宇宙ハンザ (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-504 宇宙英雄ローダン・シリーズ 504)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150120269

作品紹介・あらすじ

新銀河暦(NGZ)424年。テラで設立された汎銀河組織の宇宙ハンザは、交易という公式任務のかたわら、"それ"に敵対する超越知性体セト=アポフィスとひそかに戦っていた。ある日、宇宙ハンザ所属の船"キルト"が、ヴェガ星系で未知物体を発見する。宇宙船の残骸のようだが、正体はわからない。近づこうとしても、謎のメンタル・バリアに阻まれるのだ。知らせをうけたローダンとミュータントたちは調査に乗りだすが!?

感想・レビュー・書評

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  • ・1007話:宇宙ハンザ
    プロローグNGZ424年(西暦4011年)8月12日の後、宇宙ハンザの組織の説明が延々と続く。これは付箋を付けておかなくては。新しい設定も大変である。
    宇宙ハンザのコグ船(全長110m)《キルト》から、ヴェガ星系で未知物体の発見の連絡を受け、ローダンは、フェルマー・ロイド、ラス・ツバイ、グッキーと向かった。
    ヴェガ星系とは5巻ぶりで、何と久しぶりなことか(まだ電子書籍で13巻過ぎ読んでいるので)。
    人によって位置が異なるメンタル・バリアがあり、調査の結果、論理的基本態度が悪い者が最も近づけることが分かった。
    とても面白い設定で、プロローグに出てきた犯罪者ロバート・W・G・エールツを送り込むことになった。登場人物もイライラするほどの物言いの男だが、バリアを越えて重巡洋艦に入り異星人を発見した。
    異星人キウープは記憶を失っているが、地球でヴィールスの研究をし始めた。不思議な存在で今後どんな役割をするのか。
    エピローグで、エールツの犯罪者ぶりが生まれつきではないエピソードが出てきて、とても怪しい。

    ・1008話:コンピュータ、発狂す
    ディルト人のベリーブルー(ミミ)の不思議な特徴から始まる。色の表示でコンタクトする様子の描写が想像出来ず、全くファンタジーだ。読み進めていくと、ペンギンの姿にサルの顔という、格好は愛らしい存在だと分かる。
    コンピュータシステムが崩壊しかけているマルディグラで、原住民であるミミがヒュプノ学習装置で知識を得た。
    ポジトロニクスのアルバートによる崩壊の現象は、NGZ424年(西暦4011年)8月8日から始まった。個々の現象に対するアルバートの説明に、当事者は頭にくるだろう。
    コンピュータの悪性セルが癌細胞のように広がる様子を発見した、ジョスト・ガヴァナーら科学者と、ハンザ会計士のクレド・ハーヴェンはアルバートから逃れることができた。
    クレドはセト=アポフィスの仕業と考えており、やっと500巻からの主題に入る。
    ・・・というもの。・・・ということ。の表現に違和感あり、これが流行なのか?
    (2017.5.30読了)

  • ローダンがやっと登場。 宇宙ハンザの仕組みの紹介があった。そこで早速事件発生。宇宙船の発見から、確認に戸惑いながらも、解決したが別のところで事件発生やっと展開してきたところで次へ。 最初の501から503までの話はどうつながる?まあ大きな展開で動いているのでいずれつながるでしょうと言うことで。

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