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Amazon.co.jp ・本 (624ページ) / ISBN・EAN: 9784150120399
作品紹介・あらすじ
ダンワージー教授は、危機に陥った史学生三人を救出しにきてくれるのか……『ブラックアウト』『オール・クリア』二部作完結篇。
みんなの感想まとめ
歴史の中での人間の意思や選択がテーマとなり、航時史学生たちの過去からの帰還を描いた物語は、感情の波を引き起こします。長編の中で登場人物への思い入れが深まり、彼らの苦悩や葛藤を通じて、愛や犠牲の本質につ...
感想・レビュー・書評
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歴史には意思がある?!
航時史学生3人が過去から戻れなくなったのは、歴史改変を防ぐための歴史連続体の防衛機構か、それとも...。そして、3人は現在に戻ることができたのか?
長さは力ですね。(決していい意味で言っているのではないですが。)ここまで長いと登場人物への思い入れも一層強くなります。最後は、3人がこれまで辿ってきた(これから辿る)道のりを思い、涙をこらえて読んでいました。
「自分がいたい場所にいて、自分がしたいことをしている。愛する人や愛するもののために何かをすることは、犠牲なんかじゃない。たとえその代償が、自由や生命や若さだったとしても」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
通し読み3回目です。
あまりにも長いので新書版のオールクリアの下巻部分だけ読みました。ラストに向かって全てが収斂していく様は何回読んでも爽快ですね。
久々に「ブラックアウト」も読んでみたくなってしまう、魔法のような小説です。 -
こんなだらだら長く続いてきてこの結末なんですね(この結末だからこの長さなのだろうけど)。Not for me でした。タイトル違いで続巻の本にはちゃんと続き物だってわかるように表記して下さい。ブラックアウトを手に取ったことを後悔しています。文字は多い方がいいと思ってるし本は分厚い方がうれしいですが、長かったことを鬱陶しいと思った初めての本です。
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1940年から戻れなくなった三人の史学生。マイクは記者として、ポリーは売り子と劇団の稽古、アイリーンは恐るべき悪童ホドビン姉弟との日々のかたわら、彼らは未来に帰れない理由を探し求めていた。時空連続体と降下点に何かが起きたのか、助けに来るはずのダンワージー教授とコリンは?三人は歴史を変えてしまったのか、英国はヒトラーとの戦争に負けてしまうのか?女王ウィリス史上最長の物語、激動と感動の完結篇。
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前作『ブラックアウト』を読んでからでないと手にしてはいけません!
ああ、この胸を締め付けられるようなパニック感がすさまじい。読んでいる間中、自分がいつの時代のどこにいるのかが分からなくなってしまっていた。それくらい作品に没入してしまうのだ。あまりにも面白かった。
オールクリア。
オールクリアなんだ、これで。
くそう。
……大傑作ではないか。(上下巻共通感想) -
ブラックアウト上下巻から続くシリーズの完結巻。
オール・クリア上巻でも帰還の道筋が全く見えないのでどうなるのかと思ったけど、下巻から期待通りの疾走感で読むのを辞められなかった!
アイリーンが素敵すぎる -
オックスフォード大学史学部の長編三部作がとても好き。一作目は悲劇、二作目は喜劇と同じタイムスリップという題材を全く別の作品にできるコニーウィリスは天才だと思う。
この三作目は喜劇であり悲劇でありSFでありミステリーだ。
暗喩として用いられているシェークスピアのテンペストのように第二次大戦中のイギリスという空間の中に閉じ込めらた主人公たちが何が起きているのかをアガサクリスティのミステリーのように解き明かそうとする。主人公たちはそれぞれがそれぞれの役割を果たすことで、なんとか元の世界に戻ろうとする。周囲の大戦中のイギリス市民の様子も丁寧に描いている。
出てくる人物の数が多い上に、名前を時代に合わせた偽名にしたり、戦時の偽装工作として偽名にしたり、あだ名だったりと、どれが誰?となりながらも、長い作品にちゃんとついていくと最後には全て明らかになります。
オールクリア下の後半の怒涛の種明かしは最高の読書体験です。
作中に出てくるセントポール大聖堂の『夜の光』のように読むたびに印象の変わる作品です。 -
とにかく長い。ほとんど何も起きないブラックアウト上で挫折しそうになり、謎ばかりで何も解決しないブラックアウト下で止められなくなり、オールクリア上下は一気に読み切った。尻上がりに面白くなり、最後はすべてのピースがハマる爽快感と感動でエンド。
とにかく場面ごとに謎が提示され、ヒントが現れ、答え(っぽいもの)が見えたと思ったら、次の謎が現れ・・・という展開が上手すぎる。
最後のオチも最高だった。 -
「これは喜劇か、それとも悲劇?」
読み終わった。読み終わってしまった。
もう、ポリーやアイリーン、マイクル
そして、ダンワージー先生にもコリンにも
フィンチ君にも会えなくなってしまう
かもしれないのに。
遭難者が一人増えて、なんの糸口も見えない、
それ以上に最悪の仮設、
1995年という新しい舞台まで加わって、
(もちろん、誰かは帰還できるラストと思いながら)
どう着陸するんだ、と思っていたが
(個人的には)第59章から、甘く切なく、誇り高い
名場面のオンパレードで、フィナーレへの一本道。
サー・ゴドフリーとの場面は、女性サイドでも
男性サイドでも、自然と胸が詰まり涙が浮かんだ。
とにかく長い(厚い)。
思い込み、前のめりの登場人物、
思い出してくれないヤキモキや、
悪気はないが絡んで
マシンガントークで邪魔してくれる人、
かき混ぜるための存在、ホドビン姉弟。
物語が進むのか、ただの引き伸ばしか、
と感じることがあるかもしれないけど、
当時の人も、それと知らず、学生も不屈の精神が
歴史の中で自分の役割を果たす、善き行動、
なんでもない個人の人生が歴史を形作る
という前向きな世界をを感じさせてくれた。
コニー・ウィリスの作品
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