリアまで含めて一つの話。
山田風太郎(特に明治物)に共通する楽しさがある。 -
面白いけど、ひたすら長い。しばらくオールクリアにはとりかかれなそう…
-
面白いなぁ。
このシリーズは大好き。
ちょっとした齟齬が、ハラハラドキドキを生む構成。
凄い。
なんの関係もなさそうな絡みが、後で効いてくる。